『ヴイアライヴ』定点観測-49:長時間配信で候補生のさまざまな表情を楽しむ【アイマス日記第304回】

2024-03-10 15:00 投稿

候補生たちへのエールと共感が強く生まれる長時間配信

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる“アイマス日記”。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当:東響希

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配信活動を通じてアイドルを目指すプロジェクト『ヴイアライヴ』では、今月末にいよいよ候補生のアイドルデビューの可否が発表されるラストライブが開催される。残り半月ほどとなっており、公式配信やオンライン1on1イベントなどが控えているものの、候補生としての個人配信は残り数回程度。もちろん3人揃ってのデビューを確信しているので今後も配信は続いて行くとは思うが、今回は過去の個人配信の中から、とくにそれぞれが気合いで乗り切った長時間配信について触れてみたい。

まず、愛夏さんについてはホラーゲーム『ウツロマユ』のプレイ実況配信だ。本作は、インディーズゲームを手掛けるNAYUTA STUDIOからリリースされたホラーアドベンチャーゲーム。80年代の日本の田舎の村が舞台となっており、プレイヤーは一人称視点でキャラクターを操作しながらさまざまな恐怖に見舞われる。閉塞感もあるようなさびれた村の雰囲気は、昭和時代のホラー映画のなんとも言えない不気味さが醸し出されており、観ているだけのこちらも背筋が凍るような怖さがある。愛夏さんは、「ぜんぜんこわくないですし」とテーマを掲げ、序盤は必死でテンション上げながらプレイしているが、つぎつぎに襲い掛かってくる恐怖に絶叫を上げ、テンションが下がっていく様子も見せる。後半にはプレイも慣れてきて、多少は落ち着いてプレイできている場面もあったものの、絶叫35回をカウントするほどの恐怖体験だった。しかし、残念ながら時間切れということで2回目に持ち越し。2回目の配信にてエンディングまでプレイを続け、最後は涙に包まれる長時間配信は、ふたつ合わせると合計6時間を超える生配信となっている。

宇宙さんが長時間を費やしたのは、『Getting Over It with Bennett Foddy』のゲームプレイ実況配信。本作は、下半身が釜にはまった男・ディオゲネスを登山用ハンマーを使って操作し、さまざまなオブジェクトを利用しながらゴールまで登っていくアクションゲーム。マウスやコントローラーを使っての操作となるが、登山用のハンマーによる挙動が独特で慣れないと思うように操作できずに、かなりのストレスとなる。リリースされたのは2017年で、日本では釜ではなく壺に嵌ったおじさん、「壺おじさん」、「壺おじ」という愛称が広まり、ストリーマーやVtuber界隈で流行。現在ではそこまで多くを見なくなったものの、ストリーマーの定番の実況配信ともいえるブームを作ったゲームである。ゲームプレイが得意と語る宇宙さんだが、「壺おじ」には大苦戦を強いられ、6時間弱をプレイしたもののクリアーならず。ただ、この動画の真の見どころは、普段の実況プレイのような興奮や恐怖などの絶叫ではなく、イライラ全開で叫ぶ姿が見られるところだろう。そのほか、ひとつ関門を突破するたびに喜ぶ声や諦めモードに入ってテンションが下がってみたり、喜怒哀楽のすべてが詰まった実況配信が楽しめる。

そして、レトラさんの長時間配信は、ホラーゲーム『Poppy Playtime』のチャプター2、チャプター3の連続クリア耐久配信である。本作は、インディーズゲームを手掛けるMob Entertainmentからリリースされたホラーゲーム。廃墟となった玩具工場を一人称視点で探索しながら謎を解いていく内容だが、さまざまなパズル要素が盛り込まれており、恐怖要素満載のホラーゲームとはひと味違う作品と言えるだろう。ストーリーが繋がっているということもあり、2タイトルを立て続けのクリアー耐久ということで、多少は長くなることが予想はされていたものの、まさかの9時間弱という超長時間配信となった。チャプター2については2時間半程度で終わったものの、チャプター3は6時間近くのプレイとなり、終わるころには深夜どころか明け方近くとなっていた。ホラーゲームながら、レトラさんの可愛らしいハムボイスで絶叫シーンもありつつ、笑いを交えたものとなっており、ホラーが苦手な人でも比較的楽しめる動画だと思われる。ちなみに、この実況配信が終わった明け方から、同じ日の夜には公式レッスンの生配信が控えていたが、いつもと変わらずバッチリとこなしており、レトラさんのタフさにも驚かされるところである。

長時間配信となると、候補生たちもある程度は気が抜ける場面だったり、いつもと違うテンションになったりと、いろんな表情が見られる点が魅力だ。長い時間を共有することで、より候補生たちへの応援や共感も高まっていくだろう。ただし、文字通りの長時間なので無理せずに時間を分けてみることをオススメする。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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