『逆転オセロニア』異世界フレイヤ編/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE49】

2020-10-10 19:00 投稿

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逆転オセロニア

増え始めた火炎対策キャラたち

ドーモ、世界のザキヤマです。

2020年10月5日〜15日まで“ルルカEvolutionフェスタ~白の超強(ちょうつよ)コレクション杯~”が開催中だ。

本イベントでは、公式YouTubeチャンネル『オセロニア情報局』担当の“ルルカ”がプレイアブルな駒としてついにお目見え。おなじみのキャラたちも異世界(恐らく日本のこと)バージョンで6体がガチャに実装されることに。

さらにビジュアル面では多くのファンを獲得しながらも、性能面から採用しにくかったオルトロスもスキルを一新。装い新たにイベント入手で登場した。

何かと新しい切り口でワクワクするイベントながら、SNSでの評判をはじめ、個人的にも「どういうことだこれは……」とざわついたのが、[お出かけ記念]フレイヤ(以下、異世界フレイヤ)。

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▲フレイヤ名義としては2体目の実装。ビジュアル面は申し分なしの100億万点。

異世界フレイヤは、初となる“火炎防御”のスキルを所持。火炎の強さ(とくに獄炎入りのラニ火炎)は何かと物議を醸し、闘化忍竜のスキル変更に加え、「しばらく獄炎スキルのリリースはしない」と運営サイドが明言したことも記憶に新しい。

火炎への対抗策としては、闘化リティスが火炎無効を所持していたが、対抗策としては異世界フレイヤが2体目となる。

しかしこの“2ターンのあいだ火炎ダメージを50%にする”という新スキル、一見して多くの人がこう思ったかもしれない。「倍率微妙じゃないか」、「果たして強いのか」、「これで対抗策になるのか」と。

そこで今回は新登場の火炎対策スキルについて、諸々を考察していこうと思う。

特定スキル対策としてのアンデッド(毒⇒回復)との違い

特定スキルへの対抗策を持つスキルで真っ先に思い浮かんだのが、毒⇒回復にするタイプのアンデッド。初出でベノムバジリスクが持っていたこのスキルは「毒を受けたら回復になる」という、ヘイランやスパルムリーダーが流行りまくっていた時代には明確なメタとなるものだった。

とくに、その形状から“チクワ”の愛称を持つアンダーランデスが登場して以来、往年の強さはなくなったと感じている。

アンダー

▲毒であればどんな即死級のダメージでも回復に転換できるアンダーランデス。状況次第ではB駒にあるまじき大活躍が可能。

毒は“毒バフ⇒ゾノバ×3”のような限定的な状況でないと、1ターン内に致命的なダメージを与えることは難しい。基本的には毒駒の数を増やし、ジワジワと削っていくことが基本となる。

対して火炎は、盤面が進行して相手の駒数を増やしてから、全体火炎で一気にダメージを稼いでいくのがセオリー。とはいえ双方のプレイングによっては安定したダメージが与えられないこともあるので、進行毒を持つヘイランやスパルムのように「放っておけば確実にダメージが増える」というわけにはいかない。

火炎防御の控えめに見える性能も、火炎の難しさに対するリターンを奪いすぎないように、という配慮があるのかもしれない。

とはいえ、異世界フレイヤの持つ火炎防御が、ラニ火炎の強さ(素の殴りが強い&火炎ダメージ&獄炎でATKをメチャクチャ下げてくる)を減じているかと言われると、ここに関しては疑わしいし、ただでさえ貴重なS枠を特定のダメージソースに対して割くかと言えば正直きびしい。

1点読みがすぎる性能に関しても、仮に相手が火炎でなくても活躍できるよう、特殊ダメージとかデバフを合わせ持っていてほしくはあった。

加えて「S駒で2ターンとはどういうことだ。4ターン続くログヴィランを見習え」と初見では感じてしまったのだが、これは少し思い違いがあった。そもそも火炎が双方のターンでダメージが入ることを考えると、50%で4ターン継続だとしたら恐らく強すぎるのだろう。この点においては妥当性があると感じている。

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▲実際にも使ってみたが、ふつうの火炎に対しては流石に勢いを削げる。コンボもそこそこ強い。

とはいえ、S駒として控えめに感じるのは事実。季節限定の初出でこれなのだから、後続も落ち着いた性能になるのは想像に難くない。

そんな火炎防御に対する「もうちょっと強くてもいいのでは」という疑念は、10月10日から開始される“チャレンジ!大激闘戦”に登場する新キャラクターによって「なるほど、そういうことか……」と幾ばくか晴らされることになった。

神と魔に狙われた火炎

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こちらは“チャレンジ!大激闘戦”のガチャに実装されるラルムだが、異世界フレイヤの火炎防御を見た後だと、思わず目を丸くするような性能となっている。

ラルムの新スキル“チャクラ”はHP制限があるとはいえ、火炎ダメージを2ターンにわたって100%回復するというもの。「S駒で2ターン50%減」と「A駒で2ターン100%回復」であれば、どちらが強いかは明白だろう。

正直なところ「これ異世界フレイヤとスキル逆なんじゃないか」とも思った。しかしよくよく見てみると、火炎防御⇒神単、チャクラ⇒魔単といずれも条件付き。前提として神と魔は基本HPがかなり異なるし、各々のデッキ相性の面からも、こうした形に落ち着いたと思われる。

異世界フレイヤとラルムを比べると不平等感はどうしても否めないが、全体から見れば「神にも魔にも火炎の対抗策が実装された」という事実が浮かび上がる。

火炎無効の闘化リティス⇒火炎防御の異世界フレイヤと来た時点で気が付いてよかったかもしれないが、確実性に欠ける1スキル無効ではなく、アンデッドのような完全なメタが魔に実装されるとなると話がまったく代わってくる。

つまり昨今の状況は「竜以外の2属性から火炎が狙われている」ということにほかならないのだ。

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▲なお、同イベントでは火炎防御持ちのAキャラ“グレートヒェン”も登場。こちらは異世界フレイヤに比べると発動が条件付きで軽減率は低く、ターン数は長めという性能。

それでも、存在することに価値がある

正直なところ、異世界フレイヤ単体について言えば、火炎に対して弱い神囁きデッキにはアリかもしれないが、コスト面での重さと限定的な性能から、採用は難しいところだと思う。

また、火炎対策で圧倒的に有利になるようなソロでの高難度クエストが非常に少なく(知るかぎりはない)、アンデッドに比べるとそういった面での需要がない点も、肩すかしを食らった人が多かったかもしれない。

ただ前述の通り、神と神に対火炎スキルが増えていることを鑑みると、「火炎使いたいけど、ひょっとしたら対策されているかも……」という懸念材料がよぎる状況は、環境的に健全だと感じる。少なくとも現段階では「抑止力が登場した」という事実が大事なのではないだろうか。

この調子だとジワジワと火炎対策キャラが増えていくことが予想されるが、何にせよ、より楽しい対戦環境になってほしいな、と強く願っている。

【“世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s ”のまとめはこちら】

文/世界のザキヤマ(@zakiyamaofworld

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逆転オセロニア

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG/テーブルゲーム
メーカーDeNA
公式サイトhttps://www.othellonia.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/Othellonia_info
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