レビュー
投稿日2021.01.09
誰でも簡単スタイリッシュ体験
宇宙船の乗組員を人質にテロを起こした忍者集団。
その制圧と解放を託された侍を操り、無双状態で斬りまくるのが本記事で紹介する3Dアクション『サイバー忍者:Samurai Flash』だ。
問題点が多いけど勢いは抜群!!
無料で楽しめる約10分のチャンバラ体験をキメてみないか!?
ゲームの見どころ
●無敵かと錯覚するほど強くて爽快な侍道
●イカした世界観を際立たせるBGMと問題点
無敵かと錯覚するほど強くて爽快な侍道
忍者の格好をしたテロリスト集団からヒロインを含む人質の解放。奪われた宇宙船を奪還するのが我らサイバーな侍の任務だ。
かなりザックリだが大筋はそんなところ。
本作はローカライズされていないが、勢いを重視したアクションゲームなので、雰囲気がわかっていればそれで十分だ。
アクションもメインの攻撃、回避とジャンプの3種類のみ。
敵から敵へ、倒すと自動的に相手の懐に駆け込んでいくため、ボタンを連打していれば多勢であっても恐れることはない。
基本的に攻撃ボタンだけでゲームは進行、回避を丁寧に行えばさらにスムーズなプレイを楽しめる。
ジャンプに関しては必要性を感じらないが、かっこよく演出するための装置と考えれば丁度いい。
ボタン連打で済んでしまうのはボス戦も同様だ。
相手の攻撃を撃ち返してキャンセル、さらに反撃といったパターンが多く簡単にゴリ押しができてしまう。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』や『ゴースト・オブ・ツシマ』のような体験を期待しちゃった人は申し訳ない。
カジュアルゲーム感覚でサイバーパンクな世界観を無料で楽しめると割り切ってもらうくらいがベストだ。
イカした世界観を際立たせるBGMと問題点
各ステージの目標は敵の殲滅。サイバーパンクな世界観を際立たせるBGMのおかげで、単調ながらもリズミカルで気持ちのいいアクションを味わえる。
そのいっぽうで台無しにしているのがステージ間、さらには次のステージに進むためのボタンなど、何かに付けて発生する動画広告の存在だ。
また、宇宙船の壁を抜けて投げ出されてしまったり、溝にハマって抜け出せなくなったりと致命的なバグも多い。
さらに、2020年12月1日現在ステージ5以降は未実装。
“to be continued”の表記とともにタイトル画面に戻ってしまう。
あくまでも現状は体験版。今後のアップデートで改善はもちろん、ステージが追加されることに期待したい作品だ。
P.N.深津庵
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