【逆転オセロニア】“オセロニアンの戦 2022”全国大会リポート（前編）

3年越しのリアイベ全国大会が開催！

ドーモ、世界のザキヤマです。本稿では、2022年12月17日に品川インターシティにて開催された、“オセロニアンの戦 2022”全国大会の準々決勝までの様子をお届けしていきます。

当日は大会前に“オセロニアンファミリー”との交流会も実施。全国から多くのユーザーが足を運びました。

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全国決勝

関東2位・関西2位戦

第1戦

しょうた＠大トロ選手は正月蘭陵王トップの神殴り、まっつー選手は閃撃デッキ。しょうた＠大トロ選手は、関西予選のインタビューでは「BO3最初の神単は（後に響くので）弱い」と発言していたことから、これを逆手に取ったチョイスか。初戦からデッキ読みの熾烈さが見て取れました。

しょうた＠大トロ選手は、初手はやむなくアラジン切り。2手目に金色フギン＆ムニンをドローし、逡巡の後にC打ちを選択。対するまっつー選手は、辺にゲイボルグを設置し、バーストバリアで3ターンのあいだ被ダメージを減らしていきます。

まっつー選手は、4ターン目で全種類の閃気を揃えることは可能ながら、3ターン持続の宗次郎を炎閃で選択。しょうた＠大トロ選手はその右下にクラリーチェを付けていきます。

しょうた＠大トロ選手はディ・ガンマで剛閃を防御。イシュタルの捕食で回復しつつコンボ導線を構築し、8ターン目に折良く到来したエンデガとつなげて大ダメージ。まずは1戦を先取しました。

第2戦

しょうた＠大トロ選手は、トゥールラトップの魔デッキ、まっつー選手は正月蘭陵王トップの神デッキ。

しょうた＠大トロ選手は、リィニーをなり打ち。続けてトゥールラをF3に設置します。対するまっつー選手も辺に金色フギン＆ムギンを置き好調な滑り出しです。さらにダフネの導線をチラつかせ牽制していきます。

5ターン目、まっつー選手の手にハルアキが到来。これを長考の末に打ち出しますが、アヤメの出目が悪かったうえ、つぎのターンにしょうた＠大トロ選手が手駒ロックを使用。まっつー選手はフェリタ＆プティを引き出されてしまいます。

しょうた＠大トロ選手は、周年ヴァイセを辺に設置し、コンボ導線を構築。まっつー選手にとって苦しい状況と思われましたが、エンデガでハルアキのコンボを発動させギリギリ飛ばすことに成功。勝負は3戦目に持ち越されました。

第3戦

互いに本大会では切り札となり得る、神デッキを使用済み。しょうた＠大トロ選手は閃撃デッキ、まっつー選手は本大会ではめずらしい、ラニトップの魔デッキを選択しました。

先攻のまっつー選手は、サマー・ブランジェッタを辺打ち。そこからE4に罠のマイティを設置していきます。

しょうた＠大トロ選手は、殴りデッキに刺さる獄炎のアベルをX打ち。マイティの罠ダメージを最小限にするとともに、出現したサマー・ゾノバもまとめて燃やしていきます。

まっつー選手は盤面不利を承知で、マイティのコンボを使ってのアベル返しを選択。ヴィーナスの導線をチラつかせながら敢えてこれを返させ、最後はサマー・ゾノバにエンデガ達をつなげて勝利。準々決勝に進みました。

オンライン予選代表 VS リベンジ枠代表

第1戦

フィリア選手は正月蘭陵王トップの神単デッキ、Velonica選手はヒュプノスリーダーの神デッキ。互いに属性一致ながら、継続デバフをかけつつ、罠駒も編成しているVelonica選手が一見有利に見える対面となりました。

フィリア選手は2手目に金色フギン＆ムギン、Velonica選手は2手目にヒュプノスを設置していきます。

Velonica選手は、3手目に特殊罠のサヤカを使用。神殴りにとって苦しいところでしたが、フィリア選手の手に麗日お茶子が到来。最低限の特殊ダメージでサヤカを回収していきます。

5ターン目時点で、HPとしてはVelonica選手が優勢でしたが、フィリア選手はアラジンをシェムケリーにつなげ、一気に差を縮めることに。

続けてVelonica選手は、フォースのウンディーネを使用。フィリア選手はシェムケリーとの3枚導線が空いてはいたものの、これを発動させるとつぎにヒュプノスのコンボを受けてしまう状況。

ここでフィリア選手は、ウンディーネの下に捕食のイシュタルを打ち、フィニッシュラインを回避。Velonica選手は飛ばし切れないと判断し、バーストバリアのレナードを使っていきます。

しかしVelonica選手は、残しておいたシェムケリーの3枚導線を利用しブラダマンテで大ダメージ。不利対面を覆し、まずはフィリア選手が1戦を先取しました。

第2戦

Velonica選手は閃撃デッキ、フィリア選手はトゥールラトップの魔デッキ。

フィリア選手は、初手をフォースのウンディーネと罠のマイティで逡巡するも、剛閃に備えてかマイティを残すことに。Velonica選手はウンディーネを直接返し、ダイレクトにダメージを与えていくことに。続けて同選手はスイレンのコンボ導線を設置。フィリア選手はその横のXにマイティを付ける進行。

Velonica選手は罠は返さずスイレンのコンボを活かし雷撃ダメージを与えた後、角を取っていきます。Velonica選手は周年ヴァイセのコンボ導線を警戒しつつ、ヒビキの癒閃で回復。

フィリア選手は、閃撃相手には基本的に発動が見込めない、特殊罠のサヤカをブラフとして使用しますが、Velonica選手はその横にリュミエットを付けて大ダメージ。最後はトモルでフィニッシュし、Velonica選手が1本を取り返しました。

第3戦

フィリア選手は閃撃デッキ、Velonica選手はコンバートデッキ。

フィリア選手は初手からリュミエットが控えており、終盤に向けて着実に閃気を溜めていく選択。辺打ちからE4にスイレンを設置し、このコンボを利用しダメージを与えていきます。Velonica選手は火炎コンバートを使いつつ、コンボ導線を構築。

フィリア選手は、敢えて返されるマスにバーストバリアのゲイボルグを設置。これを返させつつも、癒閃で回復していきます。

確実なダブルコンボ導線を作るVelonica選手に対し、フィリア選手はリュミエットでイオラのコンボを発動させ特攻しますが、フィニッシュには至らず。

最後はVelonica選手がラリエルでダブルコンボを発動させ大ダメージ。準々決勝に歩を進めました。

準々決勝第1試合

第1戦

まもちゃんだーお選手は時勝トップの暗黒竜、YuN＠選手はルシファートップの魔デッキ。

対面的には、まもちゃんだーお選手有利の形で、初手から逆鱗の龍麗も引けている好配牌です。しかしYuN＠選手は、アンチヒールのミラを採用しており、暗黒竜も意識した編成。

YuN＠選手は、4ターン目にエルマ・レイヤをX打ち。まもちゃんだーお選手はこれを囲み、コンボを敢えて受けていきます。

まもちゃんだーお選手はさらにトネルムをドロー。2枚の逆鱗による暗黒竜の勝ちパターンに持ち込みます。続けてYuN＠選手はXにアンチヒールのミラを設置しますが、まもちゃんだーお選手はチャージ貫通のザファルでアンチヒールを回避。

YuN＠選手はここでルキアを使い、シェンメイの出現を回避。対するまもちゃんだーお選手は、罠のマイティを貫通捕食で凌いでいきます。

しかし最終的にはまもちゃんだーお選手の残りHPがきびしくなり、シェンメイでの4枚返しで勝負に出ますが飛ばし切れず。まずはYuN＠選手が不利対面をかいくぐり、1戦をもぎ取りました。

第2戦

まもちゃんだーお選手は正月蘭陵王トップの神デッキ、YuN＠選手は閃撃デッキ。

まもちゃんだーお選手は、初手から引けていた金色フギン＆ムギンを辺打ち。さらにフェリタ＆プティもドローし、序盤から好調な手駒巡りです。続けてアラジンが到来したため選択肢は狭まりますが、残り1枚を使いつつ順調にダメージを稼いでいきます。

さらにまもちゃんだーお選手は、5ターン目にフェイルノートの確定導線を構築。これにラウムシュットを繋げて大ダメージを与え、続くアラジンでフィニッシュ。2戦目はまもちゃんだーお選手が巻き返しました。

第3戦

まもちゃんだーお選手はセクメトトップの魔デッキ、YuN＠選手は正月蘭陵王トップの神デッキ。

まもちゃんだーお選手は、初手のセクメトで金色フギン＆ムギンを呪うことに成功。YuN＠選手は長考の末、これを後攻Xで打ち出します。

まもちゃんだーお選手は、この時点では金色フギンとムニンのコンボが発動しないことを利用し、エルマ・レイヤでこれを囲む進行。つぎのターン、YuN＠選手はセクメトに呪われたラウムシュットをリリースしていきます。

まもちゃんだーお選手は、続けてリティスの手駒ロックを使用。リティスはルキアとは逆に「相手のもっともATKが高い駒」を引き出すスキルを持つ、使いどころの難しいキャラクター。

しかし同選手は、エルマ・レイヤのコンボも発動させつつも、YuN＠選手のHPを50％ギリギリ下回らないと絶妙なさじ加減のうえ、発動しないアラジンを引き出すことに成功。巧みな駒チョイスと状況読みで、会場を大いに沸かせました。

以降は互いにHPが拮抗状態でどう転ぶかわからない状況に。YuN＠選手がバーストバリアのフェイルノートを使えば、まもちゃんだーお選手はデバフ＆吸収のマンドラゴラで畳み掛けるといった手に汗握る展開となりましたが、最後はアラジンのライフバーストでYuN＠選手が勝利。激戦を制し準決勝に進みました。

準々決勝第2試合

第1戦

らく。＠皐月選手は、同選手の代名詞とも言える火炎デッキを初手から投入。傍観者エド選手はルシファートップの魔デッキ。殴りメインではない火炎デッキとはやや不利対面と思われました。

らく。＠皐月選手は2手目にひな祭りミンリーをなり打ち。続けて傍観者エド選手のルシファーの隣りにブルハを当て、火炎の対象となる駒を増やしていく打ち回しです。

らく。＠皐月選手は引き続き火種を増やさせるため、傍観者エド選手のコンボは敢えて受けていくことを選択。しかし6ターン目でHP差は傍観者エド選手が約10000上回る形に。

火炎ダメージは徐々に上がっていくものの、らく。＠皐月選手は手駒の決定力にやや欠ける引きとなり、最終的には傍観者エド選手がマンドラゴラでホワイドデーアルカードをコンボを発動させ、先制しました。

第2戦

両選手とも正月蘭陵王トップの神殴りというミラーマッチ対面。互いに金色フギン＆ムギンを序盤から辺打ちできる駒巡りでした。

先攻の傍観者エド選手はなり打ちを選択。らく。＠皐月選手は防御のディ・ガンマを温存し、クラリーチェの横にハルアキをリリースしていきます。

両選手のデッキ内容が似通っているうえに引きの優劣も少なく、互いに同じ駒を連続して使うような局面も。

長期戦の盤面としては傍観者エド選手にやや不利な形でしたが、最後は同選手が金色エクレルのコンボをエンデガで発動させて押し切り。苛烈なミラーマッチを制しました。

準々決勝第3試合

第1戦

(ケ・＿・ン)T選手はセクメトリーダーの魔デッキ、まっつー選手は正月蘭陵王トップの神殴りデッキ。

(ケ・＿・ン)T選手は、初手のセクメトで正月蘭陵王を呪うことに成功。神殴りの特性上、まっつー選手はトップを切ることが難しく、エクレルを後攻Xに打っていきます。

(ケ・＿・ン)T選手はエクレルを囲わず、ファビオをC2に設置。まっつー選手は呪われたハルアキを辺打ちしますが、(ケ・＿・ン)T選手は辺に特殊罠のサヤカを設置しダメージを誘います。

続けてまっつー選手はダフネを使うものの、サヤカの特殊罠発動に届かず。呪いの継続ダメージに耐えながら金色フギン＆ムギンでATKをアップさせつつ、一撃での大ダメージを狙っていきます。

そして5ターン目、(ケ・＿・ン)T選手がハロウィン・アルカードの手駒ロックで、まっつー選手の正月蘭陵王を引き出し。呪われていたとはいえ、火力面できびしい状況に陥ります。

続けて(ケ・＿・ン)T選手はルキアで2度目の手駒ロック。引き出されたピリカは特殊ダメージのためサヤカの罠が発動してしまうことに。

終盤、まっつー選手はエンデガをピリカにつなげますが、オーラバフを欠いた状態のため決定打には至らず。魔デッキの力を最大限に引き出し、まずは(ケ・＿・ン)T選手が1戦を先制しました。

第2戦

まっつー選手は閃撃デッキ、(ケ・＿・ン)T選手は正月蘭陵王トップの神殴りデッキ。

閃撃には刺さらないこともあり、(ケ・＿・ン)T選手は初手から麗日お茶子を切る選択。まっつー選手は、2手目を辺にスイレンを打っていきます。

まっつー選手はコンボ優先のE4打ち。到来した威圧を持つ鱗滝左近次でコンボをつなぎ、(ケ・＿・ン)T選手に選択を迫ります。(ケ・＿・ン)T選手は威圧を嫌い、鱗滝左近次を直接返すことに。

まっつー選手は獄炎のアベルをデバフ目的で使用。対する(ケ・＿・ン)T選手はフェイルノートをスイレンの下に付け、フェイルノートもしくは金色フギン＆ムニンでの確定コンボ導線を作っていきます。まっつー選手はフェイルノートを残し、トモルで攻めていくことに。

続けて(ケ・＿・ン)T選手は、アラジンをフェイルノートにつなげて大ダメージ。まっつー選手は最終的なアタッカーに恵まれず、トモルのコンボをつなげても決定打には至らず。こうして(ケ・＿・ン)T選手が2連先取で準決勝へと進みました。

準々決勝第4試合

第1戦

ツッキー選手はアレストップの魔デッキ、Velonica選手は閃撃デッキ。ツッキー選手にとってはデッキ不利での対面となりました。

ツッキー選手は閃撃相手では発動は見込めないものの、初手は特殊罠のイヴェットを使用。しかし打ち出しが非常に速く、罠デッキならではの心理戦を仕掛けていくような姿勢が見て取れました。

これに対してVelonica選手は後攻Xを選択。当然イヴェットは発動しませんが、ツッキー選手は手駒の関係からこれまた発動しないピリキナータで囲んで2択を迫り、Velonica選手に圧をかけていきます。

ツッキー選手は4ターン目に罠デッキの要である閻魔大王をドロー。これでHPを大きく回復し、準備が整ったところで6ターン目にアレスを使ってリペア。Velonica選手は雷撃のトモルで被害を抑えつつ、導線をチラつかせていきます。

ここでツッキー選手はやや長考。新春ポーリュプスでトモルを返していきますが、打った場所はヒビキのコンボがつながるマス。

とは言え、Velonica選手がポーリュプスを返した場合はアレスのコンボ導線が開いてしまうことに加え、直接返しで発動する罠の危険性も残っています。さらにツッキー選手はここまでほぼノータイムで打ってきただけに、不気味さを感じさせることにも買った妙手でした。

Velonica選手は、罠を冷静に回避しアベルでターンを回しつつ、ゲイボルグを設置。ツッキー選手のミサトの罠ダメージを受けつつも、リュミエットとゲイボルグをつなげてフィニッシュ。まずは初戦を制しました。

第2戦

Velonica選手はパズズトップの魔デッキ。戦の壇上では初となりました。ツッキー選手は正月蘭陵王トップの神殴りデッキを選択。

Velonica選手はなり打ち進行から特殊罠のサヤカを設置。ツッキー選手はこれをクラリーチェですぐさま発動させてHPを減らしつつ、逆に自身のアラジンの発動ラインを早めていきます。

そして4ターン目、ツッキー選手の手駒に冨岡義勇が到来。神殴りとしてはめずらしいS駒チョイスが目を引きました。

Velonica選手は、敢えてアヤメの導線を空けていきますが、ツッキー選手はアラジンで大ダメージを与えることに成功。ラストはブラダマンテでフィニッシュし、1戦を取り戻しました。

第3戦

ツッキー選手はアルイーナルトップの暗黒竜デッキ、Velonica選手は正月蘭陵王トップの神殴り。ツッキー選手は十字進行を選択。Velonica選手はハルアキを辺置きし、アヤメでバフをかけていきます。

デッキ相性から神単有利と言われる対面ですが、これに加えてツッキー選手は肝心の逆鱗をまったく引けず苦しい状況が続くことに。捕食で回復しつつも呪いダメージと神単ならではの高火力でHPが削られていきます。

対するVelonica選手は手駒巡りも好調。HP差も大きく開いており、押し切る形で同選手がフィニッシュ。準決勝に進出しました。

▼“オセロニアンの戦 2022”の準決勝～決勝の模様は後編へ！

【逆転オセロニア】“オセロニアンの戦2022”全国大会リポート（後編）

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