レビュー
投稿日2020.11.22

りんごの樹から始まるふれあいの場
世界のどこかにある小さな浮島。
そこで穏やかな日々を過ごす2匹の動物は、草木と岩しかない土地の発展とたくさんの動物が過ごす夢の空間作りをプレイヤーに託す。
本記事で紹介する『せかいづくり』は、複数の小島が連なる不思議な世界で花畑や湖畔、雪原やサバンナなどのスポットを産み出し、より良い環境を築いていく放置系シミュレーションゲーム。
展開の早い浮島の発展とどんどん増えていく動物たち。
変化をつねに感じられる体験に注目だ。
ゲームの見どころ
●生命の樹から生まれ浮島を支える動物たち
●自然にマッチした資金源たる多彩なスポット
生命の樹から生まれ浮島を支える動物たち
浮島の中央に自生する大きな樹は一定の時間毎にりんごを実らせるこの世界の要。
それを集めることで新たな動物を探す“どうぶつ探検”というミニゲームが始まる。
最初は犬と馬、2匹しかいない浮島だが手軽に動物の数を増やし賑わいのある空間を作っていけるのが本作の特徴だ。
何かしらの動物を生むたまごと浮島の発展に欠かせない宝箱や木箱の回収。とてもシンプルなミニゲームだが、例えば鳥なら大空を飛び、魚であれば水の中といった感じで生息域に応じてシチュエーションが変化する。
同じことのくり返しになる“どうぶつ探検”を飽きさせないための工夫がとてもよかった。
また、動物のレベルを上げれば島全体の生産量がアップ。そのために必要なソラマメは浮島に自然発生するほか、“どうぶつ探検”やボーナスゲーム“森もりFEVER!!”などを通じて獲得できる。
さらに、レベルを上げた動物にはプレゼント項目が追加。固有のアクセサリーを身に着けることも可能だ。
どんなものが出てくるかは開けてからのお楽しみ、まずはレベル2を目標に動物たちを育てていこう。
自然にマッチした資金源たる多彩なスポット
りんごの樹を取り囲むように点在する島々には固有のスポットがあり、それをアンロックするのも発展の要。
硫黄泉や滝、熱気球の飛行場や教会など、穏やかな世界観を崩さないスポットが多い点は本作のこだわりだろう。
なお、りんごの樹の水やりや探索など、多くの要素は動画広告を再生すればショートカットできる。
放置しているあいだに飽きてしまう性分の筆者にとってありがたい機能だが、ここの良し悪しは意見が分かれそうだ。
動物が大好きな人、少しでも展開の早い放置ゲームを探していた人は、ぜひ1度プレイしてもらいたい。
P.N.深津庵
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