『逆転オセロニア』3周年ヨシノ編/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE16】

2020-02-22 19:00 投稿

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逆転オセロニア

先攻先攻先攻先攻!!

 
ステ1

ドーモ、世界のザキヤマです。

個人的に尖った性能のキャラが好きなことはくり返し訴えてきたが、結果としてメジャー感の強いキャラクターに触れていないことに気が付いた。

アズリエルやヴィクトリアといった『オセロニア』を代表する人気キャラクターにはだいたい季節限定バージョンがあるが、性能によっては「まあまあ強いけど一線に入るかは微妙かも」というものがある。

そこで真っ先に思い当たったのが[悪鬼轟臨]ヨシノ。通称3周年ヨシノだ。過去の周年キャラが排出される4周年ガチャが開催されていたので、ゲットした人もいるのでは?

今回はこちらのヨシノのバックグラウンド及び、実戦で使えるかどうかの考察をしていこう。

※キャラクターに対する設定上の考察は、あくまで個人的な感想であり、公式の情報ではありません

【3周年ヨシノのここを推したい!】
・自身の運命を受け入れた“物語終盤”の姿
・ハイリスク&ハイリターンな特攻娘!
・覚悟完了、不退転の証!

自身の運命を受け入れた“物語終盤”の姿

元々、ヨシノというキャラクターのバックグラウンドは何かと悲惨だ。彼女は妖刀を手にしたことで家族や大切な人を斬ってしまい、その贖罪として旅を続けている。

サマーバージョンでは肝試し、ブライダルバージョンでは花嫁姿になったりもしているが、これらはあくまで寄り道であり、本来の設定はかなり重いものと言えよう。

 
学園

▲学園バージョンではヴィクトリアとともにスポコン少女漫画らしいテイストで登場。学園バージョン全般に言えるが、こちらは設定的にパラレルであり、正史ではないと思う(たぶん)。

すべてのキャラクターに当てはまるものではないが、『オセロニア』では進化前⇒進化⇒闘化の台詞からストーリー性を読み取れるものが多い。

ヨシノの場合、進化前は刀に宿るカグラによって操られ、近しい人たちを斬ってしまった罪を嘆き、進化後は「またやっちゃいました」と言わんばかりに再びカグラに操られ血を求めてしまう。闘化後は、刀をついに制御することに成功し、だれかを守るためにその力を使うことを決意する……といった具合だ。

そして3周年バージョンでは、妖刀を手にしたことは“運命”と受け入れ、今後は迷わずにその力を使いこなすと誓う。方向性としては闘化と同じく前向きであることは変わらないが、3周年のほうがより決意が固いようにも見える。

スキル面の話をすれば、単純な火力としては進化の強化版ということもあり、妖刀の力を制御しつつさらに力を引き出し、よりアグレッシブに刀を振るうことを決心したとも取れる。

もちろん、時系列的に闘化と3周年が同列であることは考えられるものの、これは記念すべき周年の節目だからこそ、闘化後のストーリーが描かれていると考えたほうがなんとなくしっくりくるし、個人的には「そうであってほしい」という気持ちが強い。なんによせ、ちゃんと力をコントロールできてよかったね! ヨシノ!

ハイリスク&ハイリターンな特攻娘!先攻引ければおれの勝ち!?

 
ステ2

設定上は妖刀の力を完全にコントロールした3周年ヨシノだが、性能としては「それ、逆に暴走してない?」と思わせる作りになっている。

特殊ダメージ:ターン開始時の盤面の駒の総数が5枚以下のときに発動できる。ターン開始時の相手の最大HPの18%の特殊ダメージを与える。
(Lv.Max/3)

【スキル比較】
3周年ヨシノ:18%
進化ヨシノ:17%
進化フルカス:16%
キュクロプス:13%

スキルは、いわゆる“相手のHPを参照する系の特殊ダメージ”で、同系統のキャラの中では、2020年2月時点でもぶっちぎりのトップ。間違いなく強いのだが、“盤面の駒の総数が5枚以下のときに発動”というのがクセモノ。

要するに、先攻/後攻ともに初手でしか使えないのだ。

相手が先攻でルキアを使われたらまず場に出せないし、罠や防御を使われた場合も困るのだが、後々に取っておくとスキルが腐ってお荷物になってしまう。

じゃあコンボはどうか。スキルが使えなくても、コンボが強ければ活路はあるのでは?

【コンボ比較】
闘化スーリヤ:16%(2枚返し)
闘化エンキ:16%※コスト30
進化メイファ:13%(1枚返し)
闘化ローラン:12%(2枚以上返し)
鈴里:12%
進化ラドラ:12%
キュクロプス:10%
3周年ヨシノ:9%

ご覧のように、コンボは同系統のS駒の中では最低クラス。結局のところ、何があってもとにかく場に出すしかないのだ。

このピーキーさから、神経をギリギリまで研ぎ澄ませて妖刀を制御しつつ、さらにその力を極限まで引き出し、瞬く間に悪を切り伏せる……というイメージが容易く連想できる。シチュエーション的にはメチャクチャ恰好いいなこれ。

では実際のところ、HP30000の相手に安全に使えた場合、どれくらいダメージに差が出るのだろうか?

【HP30000の相手に使った場合】
3周年ヨシノ:ATK1649+特殊5400=7049
進化ヨシノ:ATK1714+特殊5100=6814
(ATKはプラス50した前提)

ATKは3周年のほうが劣っていることもあり、その差はわずか235! きびしい発動条件には見合っていないような気もするが、1〜2のダメージが勝敗を決することもあるので、そのあたりの判断は難しい。

とはいえ、先攻さえ引ければ最強ということは、間違いのない事実。また、エクストラHPが採用された現環境では、相手のHPが30000越えの場合もザラのため、実際に使ってみるとかなり貢献してくれる印象だった。

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▲HPが多い後攻のアドバンテージを台なしにできる!

「初手で使えれば最強」という振り切ったチューニングは、特攻兵器めいたギリギリ感と儚さを味わえるので大好物ではある。

とはいえ、もしヨシノさんが5周年とかに出てくるのであれば、視野を広くし、より柔軟性をもって力をコントロールする術を学んでほしい、と思わなくもない。

覚悟完了、不退転の証!

ここまで読んで「3周年ヨシノって、つまるところ博打じゃない?」と思ったかもしれないが、僕はイエスでありノーだと考えている。

使えるか使えないかが天任せである点は確かにあるが、それだけで博打と決めつけてしまうのも早計に思えるのだ。

そもそも、人はどういったときに3周年ヨシノを使いたくなるのか。

それは対人戦で負けがこんだとき、藁にもすがる思いでリスクを負ってでも大ダメージを与えたいという、精神的にギリギリまで追い詰められた状態ではないだろうか。

3周年ヨシノは、たとえ先攻にイヴェットを置かれても使わなければならない。後々に腐ることを考えると、どんな状況であっても使わないという選択肢が存在しない。

つまり、3周年ヨシノをリーダーに据えるということは、腹が座っている状態、すなわち覚悟が完了しているということにほかならない。いかなる状況でも使わざるをえないというリスクは、ぜったいに逃げないという不退転の証であるとも思う。

こういった心持ちが、3周年ヨシノが醸し出す凜とした雰囲気とじつにリンクしていて、実際に使っている人を見かけると「こやつ……やりおる……!」と妙に高揚した気持ちに浸れる。

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▲負けが込んでいた深夜3時くらい、意を決して3周年ヨシノで潜った瞬間の対面。同じような考えに至った人がいたのかな、と妙にうれしくなった。

3周年ヨシノはその不確定要素から、アベレージをしっかり稼ごうと思ったらまず一線級には入らないだろう。しかし、不退転の覚悟で戦いに望む真剣性には、己に眠る力を引き出す効果がある気もする。

たとえば深夜あたりに負けがこんだとき、「もうどうなってもいい」という気持ちになったらぜひ3周年ヨシノを採用してみてほしい。

罠に利用されても先攻でルキアされても「しょうがない。自分は最善を尽くした」と妙に納得できるし、うまいこと発動できるとものすごくスカっとするぞ!

 
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▲深夜にアルコール入ったテンションだとこういうデッキを組みがち。

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逆転オセロニア

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG/テーブルゲーム
メーカーDeNA
公式サイトhttps://www.othellonia.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/Othellonia_info
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