レビュー
投稿日2018.01.09

ひたすらに強さの先を目指せ!
お正月休みも終わり、また新たな日常が始まるこの季節。のんびりした気分が抜けてくると、ゲームもより“ハードで熱いもの”が楽しみたくなってくるはず。
そんなときにオススメなのが、ガンバリオンより配信中の剣戟アクションゲーム『修羅道』。美麗なグラフィックで1対1の真剣勝負が楽しめる本作の見どころを紹介していこう。
![]() |
●美麗なグラフィックの剣戟アクション
●簡単操作の読み合いがアツい!
●個性豊かな80種以上の武器
美麗なグラフィックの剣戟アクション
このゲームの舞台は人斬りの堕ちる地獄、“修羅道”。
プレイヤーはこの地獄に落ちた魂となり、修羅の道の果てを目指して、行く手を阻む敵との戦いを何度も繰り返していく。
ゲームは戦闘パートと移動パートに分かれており、移動パートは基本的にオートで進行。
途中で強敵の待つショートカットルートへの分岐が用意されていることもあるが、基本的には一本道となっている。
一本道を進み、敵に遭遇すると、互いに武器を構え戦闘開始。1対1の戦闘がくり広げられる。戦闘に勝利すれば先へ進むことができ、敗北すると最初からやり直しとなる。ひたすら勝ち続けて上の階層へと登っていき、地獄の果てへとたどり着くことがゲームの目標だ。
シンプルなゲーム性を引き立てているのは、ハイクオリティなグラフィックで描かれた地獄と敵キャラクターたち。美しくも殺風景な地獄の景色と、肉体が滅び魂だけになっても戦いを続ける“戦人”たちの姿は、戦いだけをひたすらに続ける本作のゲーム性と非常にマッチしている。
プレイをくり返すうちにいつしかこのハードな世界観にも愛着が湧いてきてしまう、不思議な魅力を持ったゲームとなっている。
簡単操作の読み合いがアツい!
難しいコマンド入力などを必要とせず、誰でも気軽に楽しめる操作性も本作の魅力のひとつ。
戦闘時の操作は、画面の右側をタップすると攻撃、左側をタップで防御という非常にシンプルなもの。
これに加えて画面の右側を長押しで強力な溜め攻撃、2本指タップで武器ごとに固有の“剣技”が発動可能だ。
とは言え、適当にタップしているだけでは勝てないのが『修羅道』のおもしろいところ。
本作では体力ゲージのほかに攻撃やガードのたびに減少し、時間経過で回復していく“スタミナゲージ”が用意されており、これをいかにマネジメントしていくかが肝。
やみくもに攻撃をしていると、相手にスキができてもタイミングが悪く攻撃できなかったり、防御を多用しているとよろけてしまって大技を食らってしまうことも。
強さを磨き続ける武芸者になった気分で、相手の一挙手一投足に集中しながら駆け引きを楽しむのが大切だ。
しかしいかに修羅の道とはいえ、休みなしに連戦していてはすぐに力尽きてしまうもの。そこで役立つのが、道中に点在している“鬼火”だ。
鬼火はタップすることで入手できるアイテムで、一定時間ごとに色が変化する。青いときにタップすると体力回復、黄色のときにタップすると“霊片”というゲーム内通貨が獲得可能だ。
タップするタイミングでどちらを獲得するか選ぶことができるため、いま必要なのは体力か霊片か、という見極めが重要。
先の階層へと進むためには、この鬼火回収が重要な役割を担う。移動パートも含めて、すべてが戦いに必要な真剣勝負の場となっている。
個性豊かな80種以上の武器
負けたら最初からやり直しというなんともシビアなゲームだが、本作にもくり返しプレイして蓄積していく要素が存在する。それが武器の収集と強化だ。
本作に登場する武器の数は80種類以上。刀や斧などさまざまなタイプの武器が存在し、それぞれに攻撃力や防御力が設定されている。
さらには攻撃モーションや使用可能な剣技の性能、武器属性も大幅に変化するため、武器選びは勝利に直結する重要な要素となっている。
武器は敵を倒した際に入手できる“葛篭”を開けると入手でき、1度手に入れた武器は、敵に敗北しても失うことはない。戦闘をくり返し、強力な武器の獲得を目指そう。
武器は霊片を消費することで、最大5段階まで強化できる。最大まで強化した武器は、上級の武器へと“昇位”させることも可能だ。
昇位を行う際には、大量の霊片と、ほかの武器を解体して得られる素材アイテムが必要になる。
道中で倒れて第1階層からやり直す場合、それまでに得た霊片は失ってしまうが、武器の強化段階は変化しないので、はじめのうちは、霊片が揃ったものからどんどん強化を施していくといいだろう。
入手した武器をコツコツと強化し、素材を集めて昇位させ、修羅の道のさらなる先を目指そう。
強さを求める男の美学を楽しめ!
このゲーム、戦闘の読み合いがとにかくおもしろい!戦闘システムがシンプルゆえに実力がハッキリと反映されるため、勝利時の喜びはひとしお。
逆に敗北時の悔しさも、スタート地点に戻されてもついついもう1度リベンジしたくなる、不思議な中毒性を持っている。
武器を集める楽しみもあり、コツコツ続けていれば勝てるようになるのもうれしいところ。男同士のアツい戦いを楽しみたい人は、ぜひともプレイしてみてほしい作品だ。