レビュー
投稿日2021.02.23
スキマ時間に白熱バトルが楽しめる!
株式会社リイカより配信予定のスマートフォン向けアプリ『三国志ロワイヤル アリーナ』。
本作は、Mobageの人気タイトル『三国志ロワイヤル』を題材として作られたリアルタイム戦略バトルゲーム。三国志の世界を舞台に、数多の武将を駆使したプレイヤー vs プレイヤーの戦略タワーディフェンスバトルがくり広げられる。
ここでは、そんな本作の先行体験プレイでわかった、システムの詳細や魅力などをまとめてお伝えしていこう。
勝負は3分間で決着!武将を駆使するタワーディフェンスバトル
本作はオンラインでの対戦プレイが基本となる。
ゲーム画面を見ると、相手のタワーを先に倒したほうが勝者となる攻防シミュレーションのように見えるが、実際バトルのルールは、3分間でより多くの陣地を奪った側が勝利となるシステム。もちろん、相手タワーを倒しても勝利にはなるが、タワーの破壊以上に陣地を獲得するのが重要となってくるのだ。
陣地を獲得する方法はシンプルで、自陣ユニットが歩いたエリアが自分の陣地に塗り替えられる仕組み。また自陣へと塗り替えたエリアでその他のエリアを囲むことに成功すると、囲まれたエリアも自陣へと塗り替えられることになる。
ちなみに自陣ユニットは自身のエリア内だったらどこからでも出撃でき、出撃後は自動で相手タワーや、相手ユニットを目指して侵攻していく。対戦では、これらのシステムを利用して自陣を塗り拡げ、相手タワーの破壊を目指すのだ。
ちなみに、ユニットの攻撃もオートで行われるので、プレイヤーの操作は基本的に出撃のタイミングと位置を決定するのみ。進んでいくルートもユニットに任せることになるので、適切なタイミング・場所にユニットを出撃させる戦略性が求められる。
バトルで使用するのは、三国志に登場する数々の名武将たちだ。さまざまな能力を持つ武将を8名編成して、バトルで使用する部隊を作っていくことになる。
戦闘中は画面下に、自身が編成した部隊に属する武将4体までが表示されており、コストを消費することでこれをフィールドに出撃させられる。コストは時間経過で溜まっていくので、どのユニットから出撃させるのかも戦略として重要だ。
遊べばわかる奥深さ
先述の通り、本作における勝利条件はふたつ。敵の拠点を破壊するか、制限時間終了時により広い陣地を獲得したほうが勝者となる。そしてバトルのキモとなるは、陣取りだ。
なんどか実際に対戦をしてみたが、とくに重要になってくるのが、陣地の囲み。
やりかた次第では、一気に敵の陣地を奪い取ることもできるため、拠点を破壊せずとも勝利に持ち込めるのだ。攻撃をせず、あえて防御と陣取りに徹して勝利するというのも、戦法のひとつになる。
そのためバトルでは、どのような戦略で勝利を目指すのかはもちろんだが、相手がどのような勝利条件を目指しているのかを察することもまた、勝利には欠かせない要素となる。相手タワーを攻めることに必死になっていたら、いつのまにか地味に陣地が奪われ、気が付いたら負けていたというケースも考えられる。
本作においては、より広範な視野と思考が必要になりそうだ!
ちなみに、ユニットにより確保できる陣地の量は決まっており、中にはごっそり陣地を獲得しながら進むユニットも存在する。このほか攻撃手段や移動速度など、ユニットにはそれぞれ性能に個性があるので、これらをいかに組み合わせて戦うかも重要。編成の段階から戦略性が存在しており、想像以上に奥深い内容になっていると感じた。
自身の周囲に兵士を呼び寄せるユニットから、遠距離攻撃を得意とする者。単独で大ダメージを与える武将、敵味方関係なくマップ全域にダメージを与える武将などもいるので、組み合わせ次第でさまざまな戦略が練られるだろう。
ユニットを出撃させるコストの概念もあるため、強いユニットをただ編成すれば勝てるというわけではないのも、本作のおもしろいところ。
低レアリティの武将が意外な活躍を見せることもあるので、自分なりの戦略を練って戦っていくのが本作の楽しみかたになるだろう。
メインコンテンツであるオンライン対戦は、勝利するごとに報酬がもらえるほか、ランクがアップしていく形式になっていた。
ランクが上がると使える武将も増えるようなので、高ランク帯になるほど戦略性に富んだバトルが楽しめそうだ。
ちなみに武将(ユニット)を新規獲得するメインの方法は、ガチャ要素となる。戦闘勝利時にもらえる“自薦状”というアイテムから武将が手に入ることもあるので、勝利はそのまま自軍の強化に繋がるだろう。
ちなみに自薦状は、時間経過で開封される宝箱のようなもの。最大4つまでキープできるようなので、バトルをくり返し、つねに“自薦状”を4つキープするようにしておくと、効率的に強くなっていけそうだ。
難しい要素がなく、気軽にサクッと遊べる『三国志ロワイヤル アリーナ』。
しかしその反面奥深さには眼を見張るものがあり、武将たちをどこまで理解し、そしてそれをもとに自分の戦略をどこまで磨き上げていけるかが、強者への道になるだろう。
『三国志ロワイヤル』を知らない人でも楽しめる作品なので、この味わい深さを確認したい人は、配信がスタートしたらぜひ体験してみてほしい。
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