【スマホとゲーム機どっちで遊ぶ?#62】早送り操作の連打しやすさ以外はほぼ違いなし!全編実写の死に戻りADV『デスカムトゥルー』

2023-04-09 13:00 投稿

『ダンガンロンパ』の小高和剛氏が制作

スマートフォン・タブレットと別機種で配信されている作品を比較していく企画の第62回。

今回扱うのは、全編実写ムービーで進行するループものADV『デスカムトゥルー』。

比較に使用したのはiOS版とニンテンドースイッチ版。ゲーム紹介ではiOS版の画像を使用していく。

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【価格】
iOS:1300円(税込)
Android:2000円(税込)
PS4:1980円(税込)
ニンテンドースイッチ:1960円(税込)
PC(Steam):1960円(税込)
※PC版は無料体験版アリ

『デスカムトゥルー』とは
・『ダンガンロンパ』の小高和剛氏が手掛けた全編実写ムービーのADV
・記憶を失った主人公が死ぬたびに時間をさかのぼり謎の真相に迫っていく
・プレイボリュームは4、5時間程度

スマホ版と他機種版の違い
・ゲーム内容に違いはない
・早送り操作は他機種版のコントローラ操作のほうが若干楽
・他機種版ではスクリーンショット機能に制限アリ

プレイする映画

『デスカムトゥルー』は、すべてのシーンが実写ムービーで描かれるアドベンチャーゲーム。

『ダンガンロンパ』シリーズで知られる小高和剛氏がディレクターおよびシナリオ制作を手掛けており、キャスト陣にも本郷奏多さんや栗山千明さんを揃えるなど豪華メンバーによって制作された作品だ。

主人公の青年は記憶を失っており、見知らぬホテルの一室で目覚めるとテレビニュースで自分が連続殺人犯として指名手配されていることを知る。

バスルームには拘束されたまま気を失っている女性がおり、自身の記憶も含め謎しかない状況に、ドアをノックする音が……、というかたちで本作の物語は幕を開ける。

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▲導入はある種王道ながら、驚きの展開も用意されている。

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▲佐藤二朗さんや山本千尋さん、梶裕貴さんなどサブキャラクターのキャスティングも豪華。

ストーリーは実写ムービーで自動進行していき、決断を迫られたタイミングで出現する選択肢を選んでそれぞれの結果を見届けることとなる。

本作はいわゆるループものになっており、主人公が死を迎えるたびに時間が巻き戻っていく。

死の直前に得た情報をもとに異なる選択を行い、ループや迫りくる死、そして自身が置かれた状況の真相に迫っていくことになる。

10秒ごとの早送り、巻き戻し機能もあるので、同じシーンを何度も見る必要はない。

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システムとしては非常にオーソドックスなものとなっており、選択肢を選ぶ以外にはとくに操作も必要ないため、半分は映画を見るような気分で楽しめる。

また、各死亡シーンは初めて見た際にデスメダルというアイテムが獲得でき、これを集めることでデスチューブという特典映像が解放されていく。

死亡ルートは単純に巻き戻されるものもあるが、デスメダルのおかげでむしろ外れの選択肢を選びたいという気持ちが生まれてくる。

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デスメダル収集も含めてプレイボリュームは4、5時間程度となっているが、価格が約2000円(税込)と映画館のチケットに近いことを考えると相応と言えるだろう。

セーブデータがひとつしか作成できず、死亡時に終了を選ぶとそのままセーブが消える点は序盤に選びそびれた選択肢を確認する際には不便だが、ドラマ、映画感覚で見ながら自分で展開を選ぶという楽しみかたをするうえではとくにストレスなく楽しめる一作だ。

違いは早送り操作の連打しやすさ程度

本作はスマホ版と他機種版で価格にもそこまで大きな違いがなく、ゲーム内容も同一だ。

選択肢を選ぶ以外は映像を眺めるだけという内容もあり、操作性にもほぼ違いはない。

強いて違いを挙げるとすれば、他機種版はコントローラのボタンで早送りや巻き戻しが行えるため、連続で早送りなどを行う場合は比較的操作が楽、という程度。

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▲スマホ版は画面をタップし、ボタンをタップすることで早送りなどを行う。連打するのは若干手間だが、1週目であればそもそも早送りを連打する必要もないので気にする必要はない。

プレイには直接影響を与えない要素となるが、今回確認した限りスイッチ版ではプレイ中にスクリーンショットを撮影することができなかった。

ネタバレ防止のための機能だとは思われるが、個人的にスクリーンショットなどを残したい場合はスマホ版でプレイしたほうが手軽だろう。

プレイするシチュエーションで選択を!

『デスカムトゥルー』は機種による違いがほぼないため、どのデバイスで遊ぶかを考える際の基準となるのはプレイスタイルやプレイするシチュエーションだ。

移動時間や寝る前にベッドで楽しみたいのであればスマホ版の取り回しが、映画やドラマのようにモニターに映して見たい場合は他機種版を選択するといい。

PC版は無料体験版も配信されているので、作品の雰囲気を確かめてみたい場合はまずこちらに触れてみるのもアリだ。

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