レビュー
投稿日2021.01.11

ブチギレた哲学者の本気バトル
勝手気ままなオリュンポスの神々にギリシャの哲学者がブチギレ。
戦士や守護者だけじゃなく市民や奴隷たちを群衆に従え反旗を翻す。
本記事で紹介する『Okhlos:Sigma』は、ピタゴラスやアスパシア、スパルタクスなど歴史上の人物からナルキッソスなどの伝説上の人物まで、数多くのキャラクターを巻き込み戦いに挑むアクションストラテジーゲームだ。
2016年にPC版としてリリースされた人気作がスマホに登場。小さな人々が群を成して強大な神々を攻め立てる光景は圧巻だぞ。
ゲームの見どころ
●哲学者は扇動するだけ!! 勇ましくも卑怯な大乱闘
●群衆と引き換えに神話の英雄たちを勧誘しよう
哲学者は扇動するだけ!! 勇ましくも卑怯な大乱闘
ギリシャ神話だオリュンポスだと先述したが、そのへんの知識がなくても楽しめちゃうのが本作のいいところ。
もっとザックリ、神々の行いに嫌気が差した哲学者が“あいつらぶっ倒そうぜ”と、戦士や奴隷たちを集めて進撃していくゲームと考えれば十分だ。
哲学者を操って戦士や守護者、奴隷などそこら中にいるNPCと接触。群衆を引き連れて敵対するものにけしかければ自動的に戦闘が始まる。
その際、画面右のゲージを使って分散や集合といった指示を下し戦況に応じて群衆を意のままに誘導。
哲学者であるプレイヤーは攻撃に関与しないという点も本作のおもしろいところだ。
また、群衆を集めて行動することでトラップを回避。分散させることで神々の攻撃から身を守るなど、画面右のゲージにはさまざまな活用法が秘められている。
勢い任せの大乱闘だと思ったら大間違い。
勝手気ままとはいっても相手はオリュンポスの神々。
行動パターンを見極め裏をかくための策を練り、哲学者らしくその聡明な頭脳で圧倒的な存在をねじ伏せよう。
群衆と引き換えに神話の英雄たちを勧誘しよう
ゲームとはいっても神々をぶっ飛ばすなんて民には荷が重すぎる。
そこで重要になってくるのが英雄たちの勧誘とその方法だ。
オレステスやアンドロマケ、ペネロペやテラモーンなどギリシャ神話に登場する総勢153人の英雄を勧誘するには、指定される数の群衆を差し出さなければならない。
ちょっと残酷にも感じるがゲーム内の説明にも“交換”と書いてある。
けっして生贄にしたわけではないのだから気に病むことなくどんどん交換していこう。
画面上にある群衆のテンションゲージを最大の“もはや暴動”まで上げれば、攻撃力やスピードなどステータスを増強される。
建造物などを破壊してゲージを上昇、民が抱える不平不満を勝手な神々に思い知らせてやろう。
P.N.深津庵
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