【新作】人類の進化も楽じゃない!! 運と根気が試されるカード育成 『サピエンス・カード ~人類繁栄育成ゲーム~』
投稿日 2020.10.11
過酷だからこそ味わえる生命のチカラ
まっさらない大地に草木を与え、雨を降らせて成長を促し人類が発展するための楽園を作り出す。
それが本記事で紹介する『サピエンス・カード ~人類繁栄育成ゲーム~』だ。
ランダムで提示される2枚のカードから適したものを選択。
1つのでも判断を誤ればすべてが水の泡という過酷なゲームシステムの中で、ホモ・サピエンスの繁栄は叶うのか。
そっとアンインストールしたくなる理不尽でハードな育成にキミは耐えられるか!?
ゲームの見どころ
●運も実力のうち!? 精神を鍛える過酷な人類育成
●長期的に見守っていきたい本作がたどる進化論
運も実力のうち!? 精神を鍛える過酷な人類育成
本作のテーマはホモ・サピエンス、つまり人類の育成を目的としたカードゲーム。
7種類のカード(緑化、天候、草食動物、設備、加工、パワースポット、人類)を使って進化を促していく。
盤面に並ぶ2つのカードから好きなほうを選んでダブルタップ。我々人類にとっては容易い操作だが、これがじつに困難を極める進化の始まりなのだ。
たとえば、天候カードは使用する枚数に応じて効果が変化。1枚目は雲が発生し、2枚目で雨を降らせ、3枚目になると樹木を破壊する乾燥地帯を生み、4枚目でリセットといったパターンだ。
また、人類カードは1枚目で1人。2人目は設備(焚き火)が必要など、生まれるなど環境に応じて変化していく。
条件を満たしていないまま2枚目のカードを切ると相殺。人類を失いゲームオーバーになってしまうので注意が必要だ。
樹木を消費する設備カードを重ねていけば加工場を建て、こん棒や斧といった武器を作成。パワースポットカードを使えば他カードの効果を上昇させるなどいろいろな変化が楽しめる。
さらに、更新世末期に絶滅したといわれるマンモスを生み出せる点はまさにロマン。1人でも多くの人類を生み出し、1歩でもさきの進化を見届けてほしい。
長期的に見守っていきたい本作がたどる進化論
本作のコンセプトはとてもシンプルかつおもしろい。
しかし、手札はつねに2枚、ランダムで配布される環境での人類育成はおどろくほどに過酷だ。
人類カードが連続で出てくるなんてことも多く、そうなればもう諦めるしかなくなってしまう。
公式のコメントによればカードの出現率は同じくらいらしいが、正直なところ偏りすぎてゲームとして成立していない。
どうしても出現率を制御できないのであれば、せめてストックできる手札を最大4枚にしてもらえないだろうか。
とてもいいコンセプトのゲームなので、ぜひ今後のアップデートに期待していきたい!!
P.N.深津庵
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