Summer Catchersの概要

美しいBGMに乗せてまだ見ぬ夏へ

見渡す限り雪に覆われた世界。

夏を知らない少女は“南の行けば海がある”というファニーベアの助言をきっかけに、未体験の夏を求め旅立つ。

本記事で紹介する『SummerCatchers』は、ドット絵で描かれた幻想的な世界を多彩なバギーツールを操り駆け巡るランアドベンチャーだ。

不思議な生物が生息する雪の世界、その果てに何があるのか。

夏を求め突き進む美しくも過酷な旅の始まりだ。

ツールの効果で障害を乗り越えるランアクション

永遠と冬が続く森で生まれ育った少女は夏という季節への想いで頭がいっぱい。

遠く離れた海に行けば体験できるという可能性を信じ、不思議な生物たちが徘徊する森をバギーで走り抜けることを決意する。

少女の行く先々には道を塞ぐトーテムポールや大きな雪玉、茨が待ち構える危険な崖など、様々な障害が待ち受けている。

それに対処するのがBumperやJumperといったバギーツールを使った多彩なアクションだ。

ステージ上に点在するキノコが本作の通貨であり、消耗品のツールを購入する大切な存在。各拠点のショップで購入が可能で、ゲームの進行度に応じてバリエーションがどんどん増えていく。

走行中はランダムでツールが表記され、シチュエーションに対処できない場合はシャッフルすることができる。

どのツールを何個持参するか、旅の途中で不足しないよう万全の準備が重要だ。

なお、序盤はキノコの数が少なく思い通りにいかない。

まずは失敗をくり返しながらキノコを集め、ツールを取り揃えていくことをオススメ。

トーテムポールと雪玉はBumperで対処。コストの高いJumperは崖に限定するなど、効率のいい旅をプランニングするものおもしろかったぞ。

タスクを達成して展開する不思議なストーリー

本作にはいくつかの起点となる町があり、そこに設置されたタスクボードを達成することでストーリーが進展。景色が変化していくのはもちろん、森に生息する不思議な生物たちが少女の旅に大きく干渉していく。

突如後方から現れ追いかけてくる白い化け物や立派な角に装飾を付け少女に問いかけるエゾジカのような生物。見上げるほど大きな2足歩行の巨人など、登場するキャラクターはどれも興味深いものばかり。

少女の旅に何らかのカタチで関わっていく重要な存在だ。

もしかすると本作の世界に夏なんてものは存在しないかもしれない。

だがしかし、不確かな季節を求め背中を押してあげられるのは我々プレイヤーのみ。少女とチカラを合わせてその真相を追い求めていこう!!

P.N.深津庵
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