『アイドルマスター』新たな可能性も見せてくれるアイドルたちの親族【アイマス日記第219回】

アイドルたちだけではない魅力的な登場人物

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当：東響希

『アイドルマスター ミリオンライブ！シアターデイズ』（以下、『ミリシタ』）にて、『SONG FOR YOU！ガシャ VOL.38』が開催中。新規SSRとして“横山奈緒”と四条貴音”がピックアップされている。“横山奈緒”のカードイラストには、過去のSSR“Super Lover 横山奈緒”で初お披露目となった兄と家族や友人たちが登場。そして、何といっても驚かされたのが“四条貴音”のカードイラストには、妹や“じいや”と慕っている使用人の姿が登場している。

これまで『アイドルマスター』ではアイドルたちの親族や関係者が会話などで登場していたが、『ミリシタ』では実際にイラストで登場することが増えてきた。その中でも“四条貴音”の妹が登場したことはとくに話題になった。

もともとプライベートに関しては秘密が多いミステリアスなアイドル。前述したように、時折会話で実家の話題が出たものの、浮世離れした雰囲気からまったく想像がつかなかった家族の姿だったが今回初のイラスト化となった訳だ。“四条貴音”が持つ凛とした雰囲気とは違い、可愛らしくも儚げで保護欲が湧いてくるビジュアルである。

“四条貴音”の妹に限らず、『アイドルマスター』シリーズに登場する親族には、アイドルたちに勝るとも劣らないポテンシャルを秘めたキャラクターがいる。まずは、TVアニメ『アイドルマスター』にも登場した“高槻やよい”の兄弟姉妹たち。グリー版『アイドルマスター ミリオンライブ！』では、“765プロオールスターズ”の衣装と“Jupiter”の衣装をそれぞれ着用した姿も登場している。

“星井美希”の姉である“星井菜緒”も長年語られていたキャラクターだったが、『ミリシタ』でビジュアルが解禁されている。教師を目指しているという設定なのでおそらく大学生かと思われるが、“星井美希”の姉だけあってかなりの美人。教師という目標があるのでアイドルになるルートはなさそうだが、アイドルとしても十分通用しそうである。

後輩組で言えば“高坂海美”の姉も登場しているが、こちらはプロのバレエダンサーとのことなので、アイドル業界と関わる機会はなさそうだ。

“徳川まつり”のカードでは幼少のころのイラストで妹が登場。現在は高校生らしいが、そちらのビジュアルは不明である。イラストから非常に仲がよさそうに見えるが、現在の関係性はあまり良好でないことも匂わせている。仮にアイドルになる世界線があるとしても同じ“765プロダクション”ではなく、他所で偽名でデビューするストーリーなどいろいろと展開できそうで、その辺りを妄想するのもおもしろい。

『アイドルマスター SideM』の“古論クリス”には年の離れた高校生の妹がいて、こちらもビジュアルが確認できる。はつらつそうな見た目なのでアイドルとしても十分通用するポテンシャルがありそうだ。

姉妹だけでなく兄弟の存在が明らかになっているアイドルも多い。『SideM』は前職ありのアイドルがほとんどのため、設定上でアイドルとは関係ない職業に就いているいるアイドルもデビューという道がないわけではない。『アイドルマスター SideM GROWING STARS』で新メンバーが加入したものの、まだまだ追加の余地は十分にある。そういった点でアイドルの兄弟の存在も無視できない。

このように本来は背景設定の中にいた親族などが後にメインで関わってくるという可能性を想像するのは、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の“七草にちか”の存在が大きい。もともと“283プロダクション”の事務員である“七草はづき”が他界した父に代わり家族を養うために働いている設定があり、その中のひとつ要素だった妹がアイドルデビューするという前例のないストーリーを展開した。

今回はゲーム内のイラストを紹介したが、コミカライズなどのメディアミックスで登場していたり、設定はあるもののビジュアルが存在していない関係者も多い。既存のブランドそれぞれがだいぶ成熟していく中でプロジェクトが3.0に進んだ『アイドルマスター』の世界ではこういった設定だけの人物がメインストーリーに関わってくることも十分に考えられる。今後もイラスト化される血縁の存在には注目していきたい。

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