『アイドルマスター SideM GROWING STARS』2周年を迎えずに終了へ…されど315プロの物語はまだまだ終わらない【アイマス日記第227回】

2023-04-07 09:00 投稿

今後の『SideM』はどのように広がっていくのか?

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

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2023年4月4日、『アイドルマスター SideM』のリズムゲームアプリである『アイドルマスター SideM GROWING STARS』(以下、『サイスタ』)が7月31日をもってサービス終了することが発表された。今年1月に終了したソーシャルゲーム版『アイドルマスター SideM』(以下、『エムマス』)からわずか3か月で、立て続けに終止符が打たれることが発表されてしまった。来年は『アイドルマスター SideM』の10周年だが、アニバーサリーを前に『SideM』関連のゲームはすべて幕を閉じてしまうことになる。

『サイスタ』は、一昨年の8月に終了したリズムゲームアプリ『アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!』(以下、『エムステ』)の後継作としてリリースされたタイトル。新ユニット“C.FIRST”が追加されて、これまでの世界観を踏襲しつつ新たなストーリーが展開していた。イベントごとのストーリーはもちろん、かなりのボリュームで描かれているメインストーリーはこのゲームの目玉とも言えるだろう。そのほかにも、各アイドルごとのストーリーを描く“アイドルエピソード”や過去の物語が明かされる“エピソードゼロ”など、とくにキャラクターを掘り下げるストーリー関係が充実している。メインストーリーはプロローグ的な第一章に続いて、第二章では一部のアイドルたちにフォーカスした内容となっており、今後もさまざまなアイドルにスポットが当たる可能性があっただけに、担当アイドルが取り上げられなかった“プロデューサー”は悔しい状況だろう。

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また、アイドルとトークや通話でやり取りする“LINK”など(後に『アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ』にも類似機能の“CH@T”が追加された)、アイドルが身近に感じられるようなシステム作りが行われていたように思う。

 
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リズムゲームについても、これまでの『アイマス』ブランドになかった3DフルアニメーションのMVという新たなモードも取り入れ、豪華なゲーム体験となった。全ユニットの3Dライブについてはすでに製作が完了。また、“エピソードゼロ”が未実装のユニットについてもサービス終了までに導入する方向ということで、まだ追加要素があるのは救いと言えるだろう。

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『エムマス』の終了に伴いアプリが一本化されたことで、より一層力を入れてのサービス展開が可能になりそうではあったが、残念な結果となりSNS上で落胆する様子が多く観られた。また、先日の合同ライブではこれまで『SideM』に触れてこなかった“プロデューサー”に向けてが楽曲を中心としたブランドの魅力をアピールできただけに、入口として最適だった『サイスタ』の終了は非常に惜しまれる。

今後については、すでに発表済みとなっている公式サイトにおける『エムマス』のアーカイブ公開のほか、新曲制作や3Dモデルを活用したライブと連動ストーリーの制作も行われるとのこと。

 
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3Dライブについては『アイドルマスター ミリオンライブ!』でMRライブの開催を発表しているが、おそらくこの流れに続くものだろう。ただ、『315パッションアワー!!!』という3Dモデルを使ったトークバラエティが展開されており、今後のメインコンテンツになっていく可能性も高い。例えば、ライブ連動ストーリーも3Dモデルを活用したリアルタイムなものにするなど、ある意味、MR2.5次元ライブ的なメタ構造なイベントなどが行われたら個人的にはおもしろいと思う次第。

いずれにせよゲームというメインの“プロデュース”場所がない以上は、アイドルを露出する場所と機会をどんどん増やすのがコンテンツ継続にとって重要になってくるだろう。ゲームの終了後の展開については、今後順次発表されていくようなので引き続き注目していきたい。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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