『逆転オセロニア』いちこ(お泊まりスクープ)/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE215】
2024-07-13 19:00
2020-02-01 19:00 投稿
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逆転オセロニア
ドーモ、世界のザキヤマです。
実装時には「わー、すごい! どうやって使うか楽しみ!」と界隈を沸かせたものの、少し経ったら「あ〜、あったね、そういえば……」という評価を受けるスキルはいくつかあると思う。
それで個人的に真っ先に思い浮かぶのは混乱だ。持っているキャラがほぼ限定入手ということもあり、そもそも存在を知らない人も多そうなので一応説明すると、混乱は相手の駒を混乱状態にし、対象となったキャラは置く場所を指定できなくするというもの。
話だけを聞くと「強そう&おもしろそう!」と思うかもしれないが、実際に使ってみるとこれがなかなか難しい。
このブログでも何度か書いているが、2020年1月の環境は、ミアズマやフォースといったスキルの実装に伴い、ゲームスピードが2019年に比べて低下している。要するに戦いが長引きやすいということで、だからこそ緻密な立ち回りを妨害できる混乱が活きるのでは? と思った次第だ。
そこで今回は、混乱持ちのキャラを改めて評価&実戦的に使ってみる方法を模索してみた。一風変わった戦いかたをしたい好事家はぜひ参考にしていただきたい。
この原稿を書いている時点で、じつは混乱持ちのキャラクターは4体しかいない。ルシファーのミアズマや夜行の回避など、持っているキャラクターが非常に少ないスキルはたしかにあるけれど、実用性を考えると混乱の場合はちょっと違う事情な気がする。
それでは、実際に使ってみた所感も交えつつ、各キャラクターを登場順に紹介していこう。
記念すべき混乱の第一人者。自分の盤面に自分の魔駒が4枚以上ある際に、相手のキャラ駒をランダムで2ターンのあいだ3つ混乱状態にすることが可能だ。
実装時はスキルの発動条件がきびしかったものの、昨今ではブランジェッタなどを代表するお手軽召喚A駒が増えたこともあり、発動自体は現実的。
また、ほかの混乱持ちと異なり魔染めでないため構築の幅も広く、2ターンにわたって混乱状態にできる点も優秀だ。特殊ダメージコンボも終盤で腐りにくく、混乱持ちの中ではもっとも実用的と感じた。
角マスで発動する混乱持ち。永続のためパっと見は強そうなのだが、そもそも角を取れるケースが限られており、さらに対象がひとつのため、発動できても対策されやすく、S枠として考えると正直きびしい。彼女の満面の笑みとパパの瞳に浮かんだ涙にほっこり癒やされる点はすばらしいものの、効果的に使うのは難しいだろう。
2ターンのあいだランダムで相手の駒をふたつ混乱状態にするスキルを所持。ただし、発動条件の“3枚以上ひっくり返す”が思ったように発動できない。
身も蓋もない感想ながら「3枚返せるならほかのアタッカーで殴りたい」というのが正直なところだった。また、対象がふたつというのがやはり対策されやすく、脅威度としては低い。
2枚以上ひっくり返せるマスで使える、3駒を対象とした混乱持ち。発動条件がグノー、アルン、オキクルミと同タイプということもあり、サクっと使える点は高評価。
とはいえ混乱の強みは相手の選択肢が多い局面で進行をミスらせるところにあるので、中盤以降で使ったほうが機能する印象だった。
では、実際に使うならどういったデッキにすべきか? ということでいくつか組んで使ってみた。無論「ちゃんと実戦で強い」という点は重要。ポイントを犠牲にする覚悟でシーズンマッチにガッツリ潜ってきたので、信憑性は安心いただきたい。
混乱持ちをすべて編成した、ある意味贅沢な構成。リーダーをアルカードにしている点からデッキの中身を読まれにくい点もポイントだ。
しかしながらヴィルニーとドルシーがびっくりするくらい発動せず、そもそも長期戦向きの構築ではないため、実力を発揮する前にやられてしまうことがほとんど。フィニッシャーがいないのも論外。
基本的にまず勝てないし10連敗くらいした。たぶんお酒入ってるときに作った気がするので、そもそも僕が混乱していた可能性が高い。
さすがに混乱4枚は現実的ではなかったと猛省。こちらのデッキは活躍の場が限られるドルシーとヴィルニーをリストラしたうえで、「ダメマスと混乱を掛け合わせたらメチャクチャ相手の動きを封じられるのでは」という着想から構築した。
思いついたときは「オレって天才か!?」と浮かれていたのだが、うまく機能しないと惨めに敗北することが多数。
ハマったときは通信切断されるくらいの極悪さを発揮できるのだが、そんな機会は5回戦って1回あればいいレベル。
冷静に考えれば、ランダム性のあるダメマスにランダム性のある混乱を掛け合わせるという発想自体がとても危険なことだったと思う。
長期戦ができないと混乱を活かせるシーンに持っていけない。というわけで、殴りに対して圧倒的に強いルシファー&シエンティアのデバフデッキをベースに。
また、思ったほどの戦果を残せなかったフィオーナさんはリストラし、混乱持ちはオルロ・ソルシエのみに限定した。
結論から言えばこの判断が大当たり! 神アップ補正の日だったものの、ダイヤC〜Bくらいの勝率は8割を越えることに。代償デッキには瞬殺されたものの、それ以外にはかなり有利に立ち回れる印象だった。
それでは、混乱が具体的にどういったシーン役立ったかを紹介していこう。
これが混乱の実力だ! と声高に叫びたいところだが、「ベースがルシファーデッキだもん。そりゃ強いよね」という考えがポツリと浮かんだので、「混乱が入っていたから強かったのか」と言われるとやや疑問は残る。
しかし、このように混乱のおかげで勝てた試合があったことも事実なので、いまのところルシファー×混乱がもっとも相性がよいという結論に落ち着いた。
今回は混乱スキルを持つキャラ駒&編成デッキ案を紹介してきたが、最後に混乱について思っている諸々を吐き出したい。
混乱は何よりも相手の思考をマヒできる点がすばらしい。やられたら確実にビックリするし、使う駒も確実に制限される。
ただし、混乱を有効に使うためには、相手の打つ場所が多い必要がある。なので、そもそもこちらが終盤で有利な場合、混乱はダメ押しにしかならず、ほかのことをやったほうがいい局面も多い。
つまり、自分よりうまいプレイヤーと戦って盤面勝負になったときワンチャン勝てるかもしれない希望、というのが混乱の本質と感じた。
そして混乱そのものは強力ではあるが、手駒ロックと異なり相手の使う駒を制限する強制力はない。なので、運が悪いと(相手にとって運がいいと)、ふつうにベストなところに打たれてしまうし、スキルだってしっかり発動する。
ただ正直なところ、相手が混乱した駒を使った際、意図通りに打たれたのか、混乱によって意図しないマスに打たされたかどうかがわかりにくい。後から試合を見返すと把握できるのだが、プレイ感としては「混乱、効果あったのかな……」と達成感を感じにくいのは事実だ。
実用性的なところでは、発動条件と編成コストに見合った働きができているか微妙。4枚すべてを対象にする混乱スキルがあれば確実に強いが、それだとあまりに強制力が強すぎるといったところだろう。バランスってホントに難しい。
混乱の魅力は心理的な圧をかけられるところにもあるが、ネット対戦では相手の様子が伝わりにくい。通信切断とかけっこうされたので「まあ腹立つよね」という点はわかるのだが、それはそれで哀しみしか産まない。混乱を使って「ヒャッハー! してやったぜ!」とIQダダ下がりテンション爆上がりの状態で相手にしてもらえないとけっこう傷つくぞ!?
いずれにせよ混乱は、相手の反応を確認できる対戦でこそ輝くスキルとも言える。これまで使ったことがないという人も、友だちと対戦する機会がある際はぜひ試してみてほしい。間違いなく盛り上がりに貢献してくれるし、格上のプレイヤーにワンチャン勝てる可能性だってあるぞ!
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