『アイドルマスター シャイニーカラーズ』“斑鳩ルカ”の加入プロモーションから感じた『アイマス』のブランド力【アイマス日記第226回】

2023-04-05 07:00 投稿

シャニマスのお家芸である“実在感”で魅力をアピール

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

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2023年4月2日、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニマス』)では、新しく育成できるアイドルとして“斑鳩ルカ”が実装された。いまさら説明するまでもないが、“斑鳩ルカ”は『シャニマス』にて初の他事務所に所属するライバルアイドルとして登場。“シーズ”の“緋田美琴”が“283プロダクション”に所属する前にユニットを汲んでいた経緯があり、とある因縁から社長である“天井努”を憎んでいるというカリスマアイドルである。

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先月行われた5thライブで“283プロダクション”への加入が電撃発表された際には、会場は轟音のような歓声に包まれアニメ化の発表と相まって大きな盛り上がりを見せた。さらに、発表直後には前の事務所を辞めることになる経緯や“プロデューサー”との出会いなどが描かれるショートコミュ全10話も公開され、いよいよプロデュースが可能となった。もともと『アイドルマスター』への原点回帰的な作品だった『シャニマス』だが、元ライバルキャラが新たなメンバーとして加わるという展開も引き継がれ(本家のほうは厳密にはライバル設定がなかった世界線に物語が移行したのだが…)、世界観がさらに深まったと言えるだろう。

とくに今回の加入については、そのプロモーションもかなり力が入ったものとなった。前述のショートコミュや“シーズ”のイベントストーリーの期間限定全解禁などのゲーム内だけでなく、渋谷のスクランブル交差点にある屋外広告のシンクロビジョンでのPV放映が行うという大々的なものとなった。

また、“櫻木真乃”と“七草にちか”とともに5周年のキービジュアルのメインメンバーに起用されることとなった。5thライブのラストで公開されたライブキービジュアルでもセンターを飾っていたが、こちらでもセンターに配置されており、かなり力を入れていることがわかる。

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そして、ある意味『シャニマス』のお家芸ともいえるSNSを利用したアイドルの実在感を感じさせる芸の細かい演出だ。ショートコミュに合わせて“斑鳩ルカ”のSNS更新停止のニュースに関するまとめ記事風のページを制作。さらに、実装当日の4月2日には“283プロダクション”の正式加入のプレスリリースと、さらにニュースサイトに掲載されたという体裁のページも制作され『シャニマス』の世界を現実のように表現している。

新メンバーの加入は他ブランドにもあった要素だが、ここまで多面的なプロモーションはなかなかお目にかかったことがない。いままでにあった展開を同じものにはせず、より挑戦的でドラマチックなものには本当に驚かされる。ひとえにキャラクターの人気はもちろんいちばん若いブランド故にこれまでのノウハウが生かされ、ある意味では『アイマス』の総力が結集された結果とも言えるのではないだろうか。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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