【新作】斜め上の世界観で贈る劇団からの挑戦状『ヨーロッパ企画のゲームムービー研究所』
投稿日 2020.07.19
シュールゲー大歓迎というあなたへ
日本の劇団であり企画集団として株式会社オポスが運営する“ヨーロッパ企画”をご存知だろうか。
1998年に結成されて以降、数々の演劇公演を積み重ねていき、映画監督の本広克行氏が手掛けた『曲がれ!スプーン』や『サマータイムマシン・ブルース』も、彼らの舞台作品を映画化されたものとして当時多くの注目を集めた。
本記事で紹介するのはそんなヨーロッパ企画の“ゲームムービー研究所”という実写Flashゲームをスマホでプレイできるというファンにはうれしいアプリ。
“しょぼゲーやクソゲーもありますが大目に見てください”
この公式コメントに興味を持った人はいますぐダウンロードだ!!
ゲームの見どころ
●1度ツボるとクセになる奇抜なミニゲーム集
●過去作の実装に期待しちゃう今後の展開
1度ツボるとクセになる奇抜なミニゲーム集
2020年6月29日現在、本アプリに収録されているのは3タイトル。
その先陣を切る『もぐらリスニングたたき』はいっけん“もぐら叩きゲーム”に見えるが、なんとビックリ、もぐらが朗読する音声の中に隠れている“もぐら”というワードを見つけ、発すると同時に叩いていくというリスニングゲームだ。
2本目の『SAKAI GEAR SOLID』はヨーロッパ企画の拠点を舞台に、映画制作を目論む酒井先輩に気づかれないよう脱出を目指すもの。
再生されるムービーの中から回避ルートをタップで指示していく。
突然現れる後輩や2階へのルートなど仕掛けも豊富。予測の出来ない展開が多く、思わず声を出して驚いちゃう場面も多かった。
そして3本目の『とりきめきナベリアル』は、うぶな映像スタッフの目線で思いを寄せる同僚の女性にアプローチしていく恋愛もの。
こちらもムービーの中から正解ルートを探しタップで導いていくのだが、そこら中に仕掛けられた“トリキ”の罠に振り回される。
何を言っているのか、そもそもタイトル間違ってないかと思われるだろうが、これぜーんぶ事実。
“トリキ”こと某チェーン店はとてもいい場所だが誘うタイミングが重要。それを教えてくれる恋愛マニュアルなのかも知れない。
過去作の実装に期待しちゃう今後の展開
本作のタイトルセレクト画面には“新作乞うご期待”という枠があり、今後も追加されていくことが名言されている。
また、『SAKAI GEAR SOLID』のように過去作が収録されていることから、ヨーロッパ企画がこれまでに手掛けてきたFlashゲームの移植にも期待が高まってしまう。
下記の公式サイトではアプリとしてリリースされているものを含め、過去のタイトルを閲覧できる。
今後追加されるタイトルを楽しみに待ちつつ、興味がある人は下記のリンクからヨーロッパ企画の作品をチェックしてもらいたい!!
■ゲームムービー
http://www.europe-studio.net/gamemovie/gamemovie.htm
■ゲームムービーフェスティバル#1
http://www.europe-studio.net/gmf/
■ゲームムービーフェスティバル#2
http://www.europe-studio.net/gmf2/
■帰ってきたゲームムービー研究所
http://europe-studio.net/gamemovie/index.html
P.N.深津庵
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