『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2022-12-21 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。本稿では前編に続き、2022年12月17日に開催された、“オセロニアンの戦 2022”の準決勝~決勝の様子をお伝えしていきます。
▼前編レポートはこちら
⇒“オセロニアンの戦”リポート一覧
⇒“オセロニアンの戦2022”公式サイト
⇒大会ルール
【ベスト4】
・YuN@選手(関東地区代表:優勝)
・傍観者エド選手(関西地区代表:優勝)
・(ケ・_・ン)T選手(九州地区代表)
・Velonica選手(オンライン枠代表)
YuN@選手 VS 傍観者エド選手
先攻:傍観者エド選手
後攻:YuN@選手
傍観者エド選手は、新春蘭陵王トップの神単デッキ、YuN@選手はトゥールラトップの魔デッキ。YuN@選手は初手からヴィーナス、サヤカといった神単に刺さる駒が控えており、会場からは歓声が。
傍観者エド選手はなり打ちを選択。続けて到来した金色フギン&ムギンを辺に打っていきます。
盤面としては傍観者エド選手が有利そうな雰囲気こそありましたが、YuN@選手の巧みな罠運びで、傍観者エド選手はやむなくフェリタ&プティを捨てる場面も。
YuN@選手は、ヴィーナスもしくは罠を返すか、しかしヴィーナスを返した際はマイティのコンボがつながるといった選択を強い続ける妙手を披露。イシュケのリポーズで延命しつつ、最後はイグナーツをマイティにつなげて勝利。1戦目をもぎ取りました。
先攻:傍観者エド選手
後攻:YuN@選手
傍観者エド選手は閃撃デッキ、傍観者エド選手は時勝トップの暗黒竜。タイプが異なる竜デッキ同士のミラーマッチとなりました。
傍観者エド選手は、2手目にドローした龍麗を辺打ち。捕食でHPを高く保ちながら試合を進めていきます。YuN@選手はXにスイレンを設置し、早々に攻める姿勢。傍観者エド選手はこれを囲ってコンボを受けていくことに。
5ターン目、YuN@選手の手には暗黒竜の捕食に刺さるアンチヒールのベノムバジリクスが控えていたものの、獄炎のアベルを引いたことでまずはこちらを使用。被ダメージ減も狙っていきます。
傍観者エド選手は、アベルの横にキングムスタバを設置。確定のコンボ導線を作りますが、YuN@選手はティルートのコンボをリュミエットで発動させて大ダメージ。
リュミエットはコンボも強力なため、傍観者エド選手は捕食のエルケスをキングムスタバのコンボでつないで返しながらHPを回復。
そして7ターン目、YuN@選手は捕食での退路を断つため、ここにてアンチヒールでのベノムバジリスクを使用。
傍観者エド選手はシェンメイとキングムスタバのコンボでは飛ばし切れないと見て、一旦クリスマス・リュークリエで回すことに。しかしアンチヒールは2ターン継続。つぎの捕食は逆効果のためやむなくシェンメイをキングムスタバにつなげるものの、フィニッシュにはギリギリ届かず。
こうしてYuN@選手が2連先取で決勝進出。アベル、ベノムバジリスクの的確な使用タイミングが光る試合となりました。
(ケ・_・ン)T選手 VS Velonica選手
先攻:(ケ・_・ン)T選手
後攻:Velonica選手
(ケ・_・ン)T選手はトゥールラトップの魔デッキ。Velonica選手は時勝トップの暗黒竜デッキ。
(ケ・_・ン)T選手は、トゥールラのC打ちを選択。Velonica選手は逆鱗を引けていなかったこともあってか、後攻Xを選択。
(ケ・_・ン)T選手はこれを囲わず一旦回避し、罠のマイティの設置。続けてグノーをマイティにつなげ、Velonica選手の駒2枚のコンボを封じていきます。
Velonica選手は、5ターン目でも逆鱗を引けていない苦しい状況でしたが、フォイムントで導線を作ることに。
しかし(ケ・_・ン)T選手も決定打に欠け、手駒ロックでラエフォートを引き出してターンを回したものの、フォイムントの導線は依然健在。さらにVelonica選手の手にはシェンメイが控えています。
とはいえVelonica選手は8ターン目で飛ばしきれないと判断し、まずはキングムスタバで一旦捕食。
そして9ターン目に(ケ・_・ン)T選手の手にヴィーナスが到来。加えてつぎのターン、Velonica選手の手駒は逆鱗2枚にシェンメイと、貫通捕食でのリカバリーが望めない状態。
最後は(ケ・_・ン)T選手がヴァイセとトゥールラの継続特殊ダメージでフィニッシュし、1戦を勝利しました。
先攻:Velonica選手
後攻:(ケ・_・ン)T選手
Velonica選手は、新春蘭陵王トップの神デッキ。(ケ・_・ン)T選手は、通常蘭陵王リーダーの混合デッキというめずらしい選択。
先攻のVelonica選手は、なり打ちに進行。(ケ・_・ン)T選手はフォースのアンドロメダを設置し、神単からの被ダメージを抑えていきます。
Velonica選手は、金色フギン&ムギンのコンボをチラつかせつつ、さらにディ・ガンマで被ダメージを減らしながら導線も作ることに成功。7ターン目、アラジンの2枚返しでディ・ガンマのコンボを発動させ大ダメージを与え、1戦を取り返しました。
先攻:(ケ・_・ン)T選手
後攻:Velonica選手
(ケ・_・ン)T選手は、新春蘭陵王トップの神デッキ。Velonica選手は、セメレートップのコンバートデッキ。互いに高火力デッキでの殴り合いとなりました。
(ケ・_・ン)T選手は、2手目にアラジン、エンデガ、フェリタ&プティが集中してしまい、やむなくアラジン切りを選択、なり打ちに進行していきます。続けて盤面的には最適ではないものの、手駒の関係からハルアキをA3に打ち、あやめを存命させつつ導線を作っていきます。
6ターン目、(ケ・_・ン)T選手はエルティナ、エンデガといった高火力アタッカーを使える状況から畳み掛けて勝利。決勝戦に進出しました。
(ケ・_・ン)T選手 VS YuN@選手
先攻:YuN@選手
後攻:(ケ・_・ン)T選手
YuN@選手はマナリアトップの火炎。(ケ・_・ン)T選手は正月蘭陵王トップの神殴り。初手からYuN@選手の手駒には獄炎のベルーガが見えており、ここぞという場面での活躍に期待が持たれました。
後攻の(ケ・_・ン)T選手は、初手にハルアキを使用。先攻のYuN@選手はなり打ちを選択しますが、(ケ・_・ン)T選手は火炎を受けつつも、2手目にエルティナをハルアキにつなげて大ダメージ。続けて同選手は辺置きを避けたことで、ベルーガの外周火炎を避けることにも買った動きでした。
YuN@選手は連続してコンボを受けHPはきびしい状況でしたが、回復火炎やフレアヒールでリカバリーし、6ターン目に金色ベルーガを使用。
2ターンにわたって(ケ・_・ン)T選手はダメージを出しにくい状況となりましたが、特殊鼓舞のピリカを温存していたことが功を成し、フェイルノートのコンボも絡めてフィニッシュ。決勝初戦を制しました。
先攻:(ケ・_・ン)T選手
後攻:YuN@選手
YuN@選手は正月蘭陵王リーダーの神殴り。そして(ケ・_・ン)T選手は決勝まで見せていなかったハッキュウイートップのリベンジデッキ。
(ケ・_・ン)T選手は九州予選でもリベンジを使ったことで話題となり、YuN@選手もインタビューで「警戒している」と答えた背景も。期待していた来場者も多かったと見え、またこれを刺さりやすい神殴りに的確にぶつけたことで、会場からは割れるような歓声が起こりました。
先攻の(ケ・_・ン)T選手は、初手はカウンター&強力なリベンジコンボを持つヴァルヒアーナを使用。一方のYuN@選手は、壇上ではまずお目に掛からない並行打ちを選択。初手からフェイルノートを使っていきます。
(ケ・_・ン)T選手はフェイルノートを残し、B3に奪紋の遠夜を設置。フェイルノートのコンボを敢えて受けることで、リベンジの強みを活かしていくことに。
YuN@選手は被害を最小限に抑えつつ、積極的に導線を構築。(ケ・_・ン)T選手はダブルコンボを潰しつつ、温泉セクメトの吸収で回復していきます。
勝負も佳境に入った7手目、(ケ・_・ン)T選手は魔紋の玉蘭を使用。神殴りにとってきびしい状況でしたが、YuN@選手はリーダーの正月蘭陵王をリリースし、被害を最小限に抑えながら盤面有利に。
そこから(ケ・_・ン)T選手がパスをするターンも発生しましたが、YuN@選手はあくまで慎重に立ち回り、直前に受けたダメージを参照するリベンジを警戒。これもあって10ターン目に(ケ・_・ン)T選手が使ったリベンジのサスターシャはダメージを十分に出し切れず、YuN@選手のHPを474残すことに。
そしてつぎのターンも(ケ・_・ン)T選手がパス。最後はYuN@選手がラウムシュットのバフをエンデガで発動させ、初手から11ターン目まで残っていたヴァルヒアーナを直接返し勝利。
安定するとは言い難いリベンジを採用し、有利を取りやすい神デッキにピンポイントで当てた(ケ・_・ン)T選手。これに対し冷静に立ち回り勝利を掴んだYuN@選手に大きな拍手が送られ、全国優勝の座は3戦目に託されました。
先攻:YuN@選手
後攻:(ケ・_・ン)T選手
YuN@選手はセメレートップのコンバートデッキ。(ケ・_・ン)T選手は閃撃デッキ。
YuN@選手はXではなくC打ちで進行。そこから本大会の先攻定石とも言える、E4にフルリクルリを設置。対する(ケ・_・ン)T選手は、イオラをフルリクルリの下に配置。YuN@選手はソリエスでフルリクルリのコンボを発動させ、これを直接返していきます。
盤面的にはYuN@選手が苦しく、アステールをフルリクルリにつなげダメージを稼ぐものの決定打には至らず。(ケ・_・ン)T選手はF4のリュミエットの導線を確保。これにアベルをつなげて見事フィニッシュし、2022年王者の栄光を手にしました。
▲(ケ・_・ン)T選手には、優勝者限定キャラクターであるユグドラシルと、優勝記念トロフィーが贈呈されました。
──“オセロニアンの戦 2022”優勝、おめでとうございます! いまの率直な気持ちをお聞かせください。
(ケ・_・ン)T まさか自分が優勝できるとは思っていませんでした……! 本当に強い人ばかりだったので、率直にうれしいです!
──九州予選のときに壇上で見せた、リベンジデッキがとにかく印象的でしたね。(ケ・_・ン)T選手の影響もあるのか、ふだんプレイしていても以前よりリベンジが増えたような気もします。
(ケ・_・ン)T もし自分の影響で使うプレイヤーが増えたならよかったです(笑)。
──九州予選は10月と早めでしたが、その後に決勝進出の選手が続々と決まった形です。中でもとくに意識していた選手はいらっしゃいましたか。
(ケ・_・ン)T 準々決勝で当たりましたが、まっつー選手ですね。シーズンマッチ、カップ戦はもちろんですが、ロイヤルバトルも上位常連なので、BO3も上手なんですよね。
──ちなみに決勝で戦われたYuN@選手は、インタビューで(ケ・_・ン)T選手のリベンジを意識していると仰っていました。警戒している全国レベルの相手に、まして刺さりやすい神単に当てたことは、素晴らしい読みと感じています。(ケ・_・ン)T選手のデッキ判断基準を、決勝戦を元にお聞かせください。
(ケ・_・ン)T 1戦目は僕が神殴り、YuN@選手が火炎デッキでしたね。今回は壇上で自分が1戦目に神単を採用しなかったので、「神は読まれないかな」という形でした。これに基づくと「自分が神デッキではない=相手は魔デッキを使わない」ことになるので、逆に神をぶつけようと。
──そして2戦目のリベンジですね。九州予選でもそうでしたが、壇上で使うには勇気がいるデッキチョイスかと。
(ケ・_・ン)T リベンジに関しては読みでも何でもなく「よし、使ってやろう!」というだけでしたね。1戦目で勝てたら使うことは決めていました。
──たしかに1戦落とした状態でのリベンジ採用は怖いですね。
(ケ・_・ン)T なので、決勝では魔デッキをふたつ用意していました。
──お相手のYuN@選手は、初手がフェイルノートの並行打ちでしたが、リベンジ相手に上級者が使う定石だったりするのでしょうか?
(ケ・_・ン)T いや、ないですね! 正直ビックリしましたが、いい形で奪紋の遠夜を引けていたことはよかったです。ただ、最後は盤面がきびしくなってしまいましたが……。
シェムケリーを角に打たれたタイミングで玉蘭で桔梗姫のコンボを発動させましたが、こちらではなくヴァルヒアーナのコンボを使っていれば毒が貫通するので、もしかしたらフィニッシュに足りていたのかなと。その場合、右下の角は取られてしまうもののパスのターンもあったので、プレイミスだったかもしれませんね。
──とはいえ並の神単だったら、ほぼ勝てておかしくない展開に見えました。むしろ、YuN@選手の判断がバツグンに冴えていたと思います。
(ケ・_・ン)T 上手かったですね。パスは見えていましたがHPはこちらが上回っていたので、魔のあやめで牽制したものの、削りが足りなかったです。
──流れとしてはリベンジを選択されたことで、ものすごく盛り上がったんですよ。試合中はヘッドホンを付けられているので聞こえていないと思いますが、大歓声の嵐でしたね。自分も思わず興奮して叫んでいました。
(ケ・_・ン)T (笑)。ちなみに九州予選からS枠をシオリからサスターシャに変えたのが仇となりましたね。シオリのままだったら累積ダメージを参照するので、綺麗にフィニッシュできていたのですが。惜しくも負けてしまい、メチャクチャ悔しかったです。
──最後の3戦目ですが、閃撃デッキを採用されましたね。
(ケ・_・ン)T こちらの混合デッキが神単にぶつけるためのものだったので、コンバートに弱いんですよね。なのでこれは選択肢としてありませんでした。
暗黒ですとコンバートにはきびしいですし、YuN@選手の魔デッキは恐らくルシファートップが入っていたと思うのですが、閃撃デッキならばデバフの影響を受けにくく、仮に使われても有利を取れるという読みでした。
──それでは晴れて2022年のチャンピオンとなられましたが、今後の展望などがあればお聞かせください。
(ケ・_・ン)T これからは、たとえばゲーム内コンテンツでも「あ、優勝した人だ」と思われるプレッシャーはあります。シーズンマッチは上位のポイントがインフレしていますし、カップ戦も先月ちゃんとやったもののレジェンドが取れず。
“戦”チャンピオンという立場から身を引き締めて、何かしら成果は残していきたいですね。とはいえ、『オセロニア』を楽しめることが何よりとは思っています。
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