Niaスタッフ参戦!! 『Ingress』リモートかるた第2回戦は実力と技術の大勝負

2020-10-13 18:18 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

非公式だけど公認!? 怒涛のライブ配信

いまから10年前の2010年、Googleの社内スタートアップとして生まれたNiantic Labsが2015年8月に独立。現在のNiantic, Inc.になって今年で5年目を迎えた。

しかし、記念すべき2020年は新型コロナの発生により、Nianticが開発運営する『Ingress』や『ポケモンGO』、『ハリー・ポッター 魔法同盟』はいまなおきびしい環境に立たされている。

そんな中、AGたちの手によって生み出されたのが通称“非公式『Ingress』かるた(ver.2020) ”と、それをリモートでプレイするオンライン対戦だ。

本記事ではスペシャルゲストにNianticの川島優志氏、須賀健人氏、山崎富美氏を迎え、2020年10月11日に開催された第2弾“須賀に腹パン杯”のハイライト。

さらに、独立5周年を祝うサプライズ企画とその裏側をフリーライター深津庵がリポートしていく。

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実力と技術が命運を分けた2つの戦い

今回開催された第2弾は密を回避するため、スタジオには川島氏と配信スタッフ。それ以外の出場者はZoomを使って自宅から参戦するカタチで実施され、その様子をYouTubeとニコニコ生放送を使ってライブ配信する前回同様のスタイルで始まった。

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その冒頭で『Ingress』の新アイテム“Kinetic Capsule”に関するおそらく世界初だしのPV公開。

さらに、A6以上のAGが使用可能であり、用意されている4つの選択肢に合わせたアイテムをカプセルに投入、一定の距離を歩行することでベリーレアアイテムを取得できるという仕様も明かされた。

【第1戦目】

思いがけないサプライズから始まった第1戦目にはNianticの須賀氏も参加。ここで圧倒的な差を見せつけたのが自作のショートカットキーボードを投入したAG、SuZ912さんだ。

本来であればEnterキーを含め3タップ必要な早打ち合戦を、1タップで完了しちゃうという代物である。

しかし、開戦後にEnterが反応しないというトラブルが発生。2タップ必要になったと焦りを見せる一面もあったが結果はもちろん圧勝だ。

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そんな無双バトルの中でどうしても譲れない1枚を抱えていたのが須賀氏である。

自身の名前が刻まれた“須賀に腹パン”だけは絶対に取る、そう決めていた須賀氏は座標“C3”をつねに入力して待機。見事勝ち取った後のインターバルで「試合は負けたけど勝負に勝ててよかった」と激闘を振り返った。

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【第2戦目】

いっぽう同じ環境下で行われた第2戦目はかなりの接戦

その中でも参加者と視聴者を驚かせたのが山崎氏のタイプ速度だ。

自社のアプリはもちろん、ふだんからゲームと言えばカンストするほど研究熱心な性格のようで、その本気度がここでも炸裂。

Niantic CEOの写真が使われている“この人が生みの親ジョン・ハンケ。ともに歩んだエージェント”も華麗に勝ち取る。

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また、それを追随し第2位の座を勝ち取った川島氏は、自身の写真が使われている“ヤバいこの実家感。時を忘れそうな部屋”を取り逃すが、“須賀に腹パン”やコア層には印象深い“目的地は襟裳岬”を獲得するなど大きな見せ場を作った。

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台湾から参加した2人のAGと罰ゲームの行方

今回、驚かされたのは台湾から参加してくれたDLKoikinguさんとHANAKさんの健闘だ。

読み上げてからタイプするまでわずかなラグが発生してしまう。

そんな環境下に加えて自作ショートカットキーボードが火を吹いた第1戦目に参加したDLKoikinguさんが3枚。第2戦目に参加したHANAKさんは11枚ものカードを獲得したのだ。

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また、残念ながら3枚で終わり罰ゲームを受けることになったDLKoikinguさんはAG名に使うほど“コイキング”が大好き

「部屋にあるコイキングを全部抱えて」というお題に、カメラから溢れるほどたくさんのぬいぐるみを披露し配信を盛り上げてくれた。

よく見るとTシャツもコイキング、この愛は本物だ。

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ちなみに、第1弾で罰ゲームの沼にハマってしまったamfanさんは今回も罰ゲームの深い闇へ。

某リングフィットなガジェットを使いつつスクワットに挑戦。

その中で、前回の敗北理由は端末の不具合にあり、今回は最適なものに切り換えたのだが不具合が発生。やっぱり前回の端末がよかったと後悔の念を明かした。

過酷な環境、思いがけない事態に動じず全力で戦い、罰ゲームを笑顔に変えてくれた彼らのチャレンジはとても印象的だったぞ。

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独立5周年のサプライズとその舞台裏

Niantic Labsから現在のNiantic, Inc.になって今年で5年目。

Labs時代から始まっている『Ingress』AGたちにとっては感慨深いものがあるだろう。

それをサプライズで祝おうと始まったのがイベント開催の3日前。どのタイミングで手渡そうか、ザックリな台本をTelegramに書き込んでみたり、贈り物はどんなものがいいか意見交換をくり返した。

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そこに印刷業に携わるAGも加わり、今回の“記念パネル”“須賀さんの腹パン券”などがあっというまに完成。複数上がった記念パネル案から現在のカタチにまとまるまでのスピード感は圧巻だった。

再びXMアノマリーやミッションディが開催されるようになったとき、SuZ912さんがその効力をいつどこで発揮するのか。いまからその瞬間が楽しみだ。

ぜひ、決行日が決まったときは事前に連絡をください!!

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今後も続けていくための提案

非公式だがもはや公認といっていい『Ingress』かるたを今後も続けていくなら、マンネリ化を防ぐための案が必要になってくる。

そこで1つ提案したいのがレギュレーションの設定だ。

たとえば、通常のキーボードを使った“ノーマルマッチ”

そして今回の自作ショートカットキーボードを含む、さまざまな技術を持ち寄って競う“テクノロジーマッチ”など、いろいろな対戦方式を設けるのはどうだろうか。

タッチパネル視線追跡装置、読み上げた音声で自動検出しちゃうなど、さまざまな技術がぶつかり合うバトルはぜったいにおもしろい。

ちなみに今回、必要のないキーを引っこ抜いて挑んだAG、特定の座標を付箋に書いて貼っておくAGがいたことが後日判明。

こうした知恵比べが思いがけない装置を生み出すきっかけにもなるかも!?

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最後に、タイプ速度が圧倒的だった山崎氏とSuZ912さん(自作ショートカットキーボード)の一騎打が見てみたい。

いわばこれは異種格闘技戦、もし第3弾があるならこの対戦カードをぜひ!!

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

Ingress Prime(イングレス プライム)

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
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