【新作】南極の地質調査隊大ピンチ!! 人類を脅かす生命体に抗うサバイバルホラー『南極大陸88』
投稿日 2021.02.21
有名映画を彷彿とさせる極限の戦い
1988年9月上旬、南極大陸の地質調査隊との通信が途絶。
父であり隊の一員だったウラジミール・エフェィモフたちを救助するため息子が現地に駆けつけるのだが、そこで想像を絶する恐ろしい事態に巻き込まれてしまう。
本記事で紹介する『南極大陸88』は、父の失踪から6週間後の10月18日、徘徊する奇妙な生命体と戦いながら調査隊の足跡をたどっていくサバイバルホラーだ。
本作は『デスパーク』シリーズを手掛けるEuphoria Gamesの関連作。
舞台を遊園地から南極大陸に移し、未知の脅威に立ち向かう王道ホラーの魅力を紹介するぞ。
ゲームの見どころ
●制限のある弾薬を活かし命を紡ぐ極寒サバイバル
●おなじみ“幽霊”モードで謎解きを満喫しよう
制限のある弾薬を活かし命を紡ぐ極寒サバイバル
失踪する直前の父を操り最悪の瞬間をプレイヤーの目に焼き付ける短いプロローグから始まる本作。
その中で基本的な操作と世界観を伝える展開は興味を引く十分な仕掛けだ。
南極を舞台にしているという点だけでなく、消息を絶った隊員や異形の生命体など、本作には映画『遊星からの物体X』を連想させるアプローチがいくつかある。
誰もいなくなった南極基地。
そこを息子の視点で探索していく展開は映画の主人公マクレディになった気分をわずかだが感じられる瞬間だった。
また、緊張感を高める大きな役割を果たしているのが弾数制限だ。
序盤から魔物に襲われるシーンが続くが、とくに屋外では気づかれずに回避できるシチュエーションも多い。
攻めるか引くか、温存タイプの筆者は時間をかけてでも回避方法を模索。そうしたプロセスも十分楽しいと感じられた。
おなじみ“幽霊”モードで謎解きを満喫しよう
魔物が徘徊する環境下での謎解きは、その気配を感じるだけで集中できないこともある。
そこでオススメしたいのが5段階の難易度設定だ。
もっとも低い“幽霊”にすれば魔物に襲われる心配を解消。弾数制限という縛りから開放された状態で謎解きを楽しめる。
このへんの難易度設定は『デスパーク』シリーズを含むEuphoria Gamesおなじみの仕組みだ。
また、戦いは譲れないけど弾数に心配がある人は各種銃火器の弾を個別に購入(課金)できる。
ちなみに、筆者は3番目の難易度“普通”で挑戦し、弾を購入することなくクリアーできた。
こまめにセーブ、これを心がけて慎重に父の行方を追っていこう!!
P.N.深津庵
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