『逆転オセロニア』グレイヴ編/世界のザキヤマが独断と偏見で選ぶ推し駒`s 【FILE09】

2019-12-14 19:00 投稿

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逆転オセロニア

“魔デッキ以外”で輝く異色の罠駒!

上部絵

ドーモ、世界のザキヤマです。

僕は、罠が好きだ。出したり出されたりした瞬間の緊張感がたまらない。読み合いに勝って致命的なダメージを返せるのも大好きだし、逆に読まれ切ってことごとくが不発に終わり、完膚なきまでに叩きのめされると愛すら感じる。

とはいえ罠駒というものは使われるものがだいたい決まっている。S駒だったらお手軽発動&コンボもめちゃくちゃ強いリイア、A駒だったら闘化アゲハやイヴェット、カミュあたりがよく出てくるので、上位プレイヤーから言わせれば「だいたい読める」ということらしい。

実際、“オセロニアンの戦”予選の壇上ではアレスデッキに対して罠を一度も発動させないという超絶プレイングも見られた。「罠は流行りに乗ったら終わり」という言葉があるが、まさにその通りだと実感する。

とはいえ、僕は言ってしまえば「楽しいことが第一」なエンジョイ勢なので、「いかに、わけがわからないヘンな罠を使うか」というところに妙なこだわりがあったりもする。

今回はそんな罠駒の中でも異質のキャラクター、グレイヴについて紹介していこう。

※キャラクターに対する設定上の考察は、あくまで個人的な感想であり、公式の情報ではありません

【グレイヴのここを推したい!】
・本作ではめずらしい“ガチ”なアンデッド
・発動条件も異質! 最強の特殊罠
・墓掘り神デッキという新体験

本作ではめずらしい“ガチ”なアンデッド

『オセロニア』には死んだ後らしき、いわゆる“アンデッド”なキャラクターが何体かいるが、そのほとんどはデフォルメされている印象が強い。竜あたりにガチめのタッチのキャラが多いことを考えると、対象的とも言えるだろう。

レイホウイヴェット

▲代表的なのはレイホウやイヴェットあたり。控えめに言ってかわいさ100億兆満点。

これが一般的な『オセロニア』のアンデッドということを認識したうえでグレイヴを見てみよう。

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▲体の所々が腐敗しているのも見て取れる。控えめに言ってグロい。

ちなみに、グレイヴの正式なキャラクター名は“墓荒らし・グレイヴ”なのだが、そもそも“grave(グレイヴ)”の意味が墓であることを考えると、“墓荒らし・墓”という直球過ぎるネーミングとなるわけで、ちょっとだけクスっとしてしまう。

そんなグレイヴだが、進化前の「おれは……戻る……アンデットじゃない……ふつうの体に……なんとしてもだ……!」という台詞から、なんらかの実験や事故でアンデッドにされてしまった不幸な人物ということが見て取れる。

また、進化後の「実験体が……死体が必要だ……そのためには……」という台詞に則り(「最後まで言えよ!」というツッコミはさておき)、見ての通り墓を掘り返している。要するに、これを蘇生させることができたら自分も元の体に戻れるという算段なのだろう。

たしかに体が腐ってしまったら大変だ。だいたいのお店からは悪臭から入店拒否をされるだろうから、ラーメンや牛丼も食べられない。どこかの山奥にでもひっそりこもるしかなくなってしまう。

とはいえ同情すべき点もあるので、「生きてる人をどうこうしたら可哀想だから墓掘ってるんだろうな」くらいにぼんやり思っていたのだが、手駒に来た際の「まだないな……作るか……」で「何を?」となり、CPUフィニッシュ時の「そんなに怖がるなよ……」を聞いた瞬間、「こいつ積極的に死体作ってるじゃん! アウト!」となったのでふつうに悪いヤツだと思う。

なんにせよ、墓を掘り起こして死体をどうこうした場合、日本だと刑法191条の“墳墓発掘死体損壊等”という立派な犯罪になるので、バッチリNGに変わりはないぞ!

発動条件も異質! 最強の特殊罠

上述のように本作の中では設定からして尖ったキャラであるグレイヴだが、スキルの発動条件も異質。

具体的には“盤面に自分の魔駒が1枚もない際に発動できる罠”なのだが、実装当初「いやちょっと待て、それはおかしい」と声に出したことはアリアリと覚えている。

当たり前ながら罠は魔駒であって、そもそも魔属性を軸としたデッキに入れることが多い。加えて、S枠の罠駒というものがデッキパワー的にハードルが高い。言ってしまえば「これ入れるならほかのヤツ入れるよな……」となってしまうわけだ。

とはいえそのキレッキレな発動条件のためか、じつは特殊罠としては最強のスペックを誇っていることは見逃せない。

【特殊罠:比較】
グレイヴ:180%(魔駒がない際)
進化 江:170%(2500以上特殊)
進化アデル:170%(3枚以上&特殊)
ジル・ドレ:140%(2000以上特殊)
イヴェット:145%
ピリキナータ:140%
進化ヘカテー:130%(2500以上特殊)
サマー・ピリキナータ:130%(1000以上特殊)

こう見ると、150%を越える特殊ダメージ罠は、発動条件がかなりきびしいものが多いことがわかる。高性能罠駒あるあるだが、攻撃を受けた時点で敗北が決まるか、そもそも発動させられずに負けてしまうこともめずらしくないだろう。

その点、グレイブはイヴェットと同じように特殊さえあれば確実に発動するうえ、最大1.8倍のコンボバフもついているため腐りにくい。体は腐ってるけど。

さらに発動条件の特性上、「なんでこのデッキから罠が出てくるの!?」という構築にせざるを得ないことから、相手の裏を掻くにはもってこいのスペックとなっているのだ。

墓掘り神デッキという新体験

以上のことから、「魔駒がないと発動しないなら、いっそのこそ神デッキに突っ込んでやろう」とヤケになったデッキがこちら。

デッキ

▲神デッキではまず見ない、不穏な仮面の男が正月蘭陵王の下に!(ATK調整が激アマなのはご容赦ください

調整

▲レベル62&フェアリー+1で楽しいA駒偽装もカンペキだ!

「神単じゃないと、ジークフリートもシンジもハルアキもエクレルも編成できないのか……」と愕然としていたのだが、結論から言うと「あれ? これ意外とイケる?」だった。

汎用性という点では通常の殴り神単のほうが間違いなく強いのだが、ゴリゴリの神殴りと対面した際は(グレイヴさえ置ければ)、有利を取れる局面が多かった。

また、リイアのコンボを敢えて受けることで大ダメージを返すという使いかたもでき、アレスデッキに対して機能した対戦もあった。

使われた相手からすれば「正月蘭陵王トップでATK1250の罠……せめてイヴェットあたりか……?」と、思いつつ特殊を使ったら、ぜんぜん見たことのないアンデッドがドヤ顔で出てきた挙げ句に致死量ダメージが返ってきて「なんじゃこりゃぁあ!!」となったことは想像に難くない。

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▲中盤以降は特殊がちょいちょい飛び出してくることもあり、おもしろいぐらいにダメージを返せた。イヴェットの145%と比べると180%は流石にデカい。

というわけで、環境でまず見ない(個人的にも使われた記憶がない)グレイヴ、いかがだったろうか。万人にオススメできるものではないけれど、うまくいけば自分より強い相手に勝てる可能性もあるため、伊達や酔狂が好きな人はぜひ試してみてほしい。

ちなみにA駒偽装でATKを1250にした場合は、「イヴェットダヨー」とつぶやき、「そんなに危険じゃないよ」的な雰囲気を醸し出しながら打つのがコツだ。

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逆転オセロニア

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルRPG/テーブルゲーム
メーカーDeNA
公式サイトhttps://www.othellonia.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/Othellonia_info
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