『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2020-03-07 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
2020年2月29日の超駒パレードから、新駒ガブリエルが追加された。進化のほうは神版の進化アレスとでも言うべきシンプルに強い特殊ダメージ持ち、闘化のほうは神囁きデッキの新リーダーとして活躍に期待できる性能となっている。
従来の囁きデッキは「駒を増やす前に負けやすい」という事情からあまり環境で見かけなかったが、闘化ガブリエル(以下、ガブリエル)の登場によって、ようやく実戦でも使えるようになったのではないだろうか。
しかしながらガブリエルは、持っている人からすると「そこまで強くはない」、持っていない人からすると「強い、うらやましい」と意見が二分しているように思える。
今回はそんな闘化ガブリエルの「実際のところ」を掘り下げつつ、メリット・デメリットを考察していこう。
※ガブリエルは闘化で引いたので進化前は未所持
【闘化ガブリエルの実際のところ】
・リトスとは違うのだよ、リトスとは!ガブリエルはどこが強い?
・楽しいけれど要注意!ガブリエル囁きの難点もろもろ
・囁きデッキの存在意義。その本質を改めて考える
ガブリエルと比較すべきキャラと言えばリトス。召喚スキルを持ち、囁き特殊ダメージコンボを持つ点は共通だが、決定的なのが召喚される駒の性能。
ガブリエルが優れている点は、彼女自身よりも召喚する氷華群青の檻(以下、氷)と言えるだろう。
リトスの召喚する宝玉の使徒(以下、宝玉)は防御スキルこそ性能が上だが、コンボで増やせるのは1枚のみ。ガブリエルの氷は防御スキルは下だが、増やせる駒が2枚となっている。
囁きデッキは「自分の駒を増やしまくって、その数を参照する特殊ダメージスキルでぶん殴る」というのが定石。
リトスの性能が決して悪いわけではないものの、駒の繁殖力がゲームスピードに追いつけないことが多く、これが囁きデッキが第一線で流行しなかった理由と言える。
その点ガブリエルはガンガン自駒を増やすことができるので、攻撃的な囁きデッキにはうってつけなのだ。
素早く自駒を増やせるため、イザナギなどの囁き持ちを中盤から使うことができ、さらに氷による被ダメージ減も狙える。囁きリーダーとしてリトスより遥かに使いやすいし、何より「駒を増やす」という体験がものすごく楽しい。
しかしガブリエルは、「とりあえずトップにしておけば強い」という駒ではなかった。それでは、実際にガブリエル囁きをいろいろと試した所感や注意点を紹介していこう。
リーダーを中心に戦略を組み立てる、言い換えれば戦力の大半をリーダーに依存することは当然ではあるものの、ガブリエルの場合は戦略の依存度がほかのリーダーに比べてかなり顕著なように思える。
毎ターン氷のコンボを使うことが前提なので、当たり前だが自駒が氷だらけになる。一見すれば被ダメージも減るし囁きスキルも早めに使えるし、いいこと尽くしにも思える。
しかしこれは「氷以外の召喚駒が存在できない」ことと同義だ。
A駒には囁きデッキ用の召喚スキル持ちが何体かいるが、ガブリエルと組ませるとこれらのスキルが驚くほど腐りやすい。では召喚A駒をまったく編成しなくていいかというと、リスク回避の点からは疑問が残る。
打ちかたによってはすべての氷を消される場合もあるし(もちろんそうならないように打つべきだけど)、序盤でグノーやアヌビスのコンボ封じの対象になってしまうと目も当てられない展開になってしまう。
こういったときのために、ほかの召喚持ちも編成したほうが安全なのだが、単純に召喚できる場所がないため大体活躍できないという、なんとも歯痒いことになりがちだ。
そしてこれはリトスデッキも同じだったが、囁きスキル持ちを多めに入れると初手で氷のコンボを発動できないことがある。
召喚にせよ特殊ダメージにせよ、囁き系のスキルは「自分の駒が盤面に4枚以上」という条件付きであることが多いため、開幕の手駒巡りによっては「スキルが発動できないから氷を増やせない」事態にも陥りやすい。
こうした状況を避けるためにスキルの発動条件が緩い駒をある程度入れておく必要があるのだが、このあたりの構築のさじ加減はけっこうハードルが高いように思える。
そして殴り中心のデッキと戦うと痛感するのだが、氷の70%防御が思ったほど頼りにならず、リトスの宝玉の60%防御とはけっこうな差があるように感じた。どちらも特殊に対しては無力とはいえ、防御駒を過信しすぎるのは危険という印象は否めない。
ガブリエルをトップした囁きデッキの強みは、ズバリ「正月蘭陵王トップの神単を圧倒できる」こと。エンデガを代表する通常ダメージ依存の特殊ダメージは氷でことごとくカットできるため、被ダメージを大きく減らすことが可能だ。
反面、貫通持ちを多く擁する竜単や暗黒、ラニ×ジェンイー×バハムートの凶悪トリオ、特殊ダメージで殴ってくる代償、特殊ダメージを返してくる罠デッキ、駒を増やしまくることが不利にしかならない火炎、通常攻撃を無視するコンバートには徹底的に弱い。
そう、つまり囁きデッキは、多くのデッキタイプに対して不利なのだ。
こう見ると「囁きって弱くね?」となりがちなのだが、そう決めつけてしまうのは早計だ。
今回のガブリエルの登場を受け「なぜここに来て囁きデッキが強化されたのか」ということを考えてみたのだが、その理由は大きく分けてふたつあると思う。
ひとつは、多くのデッキに対して有利に立ち回れる、正月蘭陵王トップの神単を抑制するためではないだろうか。神単は明確に弱点となる相手が少なく、竜に殴り勝てることもあり、ラニトップと並んで非常に決定力の高いデッキだ。
前述の通り、囁きデッキはリーダーのリトスがやや安定性に欠けたこともあり、実戦で使われることは少なかったが、ガブリエルの登場により明確な天敵が出現したとも言える。
ふたつめの理由は、コンバートの活性化だ。コンバートはラニやデネヴといったSのバフリーダーが登場していないこともあり、発展途上の状態だ。罠に強いことは事実だが、じゃあ神に対してどうかと言うと一方的に優位を取れる特性ではない。高いアベレージを狙うならば、おとなしく神単を使ったほうが安全だろう。
つまり今回のガブリエルの実装は「神単に強くコンバートに弱い」囁きデッキが選択肢に入ることで、さまざまなデッキタイプが活躍できる土壌を作ることが目的だったのではないか。
囁きデッキの特性をトランプの大富豪に当てはめれば「ジョーカー(神単)に勝てるスペードの3(囁き)」といったところか。全方面に向けた強さではないものの最強を下せるという、ジャイアントキリングめいた性質も魅力と言えるだろう。
ガブリエルをリーダーにした囁きデッキは、「神単に対してめちゃくちゃ強いが」、「それ以外のデッキタイプに必ずしも有利を取れるわけではない」というのが僕の結論だ。
強力ではあるものの無双できるタイプの性能ではないことから、実際に使った際に「そんな強いわけでもない」という感想に落ち着く人が多かったのかもしれない。
ただ僕個人としては、モルフス的な「ひたすら増やす」ことができるキャラが大好物なので、不利だろうとなんだろうとガッツリ使っていこうと思っている。
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