逃げ・先行が有利

『ウマ娘』にて2023年3月4日から開催されるチャンピオンズミーティング“ピスケス杯”。

本記事では、グレードリーグのA決勝を想定した、ルームマッチでのランダム50戦（3月中旬計測）のデータを掲載。育成度合やトレンドの参考にしてほしい。

⇒検証に使用したウマ娘はこちら

ピスケス杯予想まとめ

ウマ娘の採用率（対象300体/100プレイヤー）

※検証用ウマ娘は除く

前半の計測と同様に、キタサンブラック（正月）、オグリキャップ（クリスマス）の採用率が突出して高い。今回のルームマッチ計測では、この2体が不在となったマッチングはほぼなかったと言っていいほどの採用率となっていた。

残りの枠は好みや作戦によって異なるが、トウカイテイオーをはじめとしたエース、サイレンススズカなどの大逃げ、デバフ特化型など多様だった。

キャラ勝数（50戦）

1位ウマ娘の脚質分布

採用率にも準じ、キタサンブラック（正月）、オグリキャップ（クリスマス）の勝数が安定して高い。

また大逃げのサイレンススズカ、ツインターボが勝利した試合も。大逃げは勝利数こそ多くなかったものの、バ群を長く伸ばすことにも期待できる。

そのため大逃げが登場するレースでは差し・追込が追いつけない展開が散見し、相対的に後方脚質はきびしい状況となっている。

1位ウマ娘のステータス平均とスキル保有率（逃げ）

※集計対象のべ22体。うち検証用ウマ娘4勝

逃げで勝利したのは、キタサンブラック（正月）が16体（検証用4体）、大逃げサイレンススズカが3体、ミホノブルボン（バレンタイン）が2体、大逃げツインターボが1体。

キタサンブラック（正月）が勝つ展開が多数を占めたものの、大逃げがそのまま逃げ切れる状況もあった。

傾向としては根性サポカを積んだ育成が多め。ただしスピード、パワー、賢さもしっかり盛ることが前提かつ、根性を意識していない個体が勝利したレースもあった。

位置取り争いの関係から根性はあるに越したことはないが、これも必ず発生するわけではない。手持ちサポカによっては他ステータスを重点的に伸ばすのも選択肢としてアリだろう。

1位ウマ娘のステータス平均とスキル保有率（先行）

※集計対象のべ21体。うち検証用ウマ娘3勝

先行で勝利したのは、オグリキャップ（クリスマス）が15体（検証用3体）、トウカイテイオーが3体、メジロマックイーン、メイショウドトウ（ハロウィン）、サクラチヨノオーが1体ずつ。

オグリキャップ（クリスマス）は前半の計測と同様に先行ではトップの勝数。キタサンブラック（正月）も優秀なため、従来の中距離チャンミのように一強というわけではないが、“スリーセブン”で固有スキルの発動タイミングを指定できる強みは健在。

また終盤加速として“鍔迫り合い”を積むことが流行っており、こちらはSSRケイエスミラクル（根性）からの取得が主流のようだ。

勝率は落ちるものの、トウカイテイオーも採用数が多かった。キャラクターが競合する性質上、グループサポカ“玉座に集いし者たち”を編成できない不利こそあるものの、仕上がった個体ならば安定して上位を取れるポテンシャルはあると思われる。

1位ウマ娘のステータス平均とスキル保有率（差し）

※集計対象のべ6体。うち検証用ウマ娘3勝

差しで勝利したのは、検証用のタマモクロスが3体、エイシンフラッシュ、ミスターシービー、トーセンジョーダンがそれぞれ1体ずつ。

各脚質が均等にバラけていれば異なると思われるが、キタサンブラック（正月）の人気が非常に高いうえ、大逃げ起用もそこそこ数を見ることから、勝ち切れない状況に遭遇しやすい。

また脚質としては、“独占力”発動やデバフに割り切ったグラスワンダーなどに枠を割く編成も多く、エース起用は少なめだった。

その他の勝利ウマ娘のステータスと保有スキル（追込）

ミスターシービー（脚質/1体）

追込で勝利したのは上記のミスターシービー1体のみ。差しと同様の理由で後方脚質が不利な環境かつ、今回は“迫る影（直線一気）”が有効発動しないため、勝ちパターンも薄れている。

相対的に不利になりがちなため、追込を出走させる場合は“起死回生”、“抜群の切れ味”といった終盤加速スキルを完備しつつ、ハイレベルな仕上がりを意識したほうがよさそうだ。

検証に使用したウマ娘

正月キタサンブラック（逃げ/勝率8％）

クリスマス・オグリキャップ（先行/勝率6％）

タマモクロス（差し/勝率6％）