『モンハンナウ』プレイ日記【逆鱗日和Now】第228回：令和版・古龍が街にやってきた（1）【モンスターハンターNow】

◆懐かしの響き この記事タイトルを見て、 ｢あ……。どっかで見たことある……！｣ とピンと来られた方は、かなりの逆鱗日和通であります。 そうこれ、単行本の初代『本日も逆鱗日和』の90ページから掲載されているエピソード“古龍が街にやってきた”のオマージュとして付けたものなのだ。 元となったコラムは、いまから18年以上前（！）の2006年4月12日に公開したもので、対象のゲームは『モンスターハンター2（ドス）』。ガンランスが初登場した記念碑的な作品で、当時は中目黒目黒や女尻笠井、そして多くのネット友だちとともにプレイステーション2（これも驚き）で狩りにくり出していたのだ。 ここで語られている出来事は、いま『モンハンNow』でも猛威を振るっているクシャルダオラの“古龍迎撃戦”とまったく同じシチュエーションである。 ドンドルマ（これまた懐かしい）の街に初めて古龍が襲来したのを受けて、 ｢さァたいへんだ！！ こうしちゃいられねえ！！｣ ってんで仕事中にも関わらずPSネットワークに接続し、取るモノもとりあえずワッセワッセと街に集まっていたのである。うーん、なんて懐かしいんでしょｗｗｗ この“古龍が街にやってきた”のエピソード、1000本以上にも及ぶ『逆鱗日和』のコラムの中でも5本の指に入るくらい好きなので、その一部をちょっと引用しておきたい。『モンハンNow』での古龍迎撃戦については、その後に書きますからね＾＾； 【コラム“古龍が街にやってきた”の引用】 オンラインで『2（ドス）』をプレイしている人はご存じかと思うが、2006年4月9日～11日のあいだ、ドンドルマの街に古龍が襲来した。やってきたのは“クシャルダオラ”で、『2（ドス）』の新しい象徴的なモンスターである。 （中略） さっそく、この迎撃戦に出向くことになった。メンバーは俺、女尻笠井、そして中目黒目黒の3名。3人とも、ファミ通のニュース班に所属するチームメイトである。仕事におけるチームワークはバツグンであると自負している。しかし『モンスターハンター』シリーズをいっしょにプレイすることにおいては、はっきり言ってこれほど不安なメンバー構成はない。 （中略） 地上に降りてきたクシャルダオラに、猛然と斬りかかる俺と笠井。クシャルダオラのまわりに風が吹いているときは攻撃が跳ね返されてしまうので、なかなか思うようにダメージを与えられない。そのうち、いつのまにかノコノコと戦場に降りてきた目黒がクシャルダオラのブレス攻撃をまともの喰らい、一撃で死亡した。 ｢わあ！！ 一発でちんだ！！｣ と目黒が叫んだ。 （中略） うーん。やっぱり狩れる気がしない。でもおもしろいので、再度チャレンジすることになった。目黒は何を勘違いしたのか、 ｢どうやら武器が悪かったらしい｣ と言って、片手剣から狩猟笛に武器をチェンジしている。俺と笠井は何も言わず、再び街に降りて行った。 ―引用終わり― ここから、テキトー極まる目黒の狩猟笛プレイと、自分がオチたくないもんだから互いの近くに大タル爆弾を置きまくる俺と笠井のボンバーマンのような立ち回りが始まるんだけど……その顛末はぜひ、単行本でご確認ください！！ｗ もうネット上でバックナンバーは読めないみたいなので！！ でも、18年も昔に記されたコラムだけど、要所に“いまの”古龍迎撃戦でも使える情報があることを見逃してはならない。クシャルダオラの特長を見事に喝破し、18年後のハンターに向けて書き残された史書……！！ そんなバイブルを手に、 ビュホォォォォオオオ……ｗｗｗ クワッ！！！ ｢キシャォォオオオオオオオ……！！！｣ ズズーーーーン……！！ ｢わあ！！！ なんかきちゃぁぁあああ！！！｣ 令和の世から響くたっちー先生の悲鳴で、俺はハッと我に返った。そうだそうだ。いま俺は2024年の吉祥寺にいて、『モンハン2（ドス）』ではなく“スマホの『モンハンNow』”でもってクシャルダオラを撃退しようとしているのである！！ 見れば手にした小さな端末の中で、クアリリさんが古龍迎撃戦の説明をしているではないか。 なるほどなるほど……！ プラットフォームこそスマホに変わったけど、迎撃戦でやることについては大きな違いはないな……という印象を受ける。時間の許す限り仲間とともにクシャルダオラに立ち向かい、一定以上のダメージを与えれば、討伐ではない“撃退”でもミッションは達成……と。 ｢うおおおおおし！！ いいねいいね！！ 『モンハンNow』で初の古龍迎撃戦だな！！！｣ 俺たちは18年前のあのころと同じように気合十分となり、同じ古龍迎撃戦に乗り込んでいった。 ……が。 この日はアップデートの初日ということもあってか吉祥寺の街はハンターであふれていて、初の古龍迎撃戦はたっちー先生と別チームにｗｗｗ まあでも、ハンターがたくさんいることは僥倖以外のナニモノでもない。 ｢くくく。キサマのチームと勝負だな。わし率いる“たっちーチーム”が先に、くしゃるだおらとやらを討伐してやるぜ！！｣ オメーはむしろ率いられるほうだろ……という言葉をグッと飲み込みながら、 ｢おう！！！ 勝負だ！！！｣ 俺は鬨の声を上げて、 『モンハンNow』では初めてとなる“古龍戦”へと足を踏み入れたのであった。 続く。

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