レビュー
投稿日2020.10.14

『三国志乱舞』のキャラが3Dモデルになって登場!
スクウェア・エニックスより2020年11月16日に配信予定のスマホ向け新作シミュレーションゲーム『RANBU 三国志乱舞』。
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本作は、同社の手掛ける『三国志乱舞』のオリジナル開発スタッフが贈る戦略シミュレーションRPG。『三国志乱舞』はスクウェア・エニックス初の三国志ゲームとして、2013年にリリースされ、サービス6年目の2019年に惜しまれながらサービス終了へ。
そして本作『RANBU 三国志乱舞』として、11月16日に生まれ変わることになった。
本記事では、美麗グラフィックで描かれる武将たちを駆使した白熱のバトルなど本作の魅力を紹介していこう。生まれ変わった『RANBU 三国志乱舞』はバトルの表現もパワーアップし、よりリアルな戦場での白熱した争いが楽しめるようになっているので、ぜひチェックしてほしい。
ゲームの見どころ
・三国志の物語を追体験!迫力のあるイベントシーンは必見
・有名武将を駆使して戦う戦略シミュレーションは迫力満載!
・領地発展、拠点を奪い合うマルチプレイなどの要素も満載
三国志の物語を追体験!迫力のあるイベントシーンは必見
さっそく本作をプレイしてみると、まずは『三国志演義』の著者として知られている羅貫中と出会うところからスタート。
プレイヤーは三国志の物語をよりよいものにするため、ひとつの勢力として参戦することになる。
最初は10人の武将からひとりを選択し、10連ガチャを回してから始められるのもポイント。
性能や外見からお気に入りの武将を決めて、戦乱の世に出陣していこう。
ストーリーはステージ攻略形式で、三国志の物語を追体験するような形で進んでいく。
魏伝、呉伝、蜀伝と3つの物語にわかれており、最初は魏伝からプレイすることになる。
呂布をはじめとする有名武将が女性になっていたり、性格やセリフも個性的なキャラが多いのも本作の魅力。
ストーリーは3Dキャラたちがボイスつきで掛け合うイベントパートもあり、ドラマチックな内容を楽しめるようになっている。三国志をベースとしながらも、オリジナル要素も多く含んでいるため、詳しくない人でもストーリーを楽しめるはずだ。
有名武将を駆使して戦う戦略シミュレーションは迫力満載!
バトルシステムは、ガチャで入手したキャラクターを5体編成して戦う戦略シミュレーション。
登場するキャラはいずれも3Dモデルと美麗グラフィックのイラストが用意されている。『三国志乱舞』で登場したキャラクターたちが、魅力的な3Dモデルになっているのもポイントだ。
5体編成する武将は、前列・中列・後列のいずれかに配置することになる。
武将によってもっとも効果的な配置位置が決まっているので、ベストな陣形を模索するのも楽しみのひとつ。前列から後列まで、どの層を厚くするかは自由に決められるので、さまざまな戦法が考えられる。
キャラアイコンをスワイプすると、選択した武将に最適な配置位置が表示されるため、悩まずサクッと編成できるのもありがたい。
いざ戦闘が始まると、敵に向かって武将が突撃していき自動的に攻撃してくれる。とくに難しい操作が要求されることはなく、オートで任せることも可能だ。
前作『三国志乱舞』と比較すると、本作はキャラクターが3Dモデルになっただけでなく、戦場や兵士の激突などリアル寄りの戦闘画面になった。互いの部隊が激突し、矢が飛び交い、敵をなぎ倒していくバトルシーンは見応え抜群だ。
オート任せだけでなく、自分で戦闘に介入するのもバトルの醍醐味。
画面右下の“標的”ボタンを押すと一時的に戦闘がストップし、自分で武将の動きかたを指示できるようになる。優先的に倒したい敵を集中攻撃するように命令したり、HPの減っている武将を後ろに後退させるなど、状況に応じた指示を出すと勝率はグッと上がっていく。
各武将は歩兵・騎兵・弓兵とそれぞれが相克関係にある“兵科”と、いずれにも有利不利が付かない特殊という兵科に分かれている。有利に戦える相手を選択して攻撃することも、勝敗を左右する要因のひとつだ。
また、時間経過で溜まっていく奥義ゲージを消費すると、武将の奥義を発動させられる。
奥義の効果は弱体化や支援、攻撃などさまざまだが、いずれも戦局を変えるほど強力な効果を持つ。奥義の発動も視野に入れて、武将を動かせるようになると格上相手でも勝利できるのがバトルのおもしろいところだ。
奥義発動時には、迫力のある演出も入るのでバトルが一気に盛り上がること間違いナシ!
オート操作で手軽に遊べつつ、本腰を入れてプレイするとガッツリ戦略を練れるのが本作の魅力。
奥義を発動させれば戦場の様子も派手になり、熱いバトルが楽しめるので見応えもバッチリだ。
領地発展、拠点を奪い合うマルチプレイなどの要素も満載
ストーリーモード以外にも、自身の領地を発展させていく要素なども盛り込まれている。
施設は武将の強化に必要な素材の回収や、特定の兵科の能力を上げるなど、戦力アップにつながる要素が多い。
施設は昇級(強化)するほどに効果を増していくので、やり込むほどに武将もパワーアップしていく。
そのほか、“一騎打ち”というほかのプレイヤーのデータと戦うモードなど、マルチ要素も充実している。
とくに、プレイヤー同士が協力関係になるギルド同士で対決する“乱舞戦”はかなり盛り上がりそうな要素だ。今回はメディア向けの環境ということで限られた人数での戦闘になったが、正式配信がスタートしたら間違いなく目玉コンテンツのひとつになるだろう。
乱舞戦は、特定の時間に3つのギルドが拠点を奪い占領ポイントを稼ぐモード。敵ギルドが確保している領地を奪ったり、自分たちの拠点を守って占領ポイントを稼いでいくことになる。
ギルドVSギルドではなく、三つ巴の戦いになるのが乱舞戦のキモ。戦闘は数十分続くので、序盤は守りに徹してほかの2ギルドが消耗するのを待ったり、あえて最初から攻めてより多くの領地を奪うのか、戦況に応じてリアルタイムで戦術を練っていくのがおもしろい。
ギルドのチャット欄で作戦を話し合い、全員で協力して勝利できれば大きな達成感を得られるだろう。
乱舞戦は戦う相手も5体の武将を編成していることが多いため、一筋縄ではいかないのもポイントだ。
対人戦用の編成を考えたり、守りに徹した組み合わせを構築したりと、ふだんとは違った武将の使いかたを試せるチャンスにもなる。
本作は各要素はシンプルにまとまっており、最初から迷うことなくスムーズに遊ぶことができた。
オート任せでサクッと遊びつつ、乱舞戦では本気で戦いに挑む。幅広いプレイスタイルで楽しめるのも、大きな魅力のひとつだと感じた。また、前作よりも戦闘時の表現がパワーアップしたことで、ビジュアル面での見栄えも増している。
戦略シミュレーションとしてかなり遊び応えのある作品なので、11月16日に配信がスタートした際にはぜひプレイしてみてほしい。