汚染物質に侵されたミュータント出現!! 雪原に潜む恐怖の正体を暴け『theHunter:Call of the Wild』【Steamハック:猟友会09】
2021-07-08 15:20 投稿
永久凍土から検出された恐ろしい物質を調査
海外旅行には行けないし、大好きな自然に触れることも難しい。
サバイバルには興味があるけどやっぱり怖いよね、っという現在の情勢と好奇心を補ってくれるのがExpansive Worldsのハンティングゲーム『theHunter:Call of the Wild』だ。
Steamハック企画の番外編第9回目となる今回は、雪原地帯“メドヴェド タイガ国立公園”で囁かれる放射能汚染問題と、奇行を続けるミュータントの正体を追跡していく。
ハンターvsミュータント
ちょっとB級映画の気配が漂う構図だけど、そこには雪原地帯ならではの事情が関連しているようだ。
吹雪くタイガに点在する奇妙な死骸
トナカイ飼いのネネツ族とともに育ったアリューナ・カサヴォヴナ博士は、ロシア人が入植する以前からタイガで生活。
ここ数年で環境が急変していることを気にかけ、科学的な知識を活かしてタイガを救いたいと考える女性だ。
彼女の依頼は炭疽菌感染に関連する調査から“ビッグフット”の追跡など、第8回目で触れた壁画の巡礼を含め、どれもユニークかつ緊張感のあるものばかり。
これまでのフィールドにはない、特殊捜査官になった気分を味わえるはずだ。
このタイガでは序盤から生態系を危惧するストーリーの連続。
そんな中で舞い込むのが不可解な状況で絶命している動物たちの調査だ。
温暖化の影響で溶け出した永久凍土に含まれていた“恐ろしい物質”と、獲物を仕留めながらも食さないクマ。
現場検証とアリューナ博士の経過報告から見えてくる“タイガの実情”にどんどん引き込まれていく。
ミュータントと呼称される動物の正体
放射能汚染によって突然変死した野獣がプスターヤ山にいる。
その正体に気づき始めているアリューナ博士はプレイヤーをとある洞窟に導く。
タイガを舞台に展開するメインミッションは短編ながらも印象的で驚きの連続。
どこか不気味なストーリーの終着点はマップデザインからも一目瞭然だ。
以前から何度も語っている通り、自由気ままなハンティングだけじゃなく、その地に根付く歴史な事件に介入していくアプローチが多い点も本作の魅力だ。
タイガはそれをとくに実感できる地域のひとつ。
ビッグフットやミュータントというワードに、どこか悪ノリじゃないかと感じる人もいるだろう。
しかし、そこにはしっかりと“現実”を示す裏付けがあり、野生動物と人間の関係性を考えさせるテーマが秘められている。
次回からは舞台を“ヴルホンガ・サバンナ”に移し、密猟者たちに苦しむ人々の悩みを解決していくぞ。
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
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