名門!!ババア学園卓球部の概要

レビュー

投稿日2019.12.14

2016年末にリリースされたアクションゲーム『ババア無双』は、その奇抜すぎた設定から多くのアプリユーザーの注目を集め、各メディアにも取り上げられた。

その後、『真・ババア無双』や『100万歳のババア -feat.YukimuraSanada-』、さらには脱出や恋愛系など数々の派生が誕生。

そして2019年末、満を持してリリースされたのが本記事で紹介する『名門!!ババア学園卓球部』だ。

99万9982才も若返ってしまうアンチエイジングショットとは!?

ネタかと思ったら大間違い、ショットアクションに力が入ってしまう正統派のゲーム設計に注目だ。

ゲームの見どころ
●白鳥千代も若返るアンチエイジングショット
●時間の概念を超越したストーリー演出

本作はトーナメント方式でNPCに挑む対戦ゲーム。タップでサーブしてそれ以降のラリーはタイミングを合わせて任意の方向にフリックすればいい。

メニュー画面には各難易度選択（最初なEASYのみ）のほか、右端にチュートリアルが用意されているので、それを参考にフリックの感覚を覚えよう。

キャラクターの足元にあるAPゲージは、打ち返すと蓄積されるアンチエイジングポイントの総量。これが100％になると発動するのが、99万9982才も若返って放つアンチエイジングショットという必殺技だ。

対戦相手のNPCも強烈なアンチエイジングショットを打ってくるが、通常のショット同様に返すことができる。

EASYモードはアンチエイジングショットで簡単に勝ててしまうが、過去の主人公“白鳥千代”が登場するNORMAL以降は、徐々にNPCをしっかり打ち返してくるので気が抜けない。

プレイしてみると予想以上に正統派。軽くフリックするだけでいいのに無意識のうちにチカラが入ってしまうおもしろさだぞ。

本作では過去シリーズの主人公でありエースの白鳥千代、新入部員の西園寺小百合、キャプテンの伊集院万里、アイドル枠のババックミドリが登場。

4人のババアが所属する卓球部員の活動をトーナメント開始前後のパートで丁寧に描かれていく。

会話のテンポこそ若者のようだが、口々に語る年数や時間の概念は想像のはるか彼方。まっとうな人間には介入できない異次元の部活活動だ。

各難易度を攻略することで順に操作できる部員が増員され、ストーリーも合わせて進行していく。

徐々に明かされていく彼女たちの生き様と100万年の伝統ある由緒正しき卓球部の成り立ち。突拍子もない展開はさすがのひと言だ。

正統派な卓球ゲームはもちろん、衰え知らずなババアたちの活躍にも注目してもらいたい。