ブシロードが新作舞台3作品について会見! 『アサルトリリィ』の新作は9月3日から東京建物 Brillia HALLにて開催

2020-07-07 10:13 投稿

『アサルトリリィ』9月公演のタイトルなども発表に!

2020年7月6日、ブシロードは今後実施していく舞台に関する会見を実施した。本記事では、この会見で発表された3つの舞台の展開ならびにキーマンの対談内容についてまとめてお届けしていく。

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『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE ONLINE-』について

まずは、2020年7月12日18時より実施予定となっている『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE ONLINE-』について以下のようにスライドが公開された。

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今回の『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE ONLINE-』では、普段の舞台ではできない配信ならではのさまざまな取り組みを導入。単純な引き算ではなく、斬新さが楽しめる舞台になっているとのこと。

キャストのトークパート含め、約2時間にて実施予定。今回は延期となっている新作公演のエピソード0という位置づけで舞台が展開される模様。なお、キャストの健康管理にも気を配っていて、万全の態勢で舞台が実施できるよう努めているとのこと。

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE ONLINE-』特設ページはこちら

『We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜』について

続いて、2020年7月15日から天王洲 銀河劇場にて実施される舞台『We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜』について発表された。

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公演実施に際しての取り組みとして、千秋楽以外のインターネット配信。ならびに千秋楽のライブビューイングについて告知がなされた。これにより、多くの視聴者が舞台を楽しむことができる。加えて、『スタァライト』同様、キャストの健康面を重視、感染対策やソーシャルディスタンスを徹底的に実施。

いまだからこそできるやり方で舞台をさらに盛り上げる。そして多くのファンに届けようとする姿勢がうかがえる内容となっている。

『We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜』特設ページはこちら

『アサルトリリィ The Fateful Gift』について

会見3作品目は、2020年9月に実施予定とされていた『アサルトリリィ』の新作舞台について。本作のタイトルが『アサルトリリィ The Fateful Gift』に決定した。また、実施日程は過去の発表と変わらず、2020年9月3日~9月13日までとなっている。

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なお、いくつか変更点も発表されている。それが以下となっている。

■舞台実施会場が“東京建物 Brillia HALL”に変更

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舞台を実施する場所が“東京建物 Brillia HALL”に変更されている。この会場、元々の会場として発表されていた“かめありリリオホール”の倍近い収容人数となっていて、ソーシャルディスタンスを実施しつつ、元々の来場者数を減らさないための施策となっている。なお、会場変更に伴う払い戻しが7月11日~7月31日の期間で実施予定となっている。詳しくは特設ページをチェック。

■5つの追加公演を実施予定。

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スケジュールは過去に発表したままとなっているが、新たに【9月5日18時30分の回、9月6日18時30分の回、9月7日19時の回、9月9日13時の回、9月12日18時30分の回】の5つの追加公演が決定。なお、平日夜公演は19時30分⇒19時スタートへと変更されている。これは会場の換気を行う時間確保のためと発表されている。

■初日、千秋楽を含む複数公演で有料配信実施

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新作舞台は初日ならびに千秋楽を含む複数の公演の有料配信が実施予定。これにより会場に足を運ぶの難しいファンも本作をチェックすることができる。なお、2020年1月に実施された公演の配信も7月下旬および8月上旬の2回に分けて実施予定となっている。こちらは、無料配信を予定しているとのこと。こちらの続報を待ってもらえればと思う。

舞台『アサルトリリィ The Fateful Gift』Newページへのリンクはこちら

キーマン対談

記事後半は、ブシロード代表取締役会長の木谷高明氏とネルケプランニング代表取締役会長の松田誠氏による“今後の舞台について”というテーマに沿った対談が行われたので、その模様を一部抜粋して紹介していく。

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▲左からネルケプランニング代表取締役会長 松田誠氏、ブシロード代表取締役会長 木谷高明氏。

■女性役者がメインを飾る舞台の今後

・2,5次元舞台と言えば、男性役者がキャラを演じる舞台が大半で、ファン層も女性9割というのが実状。

・男性ファン獲得の足掛かりとなったのが、木谷氏から提案された『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。

・男性ファンが舞台に足を運ばない理由に「肩身が狭い」「拘束時間が長い」などを挙げていた両者。そういった面でも『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』はライブを交えての2部構成などにより、男性ファン獲得に繋がっている。

・宝塚などから見ても、女性が女性ファンを呼ぶという構図は昔からある。かっこよさとかわいさを併せ持つ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』はさまざまな需要を叶えている。

■舞台の有料配信という可能性

・舞台を見に来るという習慣がコロナウイルスによって難しくある現在、これまでとは違った形で配信という要素を取り入れるようになっていった。

・これまでは【舞台のついでに配信】だったのだが、【配信も舞台の新たな可能性を見出す手段】という形で価値観が変化しつつある。

・役者が演じているからこそ、1回1回微妙に違う舞台を全て楽しむというのは物理的にも難しい。しかし、配信を織り交ぜることで「この回は会場で、この回は配信で見よう」という観客の選択肢にもなると考える。

・今後は、リアルな舞台と配信が両立していくのではとの考えを提示。配信すれば世界中のファンにも刺さるかもとワールドワイド目線の可能性も飛び出した。

■『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を含め、演劇パートは今後長くなる?

・新作公演のたびに演劇パートの時間は長くなっている。加えて、同作は密度の濃い舞台作品になっているとのこと。

・シナリオ量からすると公演時間は短い、その分、演者のアクションにメリハリをつけ、目まぐるしく展開するような工夫が行われている(退場時も小走りで動くなど)。

・複数回実施して、男性ファンも舞台についてきてくれることが分かったから、今後も色々な形で演劇の見せ方を試していきたい。

対談の最後に松田氏は「ようやく長いトンネルを抜けはじめていて、舞台公演が少しずつやっていけそう。もちろん、ファンを入れられない公演も出てくるし、100%お客を入れる舞台というのも難しいと思う。それでもエンタメは絶対に無くなりませんし、舞台も絶対に無くなりません。また、劇場で再会し、劇場に来れない方は配信という新しい形で絆をふかめていければと思っています。これからも応援よろしくお願いします」と占めた。

木谷氏も最後に「世の中の新しい習慣や発明はピンチの時に生まれたものがほとんど。ですので、このピンチをチャンスと考え、新しいことにチャレンジし、新しいものを生み出していきたいと思う」と語った。

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