『ガーディアンテイルズ』×『転スラ』コラボにミリム・ナーヴァが新英雄として参戦。シュナとミリムの新衣装が手に入るガデビンゴも開催
2024-04-03 18:00
2021-12-09 19:00 投稿
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ガーディアンテイルズ
『ガーディアンテイルズ』(『ガデテル』)プレイ日記担当のライターHです。前回のプレイ日記では、『ガデテル』盾のランキングとワールド8“シバリング山脈”のプレイレポートをお送りしました。
今回はイベント“むかし、むかし、そのむかし”と難度“悪夢級”のプレイレポートをお送りします。記事後半では、イベント“むかし、むかし、そのむかし”のパロディの元ネタを紹介(ネタバレも含んでいるので、まだイベントのストーリーをプレイしていない方はご注意ください)。
いつも通りののんびりまったりのプレイですが、これから『ガデテル』を始めようという方や、私と同じくマイペースで楽しんでいる皆様の参考になれば幸いです。
期間限定で開催されている新イベント“むかし、むかし、そのむかし”では、新英雄ナリと共に過去の世界に向かうという奇想天外なストーリー。
50年以上も昔の話。九尾の狐の仙人ガラムが人間が住む村を回り、困った人々を助けていきました。ところが、その後に起きた争いによって村はすべて滅び、現在では苦しむ人々の魂がさまよう廃墟となっています。
長き眠りから目覚めたガラムの友人の仙人ナリは、村の惨状を見て、主人公たちと共に過去の世界で何があったのか調べることにするのですが……。
ガラムは、苦しむ人々の姿を見て、良かれと思って助けていきます。ところが、人間たちの欲望は留まることを知らず、仙人の善意を当たり前のものとし、さらに富や豊かさを得ようとガラムの力を狙う者すら現れてしまいました。
果たして、ガラムの行いは正しかったのか。もし誤っていたのなら、どうすれば良かったのか。人間の欲望は抑えられるものではなく、無償の善意は踏みにじられるばかりなのか。今回もいろいろと考えさせられました。『ガデテル』のシナリオは心に訴えかけてくるところがありますよね。
“むかし、むかし、そのむかし”はメインストーリーとは切り離された独立したイベントですが、本編に関連性があるキャラクターが何人か登場します。このあたりのネタの仕込み方も心憎いばかりで、ちょっとしたサブキャラクターにも存在感が感じられます。
これまでもメインストーリーのプレイレポートを何回かに分けてお届けしてきましたが、現在実装されているワールド8まではすべてプレイしたので、次は悪夢級をプレイすることにしました。
ここでひとつ勘違い。自分は悪夢級は難度が高くなっているだけで、ストーリー部分については一度プレイしたものと同じだと思っていました。ところが、まったく違う物語が展開していくではありませんか! しかも、すべてのワールドで、それぞれのメインストーリーの後日譚が語られるのです。これは驚いた!
ワールド1では、旅館が空に飛び去ったあとのカンタベリーの森に出現した謎の黒い影の怪物をめぐる騒動と、その顛末。ワールド2は、再建されたティタン王国が舞台で、マーティの息子ジュニアとマリアンの物語……といったように、気になる“その後”の物語が展開していきます。モブキャラのセリフも過去の出来事と連動しているものがたくさんあり、興味深くプレイすることができました。
すでに実装分の悪夢級をすべてクリアーした方も多いでしょうが、パープルコインやスターピースもたくさん回収できるので、まだの方はぜひプレイしてみてください。何より、このシナリオを見ないでいるのはもったいないですよ!
全編に渡り拾いきれないほどのパロディが散りばめられている『ガデテル』ですが、新イベントの“むかし、むかし、そのむかし”にも、どこかで見たようなシーン、どこかで聞いたようなセリフが次々と登場します。
今回は、新イベントのなかから筆者が面白いと思ったパロディと、その元ネタ10選をご紹介します。いざ調べてみるとそのネタの幅広さと、パロディの“攻めの姿勢”にビックリ。シナリオライターや翻訳スタッフの方々がノリノリで書いているんだろうなぁ……と思った次第です。
(1)空から女の子が降ってきますように…
仙人を祀った祭壇に祈りを捧げる際に出てくる選択肢。
3つの選択肢のうち「空から女の子が降ってきますように」は、『天空の城ラピュタ』から発祥したネットミーム。全男子あこがれのシチュエーションですね。「5000兆ジェムほしい…」は心の叫びとしてネットで流行した画像「5000兆円欲しい!」が元ネタ。そして最後の「白き箱の神よ、我に白箱を与えたまえ…」は『ガデテル』のガチャを引くときに皆さんが願うことだと思うので、これはパロディなどではなくプレイヤーの心の声の代弁だと思われます。
(2)なんでや!関係ないやろ!
ナリが主人公たちを誘った際の答えの選択肢のひとつです。
時は2005年、プロ野球の日本シリーズ。パリーグの覇者ロッテと対決した阪神は4連敗して敗退してしまいました。その4試合の合計得点はロッテが33点、阪神が4点と阪神が圧倒される結果に。その衝撃的な内容から、その後もことあるごとにネット上では“33-4”というスコアが持ち出され、プロ野球の話題ではない場面でも使われる始末に。これを見た阪神ファンが怒りを込めて放った言葉が、このセリフの元ネタにもなった「なんでや!阪神関係ないやろ!」です。
現在ではこのやりとりは様式化しており、今でもちょくちょくSNSなどで見かけることがありますね。
(3)密です!密です、密です
我が子の病を治すため村を訪れた母親が、主人公たちに助けを求めて近付いてきた場面の選択肢。
2020年、感染症蔓延防止の対策として東京都の小池百合子知事は、いわゆる“三密”を避けるように都民にお願いをしました。ところが、取材しようと集まった報道陣が知事に詰め寄ったため、知事はこの言葉を発して報道陣を下がらせたのです。まだ記憶に新しいシーンですね。
セリフの圧の強さと語呂の良さも相まって、「密です!密です、密です」はしばらくネット上でも流行していました。
(4)爪を食べると変身するネズミ
人の爪を食べたネズミはその人に変身するという昔話。これは、韓国の昔話『トゥンガパンチュイ(化けたネズミ)』が元ネタ。韓国では有名なお話だそうです。
元ネタを詳しく知らないためパロディかどうか判別が難しいところですが、元ネタがあるシーンということで取り上げてみました。
(5)42
洞窟にいたハツカネズミの言葉「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えを探しているのだ!」に対する選択肢のひとつ。
元ネタはSF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』からで、作中に登場するスーパーコンピュータ“ディープ・ソート”がこの疑問について750万年の歳月をかけて導き出した答えが、この“42”でした(数字の意味については作品内で哲学的なやりとりがなされますが、明確な答えは得られません)。なお、元ネタとなった映画作品に登場するハツカネズミは高度な知的生命体で、“ディープ・ソート”を作ったのも彼らです。
余談ですが、この「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」というのは古くからさまざまなシーンで取り上げられているネタで、Google検索のイースターエッグ(お遊びの隠し機能)としても採用されています。気になる方はぜひ「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」でGoogle検索をしてみてください。
(6)異星人の調査団?
トラの村の広場で、スターピースを調べている謎の一団。
彼らの元ネタは、アメリカのSFテレビドラマ『宇宙大作戦』シリーズに登場する探索者たちで、広場の中央にいるのは作品の中心人物であるカークやスポックらであると考えられます。周辺を調べている赤シャツの人も彼らの仲間でしょう。ちなみに『宇宙大作戦』シリーズでは赤シャツを着たサブキャラクターがたびたび死亡したことから、ファンのあいだでは赤シャツが死を示すキーワードとして有名で、いわゆる死亡フラグの一種として認識されています(redshirt)。
また、この異星人のひとりが逃げ出すときの「スコッティ、転送を頼む」というセリフも、『宇宙大作戦』シリーズで頻出する「Beam me up, Scotty」から来ているようです。
(7)きたぜ、ぬるりと…
花札対決をしている若旦那の言葉。
これは『アカギ』で、主人公のアカギが麻雀の代打ち中に絶体絶命の状況を強引な手で切り抜け、直後にツキをつかんだときに放つセリフです。痺れる場面で発せられた独特の言い回しと言葉の響きは一度聞いたら頭から離れず、麻雀ゲームで勝ちが見えたときに、ついつい口にしたくなるフレーズですね。
(8)悪霊VS悪霊
呪われた湖の村に出現する悪霊ふたり。
この悪霊たちは、その風貌と、激突の場面があることから、映画『貞子VS伽椰子』に登場する悪霊が元ネタであると思われます。Jホラーでもっとも有名な登場人物ともいえるふたりは、なぜか『ガデテル』の世界では完訳字幕付きの謎の言語で話します。グローバル版ではどのような表現がなされ、そして海外プレイヤーたちがそこにどのようなリアクションを取ったのかも気になるところです。
(9)もうやめて!とっくにライフはゼロよ!
ナリが主人公を仙女の姿に変えようとしているときの選択肢のひとつ。
『遊戯王』の杏子のセリフが元ネタ。対戦相手のインセクター羽蛾の卑怯なやり方に怒りを爆発させた遊戯が、すでに勝負が決した場面で延々と攻撃を続けます。それを止めようとした杏子が「もうやめて!遊戯!とっくに羽蛾のライフはゼロよ!」と叫びました。有名なセリフなので、知っている人も多いでしょう。汎用性が高く使いやすいため、今でもよくネット上で見かけます。
(10)スーパーイカヅチキック
ゴミの山を仙女ふたりが合体技・スーパーイカヅチキックで破壊!
これは1980年代のオリジナルビデオアニメ『トップをねらえ!』が元ネタ。作中に登場する巨大ロボット、ガンバスターが繰り出す技のひとつが“スーパーイナズマキック”です。ちなみに『トップをねらえ!』はのちに『新世紀エヴァンゲリオン』で有名になるガイナックス社の制作で、当時はかなり話題を呼んだ作品でした。「お姉さま、あれを使うわ」「ええ、よくってよ」というセリフから技を放つ直前の「うわあああああ!」という叫び声までの流れもそのまま再現されており、直撃世代のオジサンたちは懐かしく思ったのでは?
いかがでしたでしょうか。定番のアニメやドラマのパロディだけでなく、時事ネタなどもしれっと放り込んできているところにアンテナの高さと、ちょっとブラックなユーモアのセンスを感じますね。今回紹介した10選のほかにも、「湖なのに、水ねえじゃん!」(元ネタ:ブックオフのCMでの一言「ブックオフなのに、本ねえじゃん!」)などのネタがあったりと、その数はかなりのものになると思われます。
今回私たちが気付けなかったネタもあるかと思いますが、シナリオはもちろん、選択肢にも注目をして、みんなでネタ探しをしてみるのも面白いと思います!
今回は以上です。
それでは、また次回の【ガデテル日記】でお会いしましょう!
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