『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2021-10-16 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
あれは数日前のこと。僕は『オセロニア』を深夜に一杯引っ掛けながらプレイすることが多いのだが、その日もいい感じに酔いが回っていた。
マッチングの相手は魔フェリヤトップ。自分はここしばらく使い込んでいた閃撃デッキ……だった気がする。そのあたりの記憶は曖昧だ。だいたいそういう時は、アルコールがもたらすじんわりとした心地よさにボンヤリしているので、よほどのことがない限り記憶に残らない。要するに、よほどのことが起こったのだ。
相手はまず、闘化アヌビスを使ってきた。これだけはしっかり覚えている。脳内がお花畑になっていた僕はお気楽にこう思った。「なるほど、カウンターの手駒が足りないのだろう」と。
そこからはよく見る盤面、よく見る流れ。しかしこちらがデカい一撃を叩き込んだターン以降、つぎつぎと襲いかかるリベンジの嵐。マズい、と思った時にはすべてが遅かった。
してやられた。完全に虚を突かれた。リベンジ=ハッキュウイーだと、だれが決めたのだ。我に返った時にはすっかり惨敗していた。
……ということが確かにあったはずなのだがスクショは一切残っていないので、驚き過ぎてそんなヒマがなかったと思われる。
ちなみに念のため「フェリヤ リベンジ」でググってみたら僕が不勉強だっただけで、この手のデッキを紹介している人はしっかりいた。
とはいえ先日までその存在すら知らなかったのだから、こうした深夜の出会いには感謝したいところ。この場を借りてありがとうございます!!
実際に使うまで「リベンジってバフなしでも大丈夫なんだろうか」と正直不安だったものの、結論から言えば、魔フェリヤの優秀な火力も合わさってけっこういける。そしてものすごくおもしろい。何より使い勝手が肌に合っている。
リベンジはそもそも単発での最高倍率ですら進化サスターシャの70%。ここに1.3倍のバフをかけても受けたダメージを100%返すには至らない。なので大ダメージを受けた際、ピンポイントでコンボにつなぐことで、倍返しに近いダメージを叩き込むのが基本的な戦いかただった。
そのぶん魔としてはHPを高めに盛れるので、竜単などにはこれを活かして押し切る……ことが理想ではあるのだが、こちらがリベンジであることはハッキュウイーの時点でモロバレ。相手からすればいい感じにダメージコントロールして、最後にドカンと一発オーバーキルすれば済む話だ。
そう。リベンジを使っていて最大の難点だったのは、「やることが開幕時からわかりきっているうえ、火力を調節すれば容易に対策される」ことだった。
リーダーがハッキュウイーの時点で「私はあなたに復讐します。いいですね?」と脅しているようなものだが、いいわけない。どこのだれが首をすんなり縦に振るだろうか。
ただ、魔フェリヤリーダーの場合は違う。フェリヤと言えば魔属性屈指の突出した強さを持つ駒だが、間違ってもリベンジ入りは一般的ではない。
魔フェリヤに対面した瞬間、「ああ、だいたいこれとこれ入ってるんだろうなあ」とテンプレがぼんやり思い浮かび、「ここからアレ引けないと負けるな」とか、「この残りHPなら勝てるな」といった予測は経験から導かれることだろう。
だが、その先入観こそがフェリヤリーダーのリベンジそのものが孕む「毒」であり、積極的に仕掛けるべき「罠」と思う。
あくまで僕の場合だが、このリベンジはフェリヤを辺置きすることも含めて、序盤は精一杯「ふつうの魔フェリヤデッキ」のフリをすることに努める。魔守護者やリッチあたりは本命ではないので、初手でも雑に放流する。
メンツ的に「リベンジスキル10枚以上」の縛りを持つものが大半なので、手駒巡りによってはどうしてもうまくいかないことはある。ただそういうときは「いやー、ハル持ってないんですよー」という雰囲気でアラクネを出し、「この駒好きなんですよねー」というテイで闘化アヌビスを切る。少なくとも、スキルでリベンジを持つキャラは頑として使わない。
そして中盤以降、横合いからリベンジで思いっきり殴りつける。ここからはタネ明かしとばかりに堂々と、先入観を盛大に裏切っていく。
少なくとも僕がこれをやられた際は「えっ……、話と違う!」と面食らった。単純に思い込みが原因なのだが、そう思わせるまでの「裏をかいてからリベンジする」動きがとにかく楽しいのだ。
もちろん、お相手がどう考えているかはわかりっこない。冷静に見ると魔フェリヤにしては妙にHPが高めだし、その正体に気づく要素はほかにもあるだろう。
ただ、たとえ一人相撲であったとしても、「フェリヤ以外は駒投げでなく、読み合いを仕掛けている」感覚を得られるのがうれしいのだ。
もっとも、それもこれも魔フェリヤの存在あってのこと。「強い駒入ってたらそりゃ強いでしょ」とは流石に思うが、そんな強キャラクターがシーズンレポートに食い込まないような使用率であるリベンジの隠れ蓑になるのは、ちょっぴり小気味いい。
何より「負けても勝っても楽しいし、あわよくば勝てる」くらいのバランス感は好ましいところ。ちょっと最近は閃撃に入れ込みすぎていたので、久々にこの手のひねった魔デッキに戻ってみようと思っている。
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld)
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