【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#129】スマホは広告付き無料、他機種版は横スク風プレイも可能。90年代縦スクSTG『ガンバード』

byしゃれこうべ村田

【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#129】スマホは広告付き無料、他機種版は横スク風プレイも可能。90年代縦スクSTG『ガンバード』
ガンバード
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ガンバード

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第129回。

今回扱うのは、1994年に稼働を開始したアーケード用STGの移植版となる『ガンバード』。

比較に使用したのはiOS版とPS4版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:無料
Android:無料
PS4:990円(税込)
スイッチ:990円(税込)
Xbox:990円(税込)
PC(Steam):990円(税込)


『ガンバード』とは
・彩京製の縦スクロールシューティング
・ショット+ボムにチャージショットが加わった構成
・クリアーまでは比較的簡単ながら、スコアアタックなどのやり込みもアツい

スマホ版と他機種版の違い
・スマホ版はプレイ前などに動画広告が入るが無料でプレイ可能
・スマホ版はスワイプ操作でキャラの移動速度を調整可能
・他機種版は2Pプレイや横画面表示にも対応

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STG初心者でもクリアーの可能性が見えて楽しめる


『ガンバード』は、シューティングゲームの老舗メーカー・彩京が開発した縦スクロールシューティング。

ショットとボムというシューティングの基本に加え、ショットボタンを長押しすることで撃てるチャージショットもあり、見た目にも個性豊かなキャラクターを操作してステージに挑む。

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▲1994年に稼働開始した作品とあって時代を感じるグラフィックだが、背景でキャラクターがちょこまか動いているなど芸が細かい。

システムは基本的にはオーソドックスなもので、敵を撃破した際に出現するパワーアップアイテムを取得するとショットが強化され、メインの弾とは別の射撃も追加されていく。

ショットは最大で第4段階まで強化され、最大強化の状態でパワーアップアイテムを取得すると強化の代わりにスコアが加算される。

最大強化で一定数ショットを撃つと自動で強化段階がひとつ下がるため、ハイスコアを目指す場合はパワーアップアイテムを画面内にキープしておき、取得タイミングを調整するといったテクも重要になってくる。

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▲本作の看板キャラクターである魔法少女・マリオンの場合、第3、第4段階になると敵を追尾する星型のショットが追加される。

各ステージの最後にはボスが登場。ボスは部位を破壊するとスコアが稼げ、パワーアップアイテムも出現するが、そのぶん本体からの攻撃がはげしくなるため、クリアーとスコア、どちらを優先するかで戦略も変わってくる。

また、ボス自体には接触しても撃破されないので、敢えて重なることでショットによるダメージ間隔を短くして速攻撃破を狙う、といったプレイも可能だ。

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▲ボスに重なることでのダメージはないが、弾のパターンを把握しておかないと被弾リスクも高まる。
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▲ボムを使えば敵の弾を撃ち消しつつダメージを与えられるが、1ステージに1個しか入手できないので使いどころは考える必要がある。

本作は残機数がデフォルトで2機、一定スコアに到達した際の残機追加、いわゆるエクステンドも基本的には1プレイで1回発生する程度なので、残機制限はややきびしい。

とは言え、安全地帯も各所に存在するほか、パワーアップアイテムの出現頻度が高く、被弾後も立て直しが効きやすいこともあり、クリアーまでのハードルはそこまで高くはない。

敵味方ともに個性的なキャラクターが多く、ボス前やステージ間ではボイス付きでセリフが楽しめるので、カジュアルに遊べるシューティング作品と言える。

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▲キャラクターのセリフはステージの合間やエンディングで見られるだけだが、十分にインパクトを残す個性派が揃っている。
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▲道中でボスとして登場するトランプ一味もお約束な悪党3人組となっており、どこかで聞いたようなセリフ回しがおもしろい。
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無料のスマホ、横スクにもできる他機種版!


本作のスマホ版は無料で配信されており、プレイを終えた後などに動画広告が再生されはするものの、エンディングまで無料でプレイ可能だ。

大きな違いとなるのは操作性だが、スマホ版はスワイプする速度によって移動スピードを調整できるため、本来移動速度が遅いキャラでもスムーズに動かしやすいという利点がある。

また、他機種版ではチャージショット用に溜めている際は弾を撃てずリスクを負うことになるが、スマホ版はつねにショットが連射されており、画面左のボタンを押せばいつでもチャージショットが使用可能。

一度撃つと溜め時間を待つ必要があるものの、好きなタイミングでチャージショットを撃てるため難度には大きく差が出ている。

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▲チャージショットの性能はキャラごとに異なるが、いずれも威力や弾消し性能などに秀でているため、自由に使えるとかなり楽。
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▲画像はPS4版。チャージショットに隙が大きくなるぶん、ボス前などチャージに適したタイミングを探すのも攻略のひとつとなっている。

他機種版については難易度が1~7と幅広く用意されている一方で、スマホ版はイージー、ノーマル、ハード、ベリーハードの4種類のみとなっている。

スマホ版のハードとベリーハードは、それぞれひとつ低い難度をクリアーすることで解放されるが、他機種版は最初から全難度を選択可能だ。

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▲1周クリアーするだけならそこまで時間はかからないので、慣れているプレイヤーであればとくに気にならないだろう。

また、他機種版はコンティニュー回数が2回までとなっているが、スマホ版は一定時間経過や広告再生、課金などで得られるジェム(アプリ内での呼称なし)を使えば、回数を問わずコンティニューが可能。

ただし、回数が重なるごとに必要なジェムは増えていくため、リソースが尽きる可能性がある、という意味では他機種版のほうがコンティニューは気軽だ。

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▲通常コンティニューのほか、最大強化された状態で復活する選択肢もある。これもスマホ版独自のもの。

そのほか、他機種版はデフォルトが横画面のなかに縦画面を収めたかたちになっているが、画面を90度傾けることも可能。

操作方向を合わせて回転させることもでき、その場合は横シューティングのような感覚で遊ぶことも可能だ。

モニターが回転可能であればより大画面で縦シューティングを楽しむこともできる。

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▲画面はPS4版。操作方向を回転に合わせるかどうかはオプションで設定できるので、縦横どちらの画面でも楽しめる。

また、他機種版はローカルマルチプレイにも対応している。

パワーアップアイテムの出現数が多いこともあり、シューティングのふたりプレイにありがちなアイテムの取り合いもそこまで発生せず、賑やかに楽しめるだろう。

ふたりプレイではステージ間のデモシーンもキャラの組み合わせに合わせて変化するため、より多くの会話が楽しめる。

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▲画像はPS4版。プレイ中は画面の両脇に使用キャラクターのイラストが表示されるのも賑やかさに華を添えている。

しっかり遊ぶなら他機種版!


本作はスマホ版であれば無料で遊べるというのは魅力だが、とくに慣れないうちはコンティニューやリトライ頻度が高く、必然的に動画広告が再生される頻度も上がる。

他機種版を購入してもそこまで値段は高くないうえに、コンティニュー時にジェムの残りを気にする必要もなく、難度の選択肢が広いのも魅力だ。また、残機数などが固定のスコアアタックも搭載されている。

動画広告を気にしない場合はスマホ版でのプレイもアリだが、総合的に見ると他機種版がオススメだ。
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