『シャドバ』新フォーマット“ヒーローズバトル”先行プレイレポート|最大3つのヒーロースキル&構築済みデッキで新たな戦略を楽しもう

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『シャドバ』新フォーマット“ヒーローズバトル”先行プレイレポート|最大3つのヒーロースキル&構築済みデッキで新たな戦略を楽しもう
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好きなヴァンパイアクラスでヒーローズバトルを先行体験


Cygamesから配信されている本格対戦型デジタルTCG『シャドウバース(以下、シャドバ)』。今年6月で8周年を迎え、ストーリーも完結に向けて動き出している本作の新フォーマット“ヒーローズバトル”が2024年4月24日から期間限定で登場する。


今回、ヒーローズバトルを先行体験できる機会を得られたため、実際にプレイして判明したシステムや使用可能キャラクター、注目ポイントなどのプレイフィールを紹介していく。

※先行プレイ会は4月上旬に実施され、仕様の詳細はリリース時のバージョンとは異なる場合があります。

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ヒーローズバトルとは?


ヒーローズバトルは、リーダー(キャラ)ごと設定された特殊能力“ヒーロースキル”と専用に組まれた構築済みデッキで戦う、新たなフォーマット。

このフォーマットが遊べるモードはルームマッチ、フリーマッチ、プラクティス、ユーザー大会、グランプリ。先述の通り期間限定開催のフォーマットとなるので、期間中に忘れずに触っておきたい。

【ヒーローズバトル開催期間】
2024年4月24日~5月7日4:59


ヒーロースキルは各リーダーに最大3つセットされており、HBP(ヒーローズバトルポイント)を使用することで1ターンに一度発動することができる。ただし先攻1ターン目は使用不可。HBPはヒーロースキルや特定のアクションで増やせるため、同じデッキでも動きかたによってポイントの蓄積量は変わり、それによって戦略や戦術が大きく変わってくるのがヒーローズバトルの醍醐味だ。

またスキル数はリーダーによって異なり、能力は今回のためにメインストーリーやこれまでのデッキのキーカードなど、さまざまな要素を参考に作られたオリジナル仕様だ。デッキは構築済みのものが用意されているため、あまり使ったことのないクラスを使ってみたり、久しぶりのプレイでも安心して遊べるのも魅力。


しかもカードはすべてキラキラ動くプレミアム仕様! 最強の力を手に入れたかのようで、デッキを見ているだけでも十分楽しい。

基本的なルールは通常のゲームと同じだが、体力は25に設定されている。またPPとHBPは別の扱いなので、既存ルールに新しい要素が加えられたものと考えておくといいだろう。なおHBPはヒーロースキルを使用する画面左下でチェックでき、現在のポイントの数やスキルの詳細も確認可能だ。

▲初期バトル開始時から所持しているHBPの数はキャラクターによって異なる。

肝心のリーダーはというと、ストーリーに登場したキャラの中から24名が登場。8クラスから各3名ずつの選出となる。

今回、筆者がプレイしたヴァンパイアクラスは、モノ、アルザード、イツルギが選ばれており、ほかにもナハト・ナハトやセッカ、ラティカ、ベルディリア、ネクサスなどが使用できた。

そのほか全登場キャラとデッキは以下の通り。

▲各デッキはカードパック第1弾~第32弾(2024/03/26リリース)までに登場したカードで組まれている。

今回使用したヴァンパイアデッキの紹介


ここから、筆者が使用した各ヴァンパイアデッキを紹介していく前に、ヒーロースキルについて補足していく。各スキルの数値にて、プラスならスキル使用時にHBPが増え、マイナスならスキル発動に必要なコストとなる。0の場合、HBPは増えず、コストも必要としない。

全体的な流れとしては、リーダーの能力やヒーロースキルでHBPを増やしつつ、強力な能力を持つスキルにはHBPを消費して戦っていくこととなる。

モノ(CV:佐倉綾音)


メインストーリーの“機械反乱編”で登場した、ベルフォメットによって造られた“心持つ機械”のひとり。

デッキは“復讐”をコンセプトに構成されており、毎ターン、相手のリーダーかフォロワーにダメージを与えつつ、ヒーロースキルで復讐状態にして、一気に攻めに転じる。最後は進化+疾走状態となったフォロワーでトドメだ。


【ヒーロースキル】
・+1:ランダムな相手のリーダーか相手のフォロワー1体に1ダメージ。復讐なら、1ダメージではなく2ダメージ。次の自分のターン開始時、カードを1枚引く。
・-2:次の自分のターンの、ターン終了まで、自分のリーダーは(体力11以上でも)復讐状態になる。
・-3:ターン終了まで、自分のリーダーは「進化していない自分のフォロワーの攻撃力か体力を能力で+したとき、それは進化して疾走を持つ」を持つ。

アルザード(CV:檜山修之)


メインストーリーの“暗黒世界編”で登場した、酒場で独りの時を過ごす吸血鬼を自称する青年。

デッキは“フォレストバット”を軸に構築されており、カードの能力でフォレストバットを出しつつ、ヒーロースキルで強化・サポートしていく。ヒーロースキルでフォレストバットを進化させたり、ラストワードを付与させるなど場に維持させることが重要だ。


【ヒーロースキル】
・+1:自分のランダムなフォレストバット1体を+1/+0する。カードを1枚引く。
・-1:自分のフォレストバット1体は進化する。それは「ラストワード:自分のリーダーは「相手のターン終了時、フォレストバット1体を出し、この能力を失う」を持つ」を持つ。
・-2:フォレストバット2体を出す。相手のリーダーにXダメージ。Xは「自分の場のフォレストバットの数」である。

イツルギ(CV:藤原夏海)


メインストーリーの“天象旅籠編”で登場した、楽しいことが大好きな人懐っこい人狼の少年。

デッキは“進化”をコンセプトに構築されており、ヒーロースキルでEPとPPの回復ができる。進化するたびにPPが1回復するため、フォロワーの大量展開を狙える。HBPからEPへの変換も可能と、気軽に進化を使えるのが魅力。


【ヒーロースキル】
・+1:自分の手札のフォロワー1枚は「ファンファーレ「相手のリーダーに1ダメージ」「自分のリーダーを1回復」の中から、ランダムに1つ働く」を持つ。
・0:次の自分のターン開始時、カードを1枚引く。自分が進化可能ターンで、自分のHBPが1以上でEPが0なら、自分のHBPを1消費して、自分のEPを1回復。
・-3:ターン終了まで、自分のリーダーは「自分のフォロワーが進化するたび、自分のPPを1回復。相手のリーダーに1ダメージ」を持つ。

そのほかのキャラクターも一部ご紹介!


3名のヴァンパイアのデッキを紹介したところで、続けて個人的におもしろそうだと感じたキャラもピックアップして紹介していこう。

ひとり目はエルフクラスのラティカ。ヒーロースキルが2つしかなく、スキルでHBPも溜められないが、自分が後攻ならHBP+1、自分のターン終了時までカードを2枚以上プレイしていたらHBP+1、4枚以上ならHBP+2というリーダー特有の能力を持つ。

最終的には、HBPを7消費することでフォロワーすべてに疾走と2回攻撃を付与するという、爽快感のある攻めかたを体験できる。


ふたり目はビショップクラスのベルディリア。同じくヒーロースキルでHBPを溜められないが、自分のフォロワーを進化させるたびにHBPを+1できる能力を持つ。

HBPを9消費すると、EPが上限まで回復し、手札のカードが7枚になるまで引け、さらに手札すべてのコストを-3にするという、不利な盤面をひっくり返せるようなダイナミックな効果を発揮できる。


ちなみに、開発担当スタッフ曰く比較的シンプルなキャラはバニーやカゲロウ、複雑かつ高難度なプレイを楽しめるのはラティカやフローゼスだそうだ。

ほかにも、魅力的な能力を持つリーダーがたくさんいるので、ぜひ自分の好きなキャラやデッキのコンセプトを見つけて使ってみてほしい。

モノのデッキを使って実際にバトル!


それでは実際に会場にいた方と戦ってみた。相手はネメシスクラスのフローゼス。筆者の腕前はというとランクはB帯、プレイも久しぶりなため、ヴァンパイア愛のみで強者に挑んだ。


序盤はヒーロースキルのダメージでフォロワーを除去していけたものの、中盤からこれも相手の戦略なのか何事もなかったかのようにネメシス特有の動きで翻弄してくる……。

終盤になると時間を掛けすぎたことでリソースが尽き、しかも相手にダメージを与えていたのにいつの間にか全快されて負けてしまった。モノの体力11以上でも復讐状態になれることを活かし、早期決着したかったのだが勝負の世界は厳しいようだ。

▲相手の能力は画面右上から確認できる。

今回、復帰勢として『シャドバ』をプレイした結果、惨敗してしまったもののいくつかコツもわかった。まずは、HBPを増やすスキルは使えるなら毎ターン使ったほうがいいということだ。モノのようにダメージを与えるスキルは、万能なので積極的に使って損はない。

つぎに、ヒーロースキルの発動タイミングだ。フォロワー召喚前なのか、召喚後なのか自分のやりたい展開に合わせたベストな瞬間にスキルを使うことが勝利への秘訣となる。

慣れてきたら、対戦相手のヒーロースキルを確認することも重要だ。24キャラ全部の情報を頭に入れるのは難しいため、何度も戦うことでデッキの回し方がわかるようになると同時に、敵の戦法を実際に覚えていくのが手っ取り早いだろう。

今回のヒーローズバトルを体験してみて、筆者がとくに感じたのは、やはりあらかじめ用意されたデッキと、リーダースキンを持っていなくても遊べるのが手軽でとてもいいということ。いままであまり触れてこなかったクラスで、すぐにプレイできるのは非常にいい経験だ。また、ストーリーで登場したキャラにもう一度スポットが当たっているのもファンにとってうれしいだろう。

メインストーリー“粛清編-後編-”も4月23日に更新体験


最後にメインストーリー“粛清編-後編-”の10章~25章にあたる悲哀沈殿編/憤怒円環編も4月23日に更新が予定されている。

アルザード、セッカ、カゲロウ、ドラークのウェルサ組や、バロン、バニー、マイザー、セリーナといったレヴェール組が活躍するということで、ストーリー更新の4月23日をみんな楽しみにしていてほしい。
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