『ヴイアライヴ』定点観測-17：アイマス18周年企画としてアイマス楽曲縛りの歌枠リレー開催！【アイマス日記第259回】

様々なブランドの歌のカバーが楽しめる

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当：東響希

2023年7月26日、『ヴイアライヴ』ではプロジェクトとしては2回目の歌枠リレーを開催。今回は、『アイドルマスター』の18周年を記念した企画の一環として行われており、『アイドルマスター』ブランドの中からの楽曲がチョイスされた。なかなかにバラエティに富んだセットリストになっていたので、さっそく振り返っていこう。

今回のリレーのトップバッターは、灯里愛夏さん（以下、愛夏さん）だ。“天海春香”の代表的なナンバー“START!!”から文字通りスタートすると、“Cleasky”の“虹色letters”や“市川雛菜”の“あおぞらサイダー”など青春感が漂う曲が続く。“あおぞらサイダー”を歌う“市川雛菜”について、自分の幸せを優先するという考えかたを持っており、周りに影響されて落ち込むことがあったときに心が励まされるとアイドルへの思い入れも語られる。ここで“Cafe Parade”の“Pavé Étoiles”という意外なチョイスで、低音のかっこいい表現も見せてくれた。ふだんは可愛らしく明るい声で、これまで歌っている曲でもここまで違う声質は聞いたことがなかったのでとくに驚かされた。さらに、『アイドルマスター ディアリースターズ』の“ハッピース”がラインナップされていたのも、なかなか心にくい。“Tulip”で可愛らしい色気を発揮しつつ、最後は“ありったけの輝きで”で締める。普段のちょっと抜けてて可愛らしい部分だけではない、さまざまなパフォーマンスを見せてくれた。

2番手はサラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん（以下、レトラさん）が担当。『電音部』の楽曲の歌枠メドレーでも高い歌唱力を見せており、中間審査の“クォータリークイーン”に選ばれる要因としても大きかったため、今回も注目度は高い。『電音部』歌枠で“アイドル Break All”や“JUNGLE WAHHOI”などコミカル曲からスタートしたが、今回も電波ソング“OTAHEN アンセム”のスタートで掴みはバッチリだ。ノリノリなパッション曲、“パ・リ・ラ”で盛り上げたところで“バーニン・クールで輝いて”を披露し、愛夏さんと同じくイケメンボイスでキメる。ここからは、いよいよ本領発揮とまずは“relations”を抜群の安定感で歌い上げると“スタートリップ”へ。バンドのボーカル経験があるレトラさんが、“ジュリア”の曲を歌うのは、キャラクターの背景も相まって中々エモい。そこから、難易度の高い“アクセラレーション”と自身が好きすぎてどうしても歌いたかったという“神様は死んだ、って”で畳みかける。配信中に登録者が1万人を超えるというドラマチックな展開も見せてくれた。

トリを務めたのは上水流宇宙さん（以下、宇宙さん）。最初はブランド合同曲の“VOY@GER”から始まる熱いスタート。“エージェント夜を往く”に続いては、“MOON NIGHTのせいにして”をクールに歌い上げる。そして、最初のプロジェクト発表会でも好きな先輩アイドルとして挙げていた“アンティーカ”の“バベルシティ・グレイス”に挑戦し、ふだんは可愛い子たちがカッコイイ曲を歌っている姿がいいとユニット愛も熱く語る。そこから、今度は『電音部』の歌枠リレーでも語っていた大好きなクリエイター、井上拓さんの“ダンス・ダンス・ダンス”と“さよならアンドロメダ”を披露。歌声から好きが溢れる楽し気なパフォーマンスに、聞いているこちらも笑顔になる。最後は『ヴイアライヴ』の青担当ということで、“Fairytaleじゃいられない”を力強く歌い上げてフィニッシュ。こちらの配信では初めての同時接続2000人突破を記録しており、またアンティーカ”の“白瀬咲耶”役を務める八巻アンナさんが反応するなど、さまざまなトピックでも盛り上げてくれた。

今回は満を持してのアイマス楽曲での歌枠メドレーとなったが、それぞれの個性や好きな曲の傾向も見られる興味深い配信となった。また、各自が『アイドルマスター SideM』の曲もピックアップし、低音でのパフォーマンスでテクニカルな部分もアピールできていたのでははいだろうか。なんといっても、どんな曲が歌われるかワクワクさせてくれる面白さがあり、ぜひ今後もどんどん企画して欲しい配信となった。

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