レビュー
投稿日2021.01.30

体が動いちゃう高速ドライブ
クアッドローターを連想させる機体が色彩ゆたかな立体構造のコースを大爆走。
自分好みにカスタマイズして最速を狙うのがハイスピードレースゲーム『Warp Drive』だ。
一見難しそうな反重力下の浮遊走行を必要最小限のボタンで制御できるシンプル設計。目標を持って楽しめるノルマと、ご機嫌なデジタルミュージックに注目してほしい。
ゲームの見どころ
●瞬きを忘れるスピード感抜群のレース体験
●多彩な強化パーツでマシンをカスタマイズ
瞬きを忘れるスピード感抜群のレース体験
目まぐるしく展開する奇抜なコースを軽快なBGMに乗せてクアッドローター機で駆け巡る。
そこに加速装置やブートアイテム、天地がひっくり返るアクロバティックな体験を楽しめちゃうのが本作の大きな見どころだ。
画面右に並ぶ3つのボタンは左からブースト、ドリフト、ジャンプ。コース上に設置されているクリスタルに接触するとブーストが可能に、ドリフトボタンは押しているあいだ効果を発揮する。
さらに、ドリフトボタン上部にある“ジャンプ”は、通常ではいけないコースの側面や天井などに移動するための重要なアクションだ。
白い発光体が移動できるポイントを示し、効果範囲に入るとジャンプボタンが点灯する。
判定があるのはほんの一瞬。
移動した先では加速装置やクリスタルが期待できるので、コースをしっかり覚えて最速を目指していこう。
ステージ毎に特定の順位を狙ったりタイムアタックをするなど、クリアー条件が設定されている。
ただ1位を目指すだけでなくノルマを達成するための試行錯誤も夢中になれたポイントだ。
多彩な強化パーツでマシンをカスタマイズ
ステージ毎のクリアー報酬であるクレジットは、機体をカスタマイズするための通貨。
ハンドリングや加速度を決めるボディ、トップスピードやエネルギーなどステータスを増加させるパーツを購入することができる。
本作はAppleArcadeで配信されているタイトル。
カスタムパーツを集めるための課金要素がないのはもちろん、ステージ毎のノルマを達成すれば決まった額のクレジットを獲得できるため、誰でもコレクションを増やしていける。
なお、レース開始のカウントダウンが終わると1度画面が切り換わるリズムの悪さは残念なポイント。
エンストしたみたいな気分になるので、ここだけはなんとかしてほしい。
P.N.深津庵
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