レビュー
投稿日2020.07.04
三頭政治を揺るがす驚異に立ち向かえ
深海の主スカイフィッシュの脅威から世界を救って100年。
人類は多種族と共存の道を歩み、新たな文明を築き平和な日々を過ごしていたのだが、それは森に潜む脅威によって奪われてしまう。
本記事で紹介する『Legend of the Skyfish 2』は、壮絶な戦いを経て手に入れた平和な世界を脅かす魔物たちを、ワイヤーフックと剣術を駆使して排除していく、AppleArcadeが提供する見下ろし視点のアクションRPGだ。
ゲームの見どころ
●依頼を受け各地をめぐる爽快ワイヤーバトル
●フィールドワークが楽しくなるクラフト要素
依頼を受け各地をめぐる爽快ワイヤーバトル
南の森を守るレッドフック一族、東の砂漠への侵略を退くデューナと呼ばれる歩哨たち。
そして傭兵部隊が守護する西の都市国家オラ・ヴィラゴ、三頭政治によって100年のあいだ守られてきた平和は森に潜んでいた魔物たちによって崩れてしまう。
プレイヤーは再び秩序を取り戻す最後の希望“レッドフックマスター”の弟子となり、ワイヤーフックの性能を持つ釣り針でフィールドを移動。敵を引き寄せるなどしながらやっつけていく。
仕掛けの解読やバトルの雰囲気は『ゼルダの伝説』に通ずるものがあり、とてもスピーディーで気持ちのいいアクションを体験できる。
絶え間なく釣り針を使って飛び回ったり、敵に引っ掛け攻撃を阻止しながら圧倒していくなど、直感的で戦略性のあるバトルを実現できるのも大きな魅力だ。
また、ストーリーを進めていくことで多彩なクエストが発生。
受注後は好きなものを選んで挑戦できるほか、チェックポイントやファストトラベルを可能にするウェイポイントを開放していくなど、探究心を刺激するロールプレイ要素が充実している。
行動範囲を広げ各地の状況を調査、魔物たちの侵略を阻止していこう!!
フィールドワークが楽しくなるクラフト要素
多彩な依頼を通じて獲得する素材は新たな武具をクラフトするための重要なもの。
ショップに並ぶ素材表を参考にフィールドを駆け回るプロセスは、時間を忘れて夢中になれるとてもいいポイントだ。
本作はアクションゲームとしての完成度が高く、その手応えを余すことなく体験するならBluetoothコントローラは必須アイテムである。
手が大きな筆者にはとくに右側に集約された各種アクションコマンドが押しにくく誤入力の連続だったが、コントローラがそうした問題を解決してくれた。
ぜひ、テレビに出力してコンシューマゲーム感覚でガッツリ本作を遊んでもらいたい。
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら