『アイドルマスター シンデレラガールズ』コンセプトライブ“cgコンステ”の注目度の高さを改めて再確認【アイマス日記第262回】

サプライズゲストによる演出の強さ

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当：東響希

昨年の11月26日～27日にかけて行われた『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブイベント『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Twinkle LIVE Constellation Gradation』（以下、『cgコンステ』）の映像商品が8月2日に発売された。販売はいつも通り同コンテンツの楽曲製作を行っている日本コロムビアのECショップと、バンダイナムコエンターテインメントのオフィシャルECショップ・アソビストアにて。アソビストアでは豪華なグッズが付属する特装版も発売された。

今回、改めてこのライブの注目度が高かったことがわかるのは、この映像商品が発売日の時点でほぼ完売していたことだ。アソビストアの特装版のみ当日までは在庫があったが、翌日には売り切れとなっていた。

この手の映像商品は確実に入手するには予約購入しておくことだが、昨今の『アイドルマスター』関連の映像商品について発売日前に売り切れになることはそうそうない。そもそも歴戦の“プロデューサー”諸兄であれば映像商品はマストバイではあると思うが、その金額は決して安くはない。さまざまな理由で映像商品を見送る人もいるだろう。そういった要因も含めてだと思われるが、オフィシャルショップでの映像商品については、発売日後も購入できることがほとんどだ（もちろん、発売日から数日で売り切れになることはある）。

例えば、今回の話題に挙げている『cgコンステ』の前に行われたシンデレラガールズのライブ、『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS LIKE4LIVE #cg_ootd』の映像商品については、いまでもオフィシャルでの購入が可能だ。さらに言えば、その前の10周年ライブツアーのファイナル公演についてもまだ購入できる。

ところが、今回の『cgコンステ』については発売日には完売状態となっていた。しかも、前回のライブよりも値段が高いにも関わらずだ。もちろん、これまでの出荷数から余剰在庫はある程度の調整している可能性はあるが、いつもより多くの人が映像を見返したいと感じたことも大きな要因ではないだろうか。

そして、その見返したいと思うライブのポイントがスペシャルゲストの参戦だ。『cgコンステ』では、1日目の終盤に“ももいろクローバーZ”が登場しており、以前から『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』（以下、『デレステ』）でコラボしていたり、このライブでコラボ楽曲も発表になったということで大きな話題となった。

さらに、2日目には広瀬香美さんが登場し、名曲“ロマンスの神様”をいっしょに披露したうえで、『デレステ』から冬をテーマにした“Snow Wings”を一緒に歌うというスペシャルなセットリストになった。

かつては『アイドルマスター』の3rdライブで、アニソン・特撮シンガーの串田アキラさんが登場したという歴史もあったが、これについては劇中で串田さんが歌声を担当する“ヤキニクマン”というキャラクターの前提があってのことだ。

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そして、『cgコンステ』では2日間で別々のゲストを呼ぶという、さらに上をいくサプライズを投入。ももいろクローバーZは前述のように接点があったために納得ではあるが、広瀬さんに至ってはライブのコンセプトである冬以外には接点がない。まさに前代未聞のコラボで、アイマスの歴史においても大きなニュースだったと言えるだろう。

そういった点からも、『cgコンステ』で起きた歴史的な瞬間を見返したいと思った“プロデューサー”が多かったのでは推察する。本稿執筆時点ではとくに再販予定などは発表されていないが、ぜひ二次販売なども検討して欲しいところではある。

余談だが、広瀬さんがライブ当日のMC中に「ぜひ、シンデレラガールズに曲を書かせて欲しい」と語っており、いまのところは実現していないが、今年の冬にはもしかしたらという期待感も沸いている。

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