『アイドルマスター シンデレラガールズ』50分に詰め込まれた10年の歴史!何度も観返したくなる“ETERNITY MEMORIES”【アイマス日記第179回】

2022-08-31 11:08 投稿

バンダイナムコエンターテインメントが展開する『アイドルマスター』シリーズ関連の話題を取り上げる『アイマス日記』をお届け。

担当:東響希

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すべてのアイドルがアニメーションで動く!今後の映像作品への期待も膨らむ

2022年8月28日、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の10周年を記念した完全新作アニメーション“ETERNITY MEMORIES”が公開された。

_【ETERNITY MEMORIES】アニメ本編_サムネイル

10周年を記念したライブツアーの千葉公演『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! Celebration Land』にて初報が発表され、先日ついに公開となったので、本編を軽く振り返っていこう。ちなみに、ネタバレを含んでいるのでまだ観ていない人は注意していただきたい。

本編は、10人のアイドルがピックアップされ、それぞれが独自の世界観の中で活躍するオムニバス形式だ。オープニングは『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』のゲーム内イベントで、“生存本能ヴァルキュリア”を歌うユニット“アインフェリア”と、“神崎蘭子”が率いる“ムスペルヘイム”の戦いで、熱いバトルシーンが描かれる。こちらは、初報の際に流れたPVで先行上映されていたが、最初に観たときは一体どのような作品になるのか、まったく予想が付かず、こんな流れになるとはと驚かされた。

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続いての“島村卯月”のパートでは博物館を巡る内容でゲームのみならず、ラジオやアニメ、コミカライズや企業コラボのビジュアルも登場。出演アイドルも、公式ラジオと関係のあるメンバーで、ワンカットのみだがTVアニメ、コミックで登場した3人の“プロデューサー”もチラっと写り、10年間追い続けてきた“プロデューサー”にとっては、このパートだけでも目頭が熱くなる。

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▲出演したのは公式ラジオのメインパーソナリティーであるこの5人。

“関裕美”が主人公の学園ファンタジーに続いて、“諸星きらり”がメインとなる運動会では、幼児化するというとんでもない飛び道具が登場。大きくて可愛い“きらり”は、小さくなってもやっぱり可愛いと思わずニヤニヤしてしまう。コミカライズ作品『U-149』のメンバーも多く登場しており、アニメ化に先駆けてわずかながら雰囲気を楽しめるシーンでもある。

 
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▲CDのジャケットをオマージュしたシーンもあった。

“喜多見柚”が主人公のパートでは、彼女が所属するユニット“フリルドスクエア”がメインとなるストーリーだ。4人が和気藹々としている姿にもほっこりさせられるが、やはり“喜多見柚”しか喋らないというのは少し寂しさも感じる。個人的には、このタイミングで“ETERNITY MEMORIES”が公開されたのも、1年を通して行われている総選挙企画への配慮があったのではと予想する。今回の映像を観ると、先日開票が行われたAグループにエントリーしていた“綾瀬穂乃香”の票に影響していた可能性はあったのではないだろうか。そして、Bグループの投票は2か月後の10月下旬からということで、本作の影響もそこまで大きくないだろう。公開時期としてはベストタイミングと言える。

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“神谷奈緒”のパートは、『デレマス』のイベント“蒸機公演 クロックワークメモリー”をフィーチャーしたシリアスな展開。一方、“乙倉悠貴”のパートでは、『デレステ』の“Halloween♥Code”や“かぼちゃ姫”をミックスした可愛らしくメルヘンな内容だ。パートによって、まったく違った雰囲気があり、どれもクオリティが高いため、何本のアニメを観ているかのような満足感だ。

 
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“二宮飛鳥”のパートでは、ライブを通してアイドルとファンの関係性について自身の思いと重ねながら語るモノローグ的な内容。一転して、“村上巴”のパートは、『デレステ』のイベントから“EVIL LIVE”と“Just Us Justice”がミックスされたバトル展開とストーリーだ。個人的には、このパートのハイライトは“財前時子”様の登場シーンで、舞台挨拶でもキャスト陣がピックアップしていた。そして、前述の“綾瀬穂乃香”と同じく、“時子”様もAグループにエントリーしており、プレイオフへの出場権を獲得しているため、期待度が上がった“プロデューサー”もいるのではないだろうか。

 
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“辻野あかり”のパートは、自分自身と向き合ってアイドルとしての夢を語る展開。トップバッターが“島村卯月”で、トリを飾るのが一番新しいキュートアイドルの顔ともいえる“辻野あかり”という構成にニヤリとさせられる。エピローグでは“夢見りあむ”と“砂塚あきら”も登場し、新曲への言及もあり、9月3日~4日に開催予定の『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS LIKE4LIVE #cg_ootd』に3人とも出演予定なので、初披露も期待される。また、これまで“#ユニ募”という仮りのユニット名で呼ばれていたが、正式なユニット名の発表の可能性にも注目したい。

 
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最後の全員が集合するパートでは、じつは全員が並行世界から来ている可能性を示唆。ゲーム、アニメ、コミカライズなど、個々人の設定は同じでも事務所の設定などは複数のものが存在する『アイドルマスター シンデレラガールズ』をメタ的視点で表現している点も興味深い。

作品内には、さまざまな小ネタも仕込まれており、何回も観直して楽しめる要素が多数ある。ぜひ、隅々までストーリーや画面をチェックして考察を楽しみたい作品だ。

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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