『逆転オセロニア』5周年ティターニア編/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE70】

周年入手では稀少なデッキリーダー候補！

ドーモ、世界のザキヤマです。

周年の節目に登場するいわゆる“周年キャラ”のS駒には、やけに尖った性能や独自の強みがあるものが多いと感じる。キレッキレなところだと先攻・後攻の初手でしか使えない周年ヨシノが筆頭だが、リーダーを任せられるほどのキー駒は意外といない。

今回紹介する、5周年で登場した［光輝なる幻想］ティターニア（以下、周年ティターニア）は、その中でも稀なリーダー適正のあるキャラクター。思いのほか使っている人は少ない印象なのだが、いぶし銀な好性能をしているので、この場を借りて推していきたい。

永続フォース＆最強クラスのオルスコンボが優秀！

周年ティターニアの強みは、毎ターン500特殊ダメージ＆受ける通常・特殊ダメージを90％にするフォース。

フォースと言えば超優秀な闘化ヴィーナス、4ターン持続の正月ダーシェが有名どころだが、永続で発動するタイプは極めて稀。

じつは学園バージョンのチャトル・ムカが毎ターン400＆特殊ダメージを90％にする永続フォースを密かに持っていたものの、対応できるのが特殊のみということもあり、実際に使うとなると勇気のいるスペックだった。

周年ティターニアは、早い段階で辺に設置できれば、通常・特殊に関してはつねに被ダメージを10％減らしつつ、さらに毎ターン500ダメージのおまけも付いてくる。

この性質から、周年ティターニアはアポロンや代償など、最終的には固定ダメージで飛ばしてくるタイプのデッキに対しては地味に強い。

これは勝手な想像だが、たとえばアポロンの設計には「中〜終盤で7000ダメージが出ればだいたい飛ばせる」というものが根っこにあるように感じる。ただそれは、裏を返せば「被ダメージを少し減らした時点で飛ばされない可能性が出てくる」ということにもなり得る。

代償に関しても、手駒巡りによっては一方的に思えることもあるが、やけに高いあのダメージ量も、自身のHPを犠牲にすることで成り立っているので、僅かでも被ダメージを減らせた時点で「リスクに見合ったリターンを奪える」という考えかたもできるのではないだろうか。

ちなみにコンボは1枚200のオルス系。進化アポロンと進化ルシファーが1枚180と考えると、実質的に作中ほぼ最強と言っても差し支えないだろう。

自分自身がフォースで被ダメージを減らしているので、“HP50％以下で発動”する条件は一見すると相性が悪い。とはいえ、無策で発動させていいダメージ量ではないので、相手からすれば事前のダメージ調節は必須。

導線がある場合、「そんなにダメージ与えたらコンボ発動するぞ？　いいのか？」という圧をかけられるのは、むしろ好ましいポイントだと思う。

闘化ラファエルと相性バッチリ！

周年ティターニアは神染め以外の条件がないので、デッキレシピ自体はけっこういろいろなものがありそうだが、僕がハマったのは蘇生ができる闘化ラファエル入りもの。

闘化ラファエルの強みは、蘇生させた時点で持続スキル持ちにかぎり発動する点。わかりやすいところでは闘化ヴィーナスだが、甦ったと同時に2500特殊＆50％ダメージカットが発動するので、相手からすればたまったものではない。蘇生されるマスはランダムのためひっくり返されると効果半減なのだが、それでも十分な脅威だろう。

また、ラファエルを入れることでデッキ巡りに左右されにくくなる、というところも評価ポイント。中盤で使いたい囁き系の持続特殊（周年ヴァイセ、ブライダル・シベリウスなど）が序盤に固まってしまうとすごく損をした気分になるが、ラファエル入りの場合はむしろ好都合。むしろ返してくれないと困る。

周年ティターニアはいるだけで攻防一体の働きをしてくれるので、相手に思い通りの戦いをさせにくくする効果も期待できる。これに終盤のラファエルの蘇生が加わればまさにダメ押しだ。

周年ティターニアデッキは、貫通多めの竜や、防御があまり刺さらないコンバート、罠盛り盛りデッキとの相性は悪いものの、よく見るタイプのアポロンデッキとは相当いい戦いができる。

ラファエル入り以外にもシナジーの高いレシピはあると思うので、周年の折りに運よくゲットできていたら、改めて使ってみてはいかがだろうか。

【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】

文／世界のザキヤマ（@zakiyamaofworld）

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