『ヴイアライヴ』定点観測-34：レトラさんの誕生日記念配信開催！パブリックビューイング会場に潜入してみた【アイマス日記第285回】

ライブさながらに熱いコールが飛び交うパブリックビューイング会場

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』。

『ヴイアライヴ』定点観測では、バーチャルな姿で活動するアイドル候補生・灯里愛夏さん（以下、愛夏さん）、上水流宇宙さん（以下、宇宙さん）、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん（以下、レトラさん）を、真のアイドルに育て上げるプロジェクト『ヴイアライヴ』について記録していく。

担当：東響希

2023年11月11日、候補生のひとりであるレトラさんの誕生日配信が開催された。藍夏さん、宇宙さんに続いて誕生日配信としては最後となるレトラさんの配信は、得意の歌を中心としたライブ形式の内容。YouTubeでの配信はもちろん、恒例となる“namco Tokyo”でのパブリックビューイング（以下、PV）も開催。今回は、その会場に潜入したので、現地の雰囲気も記録していく。

PV会場は開始前からかなりの熱気に包まれていた。モニターの前のテーブルに飲食物を並べて待機している“プロデューサー”だけでなく、席のない“プロデューサー”もすでにペンライトを準備しており50人以上が集まっている。会場で販売されている誕生日限定ラベル付きのドリンクを購入しつつ待っていると、いよいよ配信がスタート。

1曲目は、『アイドルマスター』から“プロジェクトフェアリー”の楽曲“オーバーマスター”。過去には歌ってみた動画にて候補生3人がカバーしていたが、今回はレトラさんによるソロ歌唱だ。いきなりブチ上がるハイテンションナンバーに大きな歓声と熱いコールが巻き起こる。さらに、『電音部』の楽曲でレトラさんのカバーが配信中となっている“Sync My Lights”を披露し、透き通るような美しい歌声を見せる。

MCでは、視聴している“プロデューサー”にはもちろん、PV会場の“プロデューサー”に向けて集まってくれた感謝を伝えつつ、自分に向けてアカペラで”Happy birthday to you”を歌うと、会場も併せての大合唱となった。

3曲目は、“夢見りあむ”の“OTAHEN アンセム”。『アイマス歌枠リレー』でも盛り上がったアイマス楽曲で、クールでカッコイイ2曲目までとは打って変わっての電波ソングである。ほぼ、“プロデューサー”がメインを歌うコールパートもあり、さらにPV会場はヒートアップ。

1曲目～3曲目までの楽曲紹介を挟んで、4曲目はアクションゲーム『ワンダーモモ』のテーマソングである“ワンダーモモ”。こちらもレトラさんのカバーが配信中の曲だ。コミカルで可愛らしい歌声から、サビでガラッと雰囲気が変わり熱い曲調になるユニークな曲を見事に歌いこなす。一転して、5曲目は『電音部』からオシャレでクールなナンバー“Where Is The Love”。レトラさんの真骨頂とも言える力強く透き通る歌声にノックアウトされる。

折り返し前のMCではここまでの『ヴイアライヴ』としての活動を振り返り、“プロデューサー”からの第一印象で「危なっかしい」や「何かやらかしそう」と言われていたことに言及。「失礼しちゃわー」と言いつつ、最初の紹介動画で発情期の猫の鳴き声を披露したせいかもと苦笑い。

6曲目は、サプライズゲストとして愛夏さんと宇宙さんも参加した“POPLINKS TUNE!!!!!”だ。これまでの誕生日配信でも他の候補生が出演したことがあったので予想していた“プロデューサー”は多かったようだが、3人が画面上に現れた瞬間にはPV会場も大きな歓声に包まれる。ノリノリな楽曲に3人のハーモニーがマッチして、お祭りのような楽しいパフォーマンスとなった。

MCでは、誕生日プレゼントとして、レトラさんのイラストのラベルが入った金粉入り特製シャンパンがプレゼントされる。さらに、ふたりからの個人的なプレゼントとして、愛夏さんからは犬好きのレトラさんが飼い犬と遊べるようにと犬用のおもちゃが、宇宙さんからさらに魅力的な女性になって欲しいと美容パックがそれぞれ贈られた。また、ふたりから20歳になっての抱負を聞かれたレトラさんは、アイドルになるのはもちろんのこと、ワンマンライブと3人でのライブをしたいと語り、3人揃ってのデビューを改めて誓っていた。

7曲目に披露されたのは、『アイドルマスター ミリオンライブ！』のコミカライズ作品から生まれた“アイル”。過去にはバンド活動をしていた経緯もあるレトラさんにピッタリの王道ロックナンバーは、イントロと同時に大きな歓声が上がる。ここまでのセットリストは、歌枠や配信などで一度は歌われていた曲だったが、7曲目にして初歌唱の曲の登場に熱気は最高潮だ。

MCでは、先ほど20歳の抱負については語ったが、逆にどんな企画をやって欲しいかとアイデアを募集。バンジージャンプという提案やコスプレ配信、過去に話題になったポエム朗読配信、新しいヘアスタイルなどさまざまな企画や提案が挙げられる。さらに、改めて誕生日記念の乾杯を行うということで、レトラさんの「KP～！」の掛け声に合わせて“プロデューサー”たちがグラスを掲げる。

8曲目は、『電音部』の歌枠でも披露したクラブサウンドにクールなラップが特徴の“CHAMPION GIRL”。バチバチに挑発的で力強い歌声のダンスナンバーで、“プロデューサー”たちも体を揺らしながら楽曲を楽しむ。さらに9曲目は、“星井美希”のソロ曲から“マリオネットの心”を披露。イントロと同時に大きな歓声があがり、力強いコールでヒートアップ。PV会場の周囲は、壁がないオープンな状態でフロア全体にレトラさんの歌声と“プロデューサー”のコールが響き渡っており、興味を引いたギャラリーも集まって100人近くが見守る熱い展開だ。

残り2曲となり11月11日にちなんで、できれば同接数1111人に行きたいということで、“プロデューサー”に拡散を呼びかけ気合いを入れつつ、10曲目は『電音部』から“KOI WAZURAI”。オシャレで切ないミドルバラードで“プロデューサー”を癒し、レトラさんの表現の幅広さを改めて感じさせてくれる。

最後の曲を前に、先ほど宇宙さんと愛夏さんにも語った今後の目標について、他ブランドの先輩たちともコラボしたいという追加目標も発表。そして、今後も毎年の誕生日配信で盛り上がりたいと語ると、それを称えるように大きな歓声が上がった。

そして、ラストを飾るのは『アイドルマスター シンデレラガールズ』から、“ガールズ・イン・ザ・フロンティア”。大きな目標を掲げアイドルを目指して力強く歩いているレトラさん、ひいては候補生の3人の心情を現したような熱い選曲だ。さらに、このタイミングで同接数も1111人を突破し、最高のラストを迎える。

無事、11曲を終えたということで「安心したらお腹が空いてきた」と楽しそうに語る様子はなんとも可愛らしく、会場の“プロデューサー”たちにも笑顔がこぼれる。ステージでは。抜群の歌唱力とパフォーマンスを見せる一方で、MCでのゆるゆるで自由な雰囲気もレトラさんの魅力だろう。

これで終わらせたくないと、コメントや会場ではアンコールが巻き起こり、「11曲しか用意してないからこれで終わりなんだよなー」とレトラさん。しかし、時間的にもう1曲行けるということで、今日の11曲の中から限定でコメントからリクエストを募集し、“アイル”に決定。本当にラストナンバーということで、“プロデューサー”たちも力の限りペンライトを振り、熱い歓声で楽曲を盛り上げ、ライブパートは終了。

ここで、愛夏さんと宇宙さんからバースデーメッセージとともに、サプライズでバーチャルシンガーのYuNiさんからのお祝いコメントも紹介される。YuNiさんは『ヴイアライヴ』のプロジェクト発表会にて、レトラさんが尊敬するアーティストとして挙げた存在。サプライズではあったものの、レトラさんは密かに期待していたと語りつつ、コラボしたいというメッセージには一気にテンションアップ。告知コーナーを挟んで、最後は「チャオチャオー」というレトラさんの終わりの挨拶に合わせ、PV会場の“プロデューサー”も声を合わせ、配信は終了した。その後、アイマス関連のイベントでは恒例となっている「アイマス最高！」コールも行われており、ライブ終了後のような盛り上がりだった。

バンド経験もあるレトラさんだけに、楽曲とMCのバランスも上手くまとまっていて、本当にアーティストの配信ライブを見ているような感覚だった。そして、今後、アイドルデビューしたレトラさんのワンマンライブや、愛夏さんと宇宙さんも加えた3人のライブにも大いに期待が膨らむイベントだった。

【セットリスト】
01.オーバーマスター
02.Sync My Lights
03.OTAHEN アンセム
04.ワンダーモモ
05.Where Is The Love
06.POPLINKS TUNE!!!!!
07.アイル
08.CHAMPION GIRL
09.マリオネットの心
10.KOI WAZURAI
11.ガールズ・イン・ザ・フロンティア
EN:アイル

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.