レビュー
投稿日2017.10.04

色彩美と戦略性が詰まったピンボール
ピンボールを新世代にアップグレードすることをテーマに、従来の遊びかたにさまざまなチャレンジ要素と、視覚を刺激するカラフルでスピード感ある仕掛けが詰め込まれた『INKS』。
BAFTA賞を受賞したパズルアドベンチャー『Lumino City』を手掛けたデベロッパーによる最新作はその期待を裏切らない、やり込み要素が詰まった美しく独創的なピンボールだ。
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●色彩豊かでアーティスティックなピンボール
●多彩なギミックが仕掛けられた5つの世界
▼『Lumino City』参考記事
【新作】実物の紙やモーターなどで再現されたミニチュア世界で謎解きパズルに挑戦
色彩豊かでアーティスティックなピンボール
左右のフリッパーでボールを弾くピンボール操作をそのままに、本作ではテーブル上に配色されたすべてのカラーパネルにボールをぶつけ、色とりどりに染めていくのが最大の目的だ。
ボールの軌跡がテーブル上に残されるので、それを参考に角度を調整しながら狙い撃つこともできるぞ。
ボールには金、銀、銅、黒とカラーがあってミスするごとにグレードが低下。
すべてのカラーパネルに触れると、フリッパーの上部にゴールであるホールが開かれ、そこに向かってボールが吸い込まれてステージクリアーとなる。
なお、本作には時間制限がなく、プレイヤーのペースで作戦を練ることができる。
ボールのグレードも黒になればそれ以上下がることはないので、最初のうちは成績を気にせず各ステージの攻略法をゆっくり考えていくといいぞ。
多彩なギミックが仕掛けられた5つの世界
本作にはDAWN、MELODY、CAMPFIREなどテーマを持った5つの世界がある。
段階ごとに難易度が上がっていくのだが、その大きなポイントになっているのが各世界に仕掛けられたギミックの存在だ。
ピンボールと言えば触れたものを跳ね返す装置はもちろん、ボールを吸収してグレードを下げるブラックホールらしきものや、穴から穴へとワープする特殊なものなど、あっと驚くギミックがたくさんあるぞ。
5つの世界は自由に行き来でき、好きなステージにチャレンジすることができるので、上から順番に攻略したり、得意なステージから優先して渡り歩くのもいい。
古きよきアナログゲームという印象が強いピンボールをキャンパスに見立て、カラフルにペイントしていく色彩美を思う存分楽しめる。
芸術の秋のいまだからこそオススメしたいユニークな作品だぞ!!
P.N.深津庵
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角満&中目黒のこれ、知ってる?
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編集長!これ、どうでしょう!?