『アイドルマスター ミリオンライブ!』待望のアニメがスタート!日曜日の朝放送でさらに認知層を広げる【アイマス日記第277回】

2023-10-14 10:00 投稿

アイドルアニメはニチアサの定番!

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

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2023年10月8日、いよいよ『アイドルマスター ミリオンライブ!』のテレビアニメがスタートした。改めてになるが、テレビ放送の最速時間は日曜日の午前10時からということで、まさかの朝アニメとしてのオンエアである。これまで、『アイドルマスター』ブランドのさまざまなアニメが放映されているが、どれも深夜帯の放送だったので放送時間が解禁された際には大きな盛り上がりを見せた。

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アニメに先駆けて行われている劇場での先行上映も、現在は最終話までを網羅した第3幕が公開中。そんな中で、いよいよテレビオンエアが始まり、熱心な“プロデューサー”諸兄はすでに劇場での全話視聴を完了していることと思うが、筆者もその余韻に浸りつつ、改めて1話を振り返っている。

第1話は当然のことながら、キャラクターの紹介とストーリーの中心がどこに置かれるかという説明的な部分がメインとなるわけだが、冒頭での“春日未来”のパーソナルについて描かれるシーンについて。身体能力の高さやコミュニケーション能力の高さ、そしてその明朗快活な性格が育まれているであろう暖かな家庭環境とともにアイドルを目指すきっかけまでが自然に盛り込まれており、ストーリーを観るだけで現状が読み取れる。

さらに、ライブ会場では“最上静香”が席を間違えており、ややポンコツな部分がありつつも思いつめたような影がある部分もしっかり描く。一方で、先んじて“プロデューサー”にスカウトされているという立場で登場する“伊吹翼”。この時点で、先のふたりよりもアイドルとしてのポテンシャルが高いことも観ている側に伝わる。このように、映像表現とストーリー展開でアイドルのパーソナルや作品内でのポジションなどが見てとれる絶妙なバランスの構成だ。

見どころは何といっても終盤で観られる“765プロオールスターズ”のライブシーンだろう。円陣を組むシーンでは、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』でゲスト出演した“佐竹美奈子”、北沢志保”、“矢吹可奈”、“横山奈緒”が後ろで見守る姿も見られる。テレビアニメと劇場版で描かれた『アイドルマスター』とは違い、“秋月律子”がアイドルとして活躍している点で同じ世界線ではないことはわかるが、これまでのアニメの要素をしっかり盛り込み、13人のアイドルたちの成長と歴史が感じられる。

さらに、“ToP!!!!!!!!!!!!!”が選曲されている点も心憎い。楽曲にイースターエッグ的要素が組み込まれているが、そこからこの物語が“765プロダクション”という場所が大きな要素であることが表現されていると言えるだろう。そして、サビ前の歌詞「未来へSMILE 過去から勇気 今日をほら『ガンバレ!』」という部分について、“765プロダクション”の築き上げてきた13人のアイドルたちの歴史(過去)が、“春日未来”に向けて笑顔で「頑張れ!」とエールを送っているようにも感じられるのだ。それは、『ガンバレ!』という“天海春香”のエールによって、“春日未来”がアイドルを目指す決定的な瞬間として表現されている点からより強く感じている。

さまざまな要素が詰め込まれた第1話は、劇場で観た際にも一気に心を持っていかれたが、改めて見直しても23分があっという間に感じられる濃厚な内容だ。また、これまで挙げてきたように、ストーリー構成もバランスが良く、初めて視聴する人にも薦めやすい。そして、日曜日の午前中の時間帯は、キッズ層が視聴するアイドルアニメが放映されているテレビ局もあるため、10代前半から小学生低学年層が触れる機会も出てくる。もしかしたら、他のアイドルアニメと同じく『アイドルマスター』で本当のアイドルに憧れる子供たちが増えてくる可能性もあるだろう。これを機会に、『アイドルマスター ミリオンライブ!』のファン層がどんどん広がっていくことを期待したい。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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