『アイドルマスター』ふたりのアイドルによって紡がれる3つの物語…ライブイベント菊地 真・萩原 雪歩 twin live“はんげつであえたら”レポート

2024-03-17 23:28 投稿

“765プロオールスターズ”メンバーによる久々のMRライブ

2024年3月16日~17日の2日間、群馬県・ベイシア文化ホールにて『アイドルマスター』のライブイベント“菊地 真 ・ 萩原 雪歩 twin live “はんげつであえたら””が開催された。こちらは、『アイドルマスター』の“菊地真”と“萩原雪歩”のふたりによるxR技術を活用したライブイベント。xRとはVR、AR、MRといった現実と仮想空間を繋ぐ技術の総称だ。

『アイドルマスター』では、IP軸戦略『PROJECT IM@S 3.0 VISION』にて、“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト(MRプロジェクト)の推進を発表。昨年はそれを体現する形で『アイドルマスター ミリオンライブ!』のMRライブ“765 MILLIONSTARS LIVE 2023 Dreamin’ Groove”が開催され、“765プロオールスターズ”のメンバーは後輩との共演を果たしている。

『アイドルマスター』としては、それ以前からMRライブとして2018年に“THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆”が、そして2020年には追加公演となる“THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSIC♪GROOVE☆ENCORE”を開催。単独のMRイベントは経験済みではあるものの、今回は“菊地真”と“萩原雪歩”のふたりだけで行う新たな試みだ。

【出演者】
菊地真、萩原雪歩

最新のxR技術によって表現されるドラマチックなライブの模様をレポートする。

最初の公演は友情を感じられる楽曲がラインナップ

今回のライブは全3公演とそれぞれに“~友藍~”、“~悲藍~”、“~純藍~”の3つタイトルが付けられている。最初の公演、“~友藍~”はファンタジックな朗読劇からスタート。登場人物は影の国の王と光の国の王のふたりで、影の王は“菊地真”、光の王は“萩原雪歩”が担当。ふたりの出会いと切ない別れのストーリーで、一緒にいたいと願う友情の物語が紡がれる。

01.キミはメロディ:菊地真、萩原雪歩
02.自転車:菊地真、萩原雪歩
03.何度も言えるよ:萩原雪歩

CGで精彩に描かれた美しい大聖堂から始まるオーバーチュアに続いて、“キミはメロディ”でライブがスタート。美しいドレス衣装を着たふたりによるポップなナンバーで華やかなオープニングだ。

 
M1_キミはメロディ (2)

続いて、菊地真のソロ曲“自転車”。2コーラス目からは“萩原雪歩”も参加し、疾走感たっぷりの人気曲は、ラストでふたりの「好きだ!」と「好きです!」とのシャウトが重なると大きな歓声が上がる。

 
M2_自転車 (6)

“萩原雪歩”のキュート全開なラブソング“何度も言えるよ”では、可愛らしいダンスと笑顔溢れる歌声に会場が癒される。

 
M03_何度も言えるよ (3)

MCでは、“萩原雪歩”が先に自己紹介を行い、会場と声を揃えて「真ちゃーん!」と“菊地真”を呼びこむ。ところが、1回目のコールでは登場せず「もう一度大きな声で!」と“萩原雪歩”に促され、2回目のコールで登場。“菊地真”は、声出しの練習を兼ねて2回やってもらったと説明し、会場が温まったところ次のブロックへ。

04.アマテラス:菊地真、萩原雪歩
05.待ち受けプリンス:菊地真、萩原雪歩
06.チェリー:菊地真、萩原雪歩
07.First Stage:菊地真、萩原雪歩
08.edeN:菊地真、萩原雪歩

まずは、ノリノリなポップナンバーとストレートな愛の歌詞が印象的な“アマテラス”。思わず体が動かしたくなる曲調と、サビの「大好きだよ!」と声を合わせて叫ぶコールで、ステージのふたりへの愛が届けられる。

 
M04_アマテラス (2)

続いては、さらに激しいダンサブルナンバー“待ち受けプリンス”。クールな“菊地真”と、切なさも感じられる“萩原雪歩”の歌声のベストマッチで楽しませてくれた。

 
M05_待ち受けプリンス (2)

学校のチャイムから始まる青春ソング“チェリー”は、「バンザイ!」や「HOP STEP JUMP SPRING!!」など、多数のコールパートが散りばめられた1曲。ノリノリのふたりのパフォーマンスに合わせて“プロデューサー”も全力のコールで盛り上がる。

M6_チェリー (6)

“First Stage”はサイバーチックなサウンドながら、どこかゆったりした雰囲気も感じられる不思議な1曲。何度も舞台を踏んできたふたりだが、まったく新しい試みのライブはふたりにとっても思い出深い“First Stage”になったことだろう。

M7_First_Stage (2)

一転してパワフルなシンフォニックロックナンバー“edeN”では、切ない表情を見せつつ会場を圧倒する力強い歌声を披露。

 
M9_edeN (2)

MCではセットリストを振り返り、かっこ良かったと褒める“萩原雪歩”に、“菊地真”が「可愛さもアピールできてますよね?」と“プロデューサー”に向けてアピールしつつ、今回のライブ衣装を紹介。話題は楽曲の「チェリー」についてに移り、“萩原雪歩”が楽曲の冒頭で「起立!気をつけ!バンザイ!」で始まることに触れる、群馬県では「起立!注目」という掛け声があると紹介。“菊地真”が、群馬県式の号令をしようと「起立!注目!」と客席に声をかけ、会場の“プロデューサー”がステージを一斉に注目するというやりとりで楽しんだ。

09.エージェント夜を往く:菊地真
10.9:02pm:菊地真、萩原雪歩
11.First Step:萩原雪歩

力強い曲調と歌声に挑発的な歌詞が印象的な“エージェント夜を往く”は、“菊地真”のソロパフォーマンスで特徴的なイントロが流れた瞬間に大歓声が上がる。

M9_エージェント夜を往く (5)

一転して、スローなジャズミュージックがオシャレな“9:02pm”。大人な雰囲気が漂うバラードは、優しくも切ないふたりの歌声も相まって、ヒーリング効果たっぷりの1曲となった。

 
M10_902pm (3)

“First Step”は、美しいシンフォニックサウンドと優しい歌詞が印象的な1曲。“萩原雪歩”の声を担当する浅倉杏美さんの作詞によるバラードは、包み込んでくれるような暖かい歌声がさらに会場を癒してくれた。

 
M11_First_Step (2)

MCでは、直前に“萩原雪歩”が歌った“First Step”を大絶賛する“菊地真”の感想に会場は拍手で同調。“9:02pm”では、その時間にそれぞれが家で何をしているかと言う話題になり、“萩原雪歩”は仕事がなければ台本チェックや勉強、映画を観るといった過ごしかたを紹介。一方の“菊地真”は、筋トレをしたり少女漫画を読んだりしていると語った。

12.My Best Friend:菊地真、萩原雪歩
13.The world is all one !!:菊地真、萩原雪歩
14.Halftone:菊地真、萩原雪歩

MC明けは跳ねるようなスウィングミュージックが特徴の“My Best Friend”。ふたりの可愛らしい歌声とノリノリのダンスで楽しませてくれる。

 
M12_My_Best_Friend (4)
 
M12_My_Best_Friend (5)

続いては、“765プロオールスターズ”の全体曲として人気のナンバー“The world is all one !!”。チームワークを感じさせる歌詞は、聞いているだけで前向きになれる爽快感溢れる1曲だ。

 
M13_The_world_is_all_one!! (1)

ライブのテーマソングともいえる新曲“Halftone”は、疾走感溢れるバンドサウンドとクールな英語歌詞の歌唱や、ふたりの力強いパフォーマンスが会場を圧倒。

 
M14 HalfTone (1)

MCでは、初披露となった“Halftone”の収録を振り返り、これまでの“765プロオールスターズ”の雰囲気とはひと味違った楽曲で、ふたりにも新たな挑戦となったようだ。それぞれ苦労したものの、互いに見守りながら収録したという仲睦まじいエピソードに、会場から歓声が上がった。

15.おもいでのはじまり:菊地真、萩原雪歩
16.my song:菊地真、萩原雪歩

アンコール前の1曲は“おもいでのはじまり”。優しくも切ないシンフォニックサウンドと、暖かく包み込むようなふたりの歌声が会場を癒す。今回のライブタイトルの“~友藍~”にピッタリの友情がテーマの1曲が締める。

 
M15_おもいでのはじまり (1)
 
M15_おもいでのはじまり (2)

ここで、冒頭の朗読パートの続きが上映され、会えなくなってしまったふたりの王が互いの幸せを祈り思いをはせるという切ないエンディングが描かれた。

再びステージにはふたりが登場し最後の挨拶を行う。“萩原雪歩”は、緊張はあったものの“菊地真”と“プロデューサー”の笑顔で幸せになれたと楽しそうに語る。“菊地真”もみんなの笑顔が見れてうれしかったと感謝を述べ、物語のふたりの王のようにいつまでも幸せを願っていると語ると、大きな拍手が上がった、

ラストは、優しい曲調と暖かなメロディが印象的なミドルバラード“my song”。エンディングに相応しい、多幸感に満ち溢れたふたりの歌声とパフォーマンスに心が浄化されながら最初の公演が終幕。ふたりが退場した後には、”Halftone”に合わせたエンディングクレジットが流れたが、その際にふたりのリハーサルの様子も公開。メタ的な発言をしてしまえば、3Dのアイドルにリハーサルは必要ないので、わざわざこのために作っているという点で、スタッフのこだわりも感じられる演出だ。

 
M16_my song (4)

原点回帰する懐かしの楽曲の数々

2回目となる3月17日の昼公演のテーマは“~悲藍~”。昨日と同じく朗読劇からスタートし、ふたりの王の物語が語られる。今回は、ふたりが出会い思い出を重ねていく中で、“萩原雪歩”が演じる光の王が他の国へ嫁ぐことになってしまうという展開。悲しみに打ちひしがれる影の王に対し光の王も傍にいたいと語り、助けを求めるという内容だ。

01.relations:菊地真、萩原雪歩
02.inferno:菊地真、萩原雪歩
03.迷走Mind:菊地真

オーバーチュアに続いて、1曲目は疾走感のあるダンスナンバー“relations”。切ない片思いを描いたラブソングは、今回のテーマにも通じる悲哀が感じられる1曲だ。

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2曲目はさらに激しい思いが感じられるハードなナンバー“inferno”。思いのたけをぶつけるようなラスサビ前のセリフや「inferno!」という“菊地真”の絶叫では、大きな歓声が上がった。

 
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“菊地真”のソロ曲“迷走Mind”はタイトル通り、心の迷いが感じられる歌詞を疾走感のあるダンスミュージックで歌い上げる。「もう壊れそう」、「でも苦しいの」など、“プロデューサー”のコールで会場も一体となった。

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MCでは、“菊地真”が自己紹介を行った後、皆で声を揃えて「雪歩―!」と“萩原雪歩”を呼び込む。冒頭の朗読劇に触れ、今回のセットリストもテーマに沿ったものになることを紹介しつつ、“迷走Mind”のパフォーマンスも振り返っていた。

04.Halftone:菊地真、萩原雪歩
05.待ち受けプリンス:菊地真、萩原雪歩
06.アマテラス:菊地真、萩原雪歩
07.The world is all one !!:菊地真、萩原雪歩
08.First Stage:菊地真、萩原雪歩

MC明け、昨日は終盤で披露された新曲“Halftone”でクールダウンした会場を盛り上げると、“待ち受けプリンス”、“アマテラス”とテイストの違うダンスナンバーで“プロデューサー”を魅了。

 
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続いて、明るくポップな“The world is all one !!”やサイバーサウンドで魅せる“First Stage”など、テンションの上がる楽曲が続く。1日目と同じ曲も、今回のテーマや最初のブロックの雰囲気を受けると、どこか切なさや哀愁のようなものが感じられ、なんとも不思議な感覚だ。

 
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MCではセットリストを振り返りつつ、昼時と言うことで“プロデューサー”に昼食をライブ前に食べたのか、ライブ後に食べたのかを質問。ふたりはと言うと、ライブ前に名物の焼きまんじゅうを食べたとのことで、その際に“菊地真”が口の周りに味噌をつけてしまい、メイク直しをしてもらったという可愛いエピソードも紹介された。

09.おもいでのはじまり:菊地真、萩原雪歩
10.9:02pm:菊地真、萩原雪歩
11.静かな夜に願いを…:萩原雪歩

ゆったりとした曲調の“おもいでのはじまり”、“9:02pm”と続き、“萩原雪歩”はソロ曲“静かな夜に願いを…”を披露。切ない表情と歌声のバラードは、ステージに粉雪が舞う演出も相まって情感たっぷりのパフォーマンスとなった。

 
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MCでは互いのソロのパフォーマンスを称え合いつつ、他の“765プロオールスターズ”が手紙をくれたり、レッスンを観に来ていたというエピソードを紹介。皆が応援してくれていると笑顔で語る様子は、ステージのふたりだけではなく“765プロオールスターズ”全員の強い絆を感じさせてくれた。

12.edeN:菊地真、萩原雪歩
13.LOST:萩原雪歩
14.tear:菊地真

シンフォニックなロックナンバー“edeN”に続いては、“萩原雪歩”のソロ曲“LOST。かつての恋心を思い出し、懐かしみつつも悲哀を感じる切ないバラード。

 
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そして“菊地真”のソロ曲“tear”も“LOST”と同じような別れがテーマとなっているが、こちらは激しいロック調で悲しくも熱い思いが感じられる1曲だ。

 
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MCでは、それぞれのソロパフォーマンスの素晴らしさを称えつつ、“萩原雪歩”が“菊地真”にどんなトレーニングをしているかを質問。体力作りだけでなく、緊張しないイメージトレーニングをしているということで、ぜひ知りたいと“萩原雪歩”が教えを乞う。しかし、緊張ではなく可愛さをアピールするイメージトレーニングだっため“萩原雪歩”はかなり困惑した様子を見せていた。

15.Little Match Girl:菊地真、萩原雪歩
16.キミはメロディ:菊地真、萩原雪歩

アンコール前の1曲は“Little Match Girl”。懐メロ感もあるダンスナンバーに切なさがありつつも色気漂うパフォーマンスに魅了される。

 
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ここで冒頭の朗読劇の続きが上映され、互いの思いを知ったふたりが勇気を出して月へ逃避行するというエンディングへ。一見、ハッピーエンドに向かっているようにも見えるが、「月へ旅立つ」という解釈の捉えかたによっては悲哀に満ちた内容にも感じられる。

最後は、会場や配信で見守っている“プロデューサー”への感謝のメッセージを伝え、“キミはメロディ”が披露される。1日目のオープニングを飾ったポップで可愛いナンバーがラストを飾り、明るく楽しいエンディングだ。そして、朗読劇の内容がハッピーエンドに繋がっていることも示され、暖かな気持ちになったところで幕を閉じる。

 
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そして、最後の公演のテーマは“~純藍~”となっており、最初の朗読劇では先ほどとは展開が変わり、今度は影の王が戦いに赴くために別れを告げるというストーリー。影の王は必ず帰ってくると約束し、その無事を祈る光の王の姿が描かれた。

01.First Stage:菊地真、萩原雪歩
02.アマテラス:菊地真、萩原雪歩
03.キミはメロディ:菊地真、萩原雪歩

最終公演は“First Stage”から始まり、“アマテラス”、“キミはメロディ”とポップで楽しい楽曲が続く華やかなパートとなった。

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MCでは、前の2公演とは違いふたりがいっしょにステージに登場し、最後の公演ということで名残惜しそうな様子を見せる。また、“菊地真”が前の公演で名前を呼ばれてステージに登場する流れが気持ちよかったので、もう1回やりたいとリクエスト。“プロデューサー”が「真!」、「雪歩!」と呼びかけると、ふたりも感謝を伝えつつ笑顔を見せる。

04.ALRIGHT*:萩原雪歩
05.待ち受けプリンス:菊地真、萩原雪歩
06.キミ*チャンネル:菊地真
07.i:菊地真、萩原雪歩
08.9:02pm:菊地真、萩原雪歩

MC明けは“萩原雪歩”のソロ曲“ALRIGHT*”。「イエーイ!」という気合いの叫びから始まるパフォーマンスに大きな歓声が上がり、曲中で「雪歩!」と名前を呼ぶコールで会場が一体となって盛り上がる。

 
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“待ち受けプリンス”に続いては、“菊地真”による甘酸っぱく爽やかなラブソング“キミ*チャンネル”。キュート全開の歌声とノリノリのダンスパフォーマンスで魅了する。

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楽しさ溢れるブラスサウンドが印象的な“i”は、自然と体が動き出すようなメロディとふたりの優しい歌声で心が洗われるようなステージだ。

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“9:02pm”が披露された後のMCでは、それぞれのソロ曲を振り返りつつ、コール&レスポンスで盛り上がる。会場となっている群馬県では、運動会で紅組や白組ではなく赤城団や榛名団という組み分けがあるということで、会場の左右を「菊地団」、「萩原団」に分けて声出しを行う。運動会のように、ふたりの呼びかけに「おー!」と“プロデューサー”が返し、熱く盛り上がる。

 
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09.The world is all one !!:菊地真、萩原雪歩
10.おもいでのはじまり:菊地真、萩原雪歩
11.チアリングレター:菊地真

その勢いのまま、テンションが上がる“The world is all one !!”から、ゆったりとしたミドルバラード“おもいでのはじまり”と続き、“菊地真”が歌うのはソロ曲“チアリングレター”。暖かく励ましてくれる手紙のような歌詞と、優しいシンフォニックサウンドに癒される。

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MCでは、その“チアリングレター”について触れ、なんと“萩原雪歩”はこのライブのために“菊地真”に宛てた手紙を書いたことを明かし、ステージ上で読み上げる。感謝の思いが籠った心温まる内容に、“菊地真”はもちろん、“プロデューサー”からも感動の拍手が送られる。

12.My Best Friend:菊地真、萩原雪歩
13.Halftone:菊地真、萩原雪歩
14.Kosmos,Cosmos:菊地真、萩原雪歩

“edeN”、“Halftone”と熱りロックナンバーに続いては、“萩原雪歩”のソロ曲“Kosmos, Cosmos”。浮遊感のあるテクノサウンドに、優しい歌声が暖かく包み込む。曲の後半からは、“菊地真”も参加し、さらに癒し効果がパワーアップしていた。

 
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短いMCを挟んで、アンコール前はなんと“VOY@GER”。2021年に発表された『アイドルマスター』シリーズ全体のイメージソングの登場に、会場からも「おお!」と驚きの声が上がる。疾走感溢れるサイバーサウンドに、ふたりのクールな歌声とダンスとラスサビ前のラップパートもバッチリ決まり、最高潮の盛り上がりを見せる。

15.VOY@GER:菊地真、萩原雪歩
16.まっすぐ:菊地真、萩原雪歩

 
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アンコール前の最後の朗読劇では、長い時を経て戦いから帰還した影の王と待ちわびたと語る光の王が、ここから始まるふたりの未来に希望を持つという晴れやかなエンディングとなった。

MCでは、初の試みとなったツインライブについて、最初は緊張したが、長年の信頼からふたりならできるという自信が持てたことや、見守ってくれている“プロデューサー”への感謝の思いも語られた。

ラストは、ゆったりとしたブラスサウンドとポジティブな歌詞に癒される“まっすぐ”。未来への希望が込められた心温まるミドルバラードが、会場を優しく包みこみ、最高のエンディングを迎えた。

 
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“765プロオールスターズ”としては4年ぶりとなった3Dモデルのイベントだったが、現実感のあるハイクオリティなステージやアイドルのパフォーマンスに唸らされるライブだった。MC中の動きや、ちょっとした仕草も丁寧に表現されており、映像表現のレベルの高さやこだわり抜いた技術にも驚かされた。また、『アイドルマスター』の初期からアニメの曲が含まれたセットリストは、改めて楽曲を聞き返したくなる楽しい内容だ。新たな形式で行われたコンセプトライブだったが、ぜひ今後も継続して欲しいイベントである。

こちらのライブの模様はアーカイブ配信が行われており、4月14日18時まで視聴チケットが販売中。アーカイブは4月14日23時59分となっているので、ぜひこちらもチェックしていただきたい。

チケット情報はこちら

【DAY1 セットリスト】
01.キミはメロディ:菊地真、萩原雪歩
02.自転車:菊地真、萩原雪歩
03.何度も言えるよ:萩原雪歩
04.アマテラス:菊地真、萩原雪歩
05.待ち受けプリンス:菊地真、萩原雪歩
06.チェリー:菊地真、萩原雪歩
07.First Stage:菊地真、萩原雪歩
08.edeN:菊地真、萩原雪歩
09.エージェント夜を往く:菊地真
10.9:02pm:菊地真、萩原雪歩
11.First Step:萩原雪歩
12.My Best Friend:菊地真、萩原雪歩
13.The world is all one !!:菊地真、萩原雪歩
14.Halftone:菊地真、萩原雪歩
15.おもいでのはじまり:菊地真、萩原雪歩
16.my song:菊地真、萩原雪歩

【DAY2 セットリスト】
01.relations:菊地真、萩原雪歩
02.inferno:菊地真、萩原雪歩
03.迷走Mind:菊地真
04.Halftone:菊地真、萩原雪歩
05.待ち受けプリンス:菊地真、萩原雪歩
06.アマテラス:菊地真、萩原雪歩
07.The world is all one !!:菊地真、萩原雪歩
08.First Stage:菊地真、萩原雪歩
09.おもいでのはじまり:菊地真、萩原雪歩
10.9:02pm:菊地真、萩原雪歩
11.静かな夜に願いを…:萩原雪歩
12.edeN:菊地真、萩原雪歩
13.LOST:萩原雪歩
14.tear:菊地真
15.Little Match Girl:菊地真、萩原雪歩
16.キミはメロディ:菊地真、萩原雪歩

【DAY3 セットリスト】
01.First Stage:菊地真、萩原雪歩
02.アマテラス:菊地真、萩原雪歩
03.キミはメロディ:菊地真、萩原雪歩
04.ALRIGHT*:萩原雪歩
05.待ち受けプリンス:菊地真、萩原雪歩
06.キミ*チャンネル:菊地真
07.i:菊地真、萩原雪歩
08.9:02pm:菊地真、萩原雪歩
09.The world is all one !!:菊地真、萩原雪歩
10.おもいでのはじまり:菊地真、萩原雪歩
11.チアリングレター:菊地真
12.My Best Friend:菊地真、萩原雪歩
13.Halftone:菊地真、萩原雪歩
14.Kosmos,Cosmos:菊地真、萩原雪歩
15.VOY@GER:菊地真、萩原雪歩
16.まっすぐ:菊地真、萩原雪歩

THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

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