『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2021-01-16 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
今回は冒険・レムカ(進化)(以下、冒険レムカ)をピックアップ。そこそこお手軽に大ダメージを稼げるキャラが揃っている現環境だからこそ、「苦労してようやくスキルが使える」という古きよき魅力を改めて紹介していきたい。
冒険レムカのスキルは1枚450ダメージのブリス系。ちなみに、“返した後の自分の駒数”に依存するのをブリス系、“返した後の相手の駒数”に依存するのがカース系、“盤面の駒総数”に依存するのをオルス系と呼ぶことが多い。これは同タイプの特殊ダメージスキルが、実装初期に“コインブリス”、“コインカース”と命名されていたことに由来する。
ただ、時代が進みいろいろ強力なスキルが追加されるにあたってか、ブリス・カースに関しては条件的に力不足が否めなかった印象で、メインスキルとしてのブリス系の実装は、今回紹介する冒険・レムカ、カース系はサマー・ラドラ(進化)が最後。現在この手のスキルはオルス系がメインとなっている。
さて、そんな冒険・レムカのブリススキルだが、これは同系統の中ではぶっちぎりで最強。なお、以下はミカエルから冒険レムカまでキレイに時系列順になっているのだが、こう見るとブリス系スキルの変遷や調整の苦労がそこはかとなく感じられるのも趣深い。
【ブリス系スキル1枚あたりの比較】
冒険レムカ:450(自分の神駒が10枚以上)
進化モリー:250(自分の魔駒がない際)
孫権:350(盤面16枚以下)
進化エルピス:230(神単)
進化ベガ:210(盤面総数20枚以上)
進化オーディン:200(リーダー時)
進化ミカエル:160
まさに圧倒的。よほどの不利盤面でなければ、オルス系最強の進化ルシファー以上の火力が見込める数値となっている。
とはいえ、他キャラの追随を許さない圧倒的火力には裏がある。そう、“発動条件が自分の神駒10枚以上”なのだ。
自分の神駒10枚以上……。頭の中に盤面がパっと浮かぶオセロマスター以外はピンとこないかもしれないが、それでも「あ、これムチャ言ってんな」というのはわかるレベルと思う。
なお実装は2018年5月なのだが、自駒を増やす手段がそこまでなかった背景を鑑みるとなかなか挑戦的。“囁き”の端となったストラクチャーセット“master of WHISPER”が登場したのが1年後の2019年6月と考えると、その性能が当時でもいかに尖っていたかお分かりいただけると思う。
現環境では闘化ガブリエル、リトス、ひな祭り・鈴里など、囁きを前提としたリーダーがそれなりに揃っているので、少なくとも当初よりは現実的に使えるかと思っていたが……。すみません、甘かったです。
そもそも発動条件に届くまでに勝敗が決まってしまうことがほとんど。そして「やったー、これで10枚だ!」と思った矢先にゴリっと3枚くらい自駒が消されたりすることは当たり前。
僕の腕や構築の問題もあるだろうが、体感的にはコロシアムで10回戦って1回使えればマシかなという印象だった。
ただ冒険レムカはその実用性よりも、「発動させることが楽しい」、「不利を一発で覆せるダメージが出る」という、本作の“逆転”というエッセンスを色濃く体現していることが最大の魅力だと思っている。
いかに安定して勝つか、ではなく、いかにスキルの発動条件を満たすか。発動が困難という点でニケやアエーシェマでのフィニッシュを狙ったことがある人はわかると思うが、こうなるとゲーム性がガラリと変わってくる。
たとえば冒険レムカの場合だと、自駒を減らさないように盤面優位を敢えて捨てるという、一見すると不合理な立ち回りもときには必要となる。
こっちとしては勝利よりも発動させたい一心、相手としては負けたくない、勝ちたいという気持ちがあるわけだが、このあたりのズレは冒険レムカが場に出た瞬間に氷解する。「ああ、そういうことだったのか」と。
これで勝てれば御の字だが、負けてもスキルを発動できたという達成感がある。「ガチガチの戦いに疲れたなあ」という瞬間は、対戦ゲームにのめり込んでいるとどうしても訪れてしまうもの。そんなときこそ、冒険レムカのような別軸で対戦を楽しめるキャラを使ってみることは大いにオススメしたい。
『オセロニア』には別バージョンで季節駒などが実装されているキャラが多数いる。
キャラにはそれぞれ「アズリエルだったら毒」とか「シェンメイだったら殴り」という、ある種のアイデンティティや付いて回るイメージみたいなものがあるが、レムカは冒険バージョンのみならず、そのほとんどが「発動できれば強いけど条件がきびしい」というのが特徴。
このあたり、彼女が持つ「好戦的・単純・朗らか・脳筋・猪突猛進・おっちょこちょい」というイメージとピッタリ合っていて、個人的にはこうした「キャラの魅力と性能」が合致している表現がすごく好きだ。
ちなみにレムカの師匠であるダーシェが実装されたとき、「レムカ由来なのに使いやすくてバランスいいな……?」と少し肩透かしを食らったのは僕だけじゃないと思う。
ただこのあたりを照らし合わせると「優秀な武術家である師匠」と「見ていて不安になるけど潜在能力はすごい弟子」のような図式が見えてきて、なかなかおもしろいなあ、と感じる。ただ、ダーシェはいわゆる「メチャクチャ重いマントで実力を抑えている」系の設定があるので、その真価は周年とかの限定駒で明らかになることに期待したい。
なお、レムカはいずれも尖った性能をしているが、耐久したうえでのフィニッシャーとしては正月バージョンの進化が超ダメージを叩き出せるので、棋力に自信がある人はぜひお試しあれ!
【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】
文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld)
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