『Ingress』横浜で大決戦!! 1358日ぶりに国内で開催されたXMアノマリー体験リポート

2022-12-14 20:16 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

未来の可能性を感じさせる2日間

2022年12月10日(土)と11日(日)、今年で10周年を迎えたNianticの位置情報ゲーム『Ingress』にて、横浜を舞台にした大規模なリアルイベントが開催された。

XMアノマリーが国内で開催されるのは2019年3月のDARSANA PRIME TOKYO以来。

コロナ禍の影響で長らく見送られてきた待望の大規模バトルの再開というわけだ。

本記事では10日(土)に行われたEPIPHANY DAWNというシリーズを締めくくる横浜戦にフリーライター・深津庵が参加。周囲の様子から感じた今後の手応えをリポートしていく。

なお今回は、今後のXMアノマリーに少しでも興味を持ってもらえるように多少説明を交えた構成になっている点を予めご了承願いたい。

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手応えを感じやすい新たな戦い

コロナ禍の影響で大規模なリアルイベントが見送られる中で開発されたバトルビーコン(以下、BB)は、公式orエージェントが最寄りのポータルを戦いの場に指定し、エンライテンドとレジスタンスふたつの陣営がスコアを競うラウンド制の新しいバトル要素だ。

全体の状況やトータルスコアはともかく、自分が受け持つポータル(エリア)の戦果をある程度把握できるという点が深津は気に入っている。

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今回のXMアノマリー横浜はPM1:00から始まる全9ウェーブのBB戦

それに加えてフラッシュシャード戦と呼ばれる2種類の攻防が同時に行われた。

午前中の取材を終えた深津は第2ウェーブから本戦に参加。顔馴染みのエージェントたちがいた神奈川駅から数分のところにある幸ケ谷公園の周辺を取材させてもらった。

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合流直後は圧倒的な劣勢でお手上げ状態

立て直すための作戦をアレコレ相談していたPM2:17ごろ、直下にフラッシュシャードの敵陣営ターゲットが出現する。

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これは、ポータル間をリンク(線)で結び、自陣営のターゲットにシャードを移動させるというのが大まかな流れ。

深津らは直下に出現した敵陣営のターゲットポータルを奪い、シャードが運ばれてくるのを阻止することになった。

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合流後、序盤こそ苦戦したBBも中盤からは勝ち取る機会も増加

加点されるまでのカウントダウンとスコア表記は自分がいま何をすべきか、従来のXMアノマリー以上にわかりやすい駆け引きを味わえた。

また、直下に出現した敵陣営のターゲットを奪い、周囲のシャードを自陣営のターゲットに導く(たしかふたつ)のに貢献するなど、トータルスコアでは敗退してしまったものの十分な手応えを感じることができた。

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アフターパーティーハイライト

今回のアフターパーティー(以下、アフパ)は、急きょ来日できなくなったアジア担当副社長の川島優志氏に代わり、UXデザイナーを務める石塚尚之氏が進行役を担当。シニアプロダクトマネージャーの中島真由子氏といっしょに登壇した。

ここでのハイライトは7つ、時系列にそって紹介していこう。

ひとつ目は川島氏からのビデオレターだ。

10年の軌跡を振り返る映像とともに語られる川島氏のメッセージに、数々の思い出がフラッシュバックしたAGも多いはずだ。

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ふたつ目はジョン・ハンケ氏の俳句だ。

日本人の我々にどう気持ちを伝えるべきか、そう考えた彼の答えがまさかの俳句とは誰が予想しただろうか。

俳句としての完成度はともかく、ジョンのお茶目な性格がよくでたサプライズだ。

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3つ目はNianticの企業パートナーであるソニー株式会社から、ソニーストア銀座がポータル化するという発表があったことだ。

ちなみに、今年2月には音声AR分野でパートナーシップを締結。『Ingress』では“LinkBuds”というイヤフォンを使った立体音響技術による新たな体験を提供している。

LinkBuds担当のみなさん、各陣営カラーモデルをぜひ!!

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4つ目は株式会社 伊藤園からの新商品発表だ。

これまで伊藤園は『Ingress』の陣営カラーにもマッチする飲料を提供。

そこに今回、さつまいもオレ”は紫(Ingressロゴカラー)と“ピリッと旨辛 チゲ風スープ”の赤(突如出現した第3の陣営ことunknownポータル)が加わった。

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5つ目、ソフトバンク株式会社による振り返りでは2015年のABADOON 沖縄から2019年のDARSANA PRIME 東京まで、ホロレンズを使ったXRやARなど長きにわたって提供されてきた技術を紹介

今後も新しい体験を提供していくことを明かしてくれた。

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6つ目の日本赤十字社からは、エージェントの発案で始まった献血活動を通じた社会貢献を目的とする世界規模のクロスファクションイベント“Red Faction”について。

そして、これからの季節は献血への協力が低下するこという話題から、2022年12月30日と2023年1月2日から4日のPM1:30以降、日赤のポータルにバトルビーコンを点灯。イン活がてら献血に協力してほしいと呼びかけた。

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そして最後、今回の横浜戦を含む最終結果発表が、『Ingress』の最高責任者であるブライアン・ローズ氏によって行われた。

ふだん温厚な彼の印象とは真逆、勢いのあるマイクパフォーマンスにビックリ。

穏やかな空気が漂っていた会場はいっきに決戦の場にふさわしい緊張感に包まれる。

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“あんなに叫んで喉は大丈夫か?”

ブライアンの喉を心配したそこのAGさん、彼はその後こんなツイートをしています。

ですよねぇ、途中からかなりつらそうだったもん。
ブライアン、喉の痛みが落ち着いたらまだいろいろな話を聞かせてほしい!!

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さらなる10年を目指す我らの世界

今回のXMアノマリー横浜は第1ウェーブ開始直後に通信障害が発生

丁度インタビューを終えて“大さん橋ホール”を出た深津もその瞬間を目の当たりにしていた。

当日は『ポケモンGO』のイベント、『ピクミン ブルーム』ではコミュニティディが同時に開催。

サーバーの管理がどうなっているのか詳しいことはわからないが、何かしらの負荷がかかってしまうのであればずらしてもらいたいのが本音だ。

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さて、アフターパーティーでは来春ごろ再び大規模な戦いが始まるであろうこと。

そして新機能“ヘックスクエスト”の存在が語られた。

そこで想うのは“どう新規エージェントを増やすのか”という課題だ。

それをなし得るために深津からいくつかの策、提案したことがある。

いずれそれを議題に意見交換の場を設けてもらえないか打診してみるつもりだ。

コア層だけが楽しむコンテンツは先細りしていくだけ。

ライト層への間口をどう開くのか、これば運営だけでなく我々ユーザー・エージェントたちのアクションも重要になってくる。

現役のAGはもちろん、XMアノマリー横浜の盛り上がりを見て復帰を考えているAGもぜひ、新たな10年に向けて『Ingress』をながく楽しんでもらいたい。

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress Prime(イングレス プライム)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
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