本田翼が作るゲーム『にょろっこ』とは一体どんなゲーム?実際にプレイしてみた
投稿日 2021.06.08
少年時代にかえって遊べるノスタルジックなPvPゲーム!
フォワードワークスより2021年6月8日にリリースされたサバイバルアクションゲーム『にょろっこ』。本作はプレイヤーが6対2に分かれて戦う、非対称型の対戦サバイバルアクションゲームとなっている。
女優の本田翼さんが製作総指揮を務めることで注目を集めている本作だが、まだまだ情報も少なく、ゲーム内容について気になっている人も多いハズ。
今回は開発中のアプリを使った体験会に参加する機会が得られたので、本作を実際にプレイしてわかった細かなプレイフィールについて紹介する。
ゲーム概要
最初に、本作のゲーム概要と各チームごとのゲームの流れについて解説しておこう。
本作は2対6に分かれて対戦する非対称型PvPゲーム。プレイヤーは人間チーム“キーパーズ”、天使チーム“ビジター”のいずれかに所属し、それぞれの勝利条件達成を目指して10分間のバトルをくり広げていく。
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『Dead by Daylight』や『IdentityV 第五人格』などホラー系作品の印象が強いジャンルだが、本作で登場するのは3等身の可愛らしいキャラクターたち。バトルの舞台となるステージや、ホーム画面には望郷を思わせるような昭和モチーフの風景が多く登場する。
かわいらしくもどこかノスタルジックなこのキャラクターデザインは、本田翼さんが自ら手がけているとのこと。
ホラーやハードな世界観が苦手な人でも手に取りやすい、カジュアルな手触りのPvPゲームとなっている。
基本的なゲームの流れ~キーパーズ編
続いては実際のゲームの流れを各チームごとに紹介していこう。
“キーパーズ”は人間6人によるチーム。基本的に攻撃手段はなく、地上を逃げ回りながら勝利条件を目指す形となる。
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キーパーズの勝利条件は、ステージ上に点在する9つの“鐘”をすべて鳴らすこと。
“鐘”を見つけたら、近づいて手のアイコンをタップすると操作キャラクターが鐘を鳴らし始める。
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鐘を鳴らし始めると、数字を指定された順番にタップするミニゲームがスタート。これに3回成功したところ、その鐘を鳴らし終えることができた。
ミスしてしまうと1回分失敗となり、鳴らし終わるまで余計に時間がかかってしまう。スピードだけでなく落ち着きも重要だ。
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基本的なゲームの流れ~ビジター編
“ビジター”は天使ちゃんやゾンビなどを操って戦う2人チーム。ビジターは鐘を10分間守り切るか、人間6人をすべて戦闘不能にすることで勝利となる。
数で劣るビジターだが、そのぶん1対1では圧倒的に有利。空中からの遠距離攻撃でキーパーズを攻撃できる。
また回数に限りはあるが、コショウをふりまいてキーパーズの位置を探ることも可能だ。
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ビジターには天使ちゃんのほかにも、地上での移動速度が速いゾンビ、空中での移動速度が速い蚊、与えるダメージが大きく上下移動が早い座敷童など、複数のバリエーションが存在する。
チームメンバーが少ないぶん、うまく協力してキーパーズを追い詰めていこう。
実際にプレイしてみた感想は?
基本的な流れを紹介したところで、実際のプレイの流れについても紹介していこう。
今回はキーパーズとして体験会に参加。舞台となる“となり町”マップは、大きな広場や神社が存在し、高低差の多いステージとなっていた。
序盤は数の多いキーパーズが優勢な展開。ステージの広さもあってビジターの目が届かない範囲が多く、サクサクと鐘を鳴らしていくことができた。
とはいえひとたびビジターに出会うと、圧倒的に不利な展開に。
離れた場所から銃撃できるビジターに対し、取れる手段は回避のみ。一定時間加速できるダッシュで距離を離したり、地形を利用して物陰に隠れたりしながら、味方が注意を逸らしてくれるのを待つ必要がある。
そんな戦況を動かすための手段として、キーパーズはアイテムを利用することが可能だ。
アイテムはステージ上に落ちているコインを拾い集め、自動販売機を探し出すことで購入できる。
購入できるアイテムで鐘を鳴らしに行く際に有用そうなのは、車に乗って移動速度を上げる“はや~~~い”、隠れ蓑を使って自分の姿をビジターから見えなくする“みえな~~~い”など。
ほかにも回復アイテムや妨害アイテムが販売されており、戦況に応じてアイテムを使い分けることができそうだ。
今回は250円で車を購入し、移動速度をアップすることに。物陰に隠れながら高速移動でビジターの追手を振り払い、離れた遠くの鐘へと移動することができた。
ビジターが近くにいないうちに鐘を鳴らそうと近づいたところ、なんと落とし穴にハマって一定時間行動不能に!
このようにビジターは直接攻撃だけでなく、トラップによる妨害も可能となっている。
トラップには落とし穴のほかにも、踏むと大ダメージを受ける爆弾や、踏むと位置がばれてしまうマキビシなどが用意されているとのこと。近くにビジターがいないときも注意が必要だ。
▲なお車に乗っている状態でも落とし穴にはハマる。
ある程度ゲームが進んできて狙える鐘が少なくなってくると、そのぶんビジターとの接触も増えてくる。
地形を利用して逃げ回りながら鐘に接触するチャンスを狙うことになるのだが、当然逃げ切れないことも。
銃撃を受けてライフがゼロになったキャラはダウン状態に。その場で倒れ、魂が抜け出た状態になってしまう。
キーパーズがダウンした場合、ビジター側は掃除機を使って魂を吸い込むことが可能だ。
魂が吸い込まれたキャラは風船にされ、敵の拠点に囚われてしまう。
風船にされた場合は、スタンプ機能を使って仲間に助けを求めることが可能。仲間のキーパーズが風船に触ると風船状態から開放され、ふたたび行動可能になる。ただし復活できるのは3回までで、4回風船になるとゲームオーバーになるとのこと。
スタンプには救助を求めるもののほか、鐘を鳴らしていることを伝えるもの、自販機の位置を伝えるものなどが確認できた。
テキストチャットと異なり入力の手間がかからないぶん、スムーズなコミュニケーションが可能となる。チーム内で連携を取りながら協力してプレイすることで、有利に立ち回ることができそうだ。
10分間の制限時間が過ぎたら結果発表タイムに。小学校のテストを彷彿とさせる成績表でリザルトが発表される。
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今回は後半にかけて味方への貢献ができないまま敗北してしまい、試合結果も51点という結果に。
プレイ後に発表されるこの点数は、ランクマッチに適用されるランクの変動や、スタンプ購入に使えるメダルが入手できるようだ。
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PvP初心者も楽しめる
本作を実際にプレイして印象に残ったのは、なんといっても遊びやすさ。操作に複雑な部分はなく、ルールもわかりやすいものとなっており、このジャンルのゲームをプレイしたことがない人でも直感的に楽しむことができる。
これはビジュアル面の影響も少なくないだろう。ノスタルジックな見た目のおかげで、誰でも子供の頃に体験したであろう鬼ごっこやケイドロなどの遊びが連想され、結果としてルールが直感的に把握できた。こうした配慮が随所に行き届いているため、
もちろん残りの鐘が少なくなってきてからの駆け引きや、陽動を駆使した味方の救助など、素朴な見た目ながらも非対称型PvPの勘所はきっちりと押さえられている。これは実際に同ジャンルをふだんからプレイしている本田翼さんならではのバランス感覚だろう。
非対称型PvPゲームファンはもちろん、そうでない人にも遊びやすい本作。在宅時間が増えているいま、家族や友人とのコミュニケーションツールとして遊んでみたい作品だ。