全高校対抗esports大会“STAGE:0”決勝大会『クラロワ』部門No.1は渋谷教育学園渋谷高等学校の“Intuition”に!

2019-08-17 11:26 投稿

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クラッシュ・ロワイヤル

決勝大会の戦いをひとつひとつリポート

2019年8月14日・15日の2日間、千葉・舞浜アンフィシアターにて全国高校対抗esports大会“STAGE:0(ステージ0)”の決勝大会が行われた。本稿では、14日に実施された『クラッシュ・ロワイヤル』(以下、『クラロワ』)の模様をリポートしていく。

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■試合ルール

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▲準々決勝、準決勝はこちらの1本先取ルールが適用された。

準々決勝

【第1試合:関西大倉高等学校“ノアズアーク”VS湘南学園高等学校“でめきん応援隊”】
・第1セット<1vs1>:湘南学園高等学校の勝利
・第2セット<2vs2>:関西大倉高等学校の勝利
・第3セット<1vs1>:関西大倉高等学校の勝利

最初の1vs1では、湘南学園のでめきん選手がエリクサーポンプでエリクサー有利を獲得しつつ、三銃士をセパレート。まさき選手の防衛の要とも言えるメガナイトが出ていないサイドを徹底的に攻め続けるというゆるぎない戦い方をくりかえすことで、キングタワーの破壊につなげていた。

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続く2vs2では、約1分間様子見した後戦闘開始。湘南学園がラムライダーを積極的に投入し、タワーの破壊を試みるが関西大倉はこの攻撃を丁寧に守り続ける。そして、時はきたと言わんばかりにロイヤルジャイアントを投入。このアタックでロケットのダメージ圏内までタワーを削り、1勝1敗へ。

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勝者が決まる第3セット。湘南学園のたくみ選手はペッカや地上ユニットを巧みに操り、隙を与えない攻撃を展開していたが、時間が進むにつれて、関西大倉のかずと選手が用意した巨大クロスボウの守りと攻めがハマっていき、ついにクロスボウの攻撃がタワーへ直撃。ダメ―ジを大きく稼いだかずと選手はローリングウッド&ロケットでタワーを削り、準決勝進出を決めていた。

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【第2試合:北海道旭川工業高等学校“むろキング”VS徳島県立徳島科学技術高等学校“スターズ”】
・第1セット<1vs1>:徳島県立徳島科学技術高等学校の勝利
・第2セット<2vs2>:徳島県立徳島科学技術高等学校の勝利

第1セット、旭川工業のミリム選手は、ゴブリンバレルを回す軽めのコスト編成で敵の隙を突く戦いを披露するが、徳島科学技術のおれすた選手がエリクサーポンプの組み立てに成功し、三銃士を理想の形で回せる展開に持っていく。この結果、セパレートされた三銃士とともに数多くのユニットがミリム選手の防衛を突破し、タワーを破壊していた。

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続く2セット目、徳島科学技術は巨大スケルトンでターゲットをとりつつ、スケルトンラッシュでのアタックを展開。この攻めに対し、防衛を行っていた旭川工業だったが、トルネードで巨大スケルトンをタワーへと寄せてしまう。結果、爆破ダメージも重なり、最初の攻防でタワーの破壊に成功。その後は焦る旭川工業の隙を突き、2本目のタワー破壊にも成功するのだった

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【第3試合:学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校“NoX”VS八戸工業高等専門学校“イカスミーズ”】
・第1セット<1vs1>:学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の勝利
・第2セット<2vs2>:学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の勝利

第1セット、八戸工業の【Alex】選手は巨大クロスボウで戦う為の準備を進めたかったが、それを指せなかったのがN高のなーくん選手。彼はバルーンを用いて、地上に対する防衛が多いクロスボウデッキの守りを瞬く間に突破し、タワーの破壊に成功。この1-0の有利を活かし、巨大クロスボウにのみ注意を払ったなーくん選手が1勝を得る。

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続く第2セット、ラヴァハウンド+ロイヤルジャイアントという変わったデッキでダメージを稼いでいた八戸工業だったが、N高の防衛からのカウンターでベビードラゴンのターゲットを変えきれず、スケルトンラッシュ+ポイズンのダメージが大きく重なってしまう。その後、何とか逆転のアタックを試みるも届かず、呪文ダメージでN高が準決勝進出を決めていた。

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【第4試合:愛知高等学校“pizza”VS渋谷教育学園渋谷高等学校“Intuition”】
・第1セット<1vs1>:渋谷教育学園渋谷高等学校
・第2セット<2vs2>:

準決勝最後の枠が決まる戦いの第1セット。渋谷教育のxShunTy選手はエリクサーポンプを用い、回転速度を上げた巨大クロスボウデッキを使用。このエリクサーポンプに対し、ポイズン&ディガーで対応していた愛知のJIN選手だったが、徐々に回転率を上げていったxShunTy選手の攻めがタワー破壊につながっていた。

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準決勝にリーチをかけた渋谷教育は、ラヴァハウンドを中心とした空中デッキを採用。この攻撃に対し、逆サイドをスケルトンラッシュで攻めようとした愛知だったが、キングタワー起動や、最低限のユニットで守り切られてしまい、カウンターで大ダメージを受けてしまう。このダメージ差を覆せず、押し切った渋谷教育が準決勝進出を果たした。

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準決勝

【第1試合:関西大倉高等学校“ノアズアーク”VS徳島県立徳島科学技術高等学校“スターズ”】
・第1セット<1vs1>:関西大倉高等学校の勝利
・第2セット<2vs2>:徳島県立徳島科学技術高等学校の勝利
・第3セット<1vs1>:関西大倉高等学校の勝利

第1セット、徳島科学技術のおれすた選手は三銃士のセパレートで攻め立てようと目論んでいたが、関西大倉のまさき選手は低コストを中心としたデッキで相手の行動に合わせ、回しながらの戦いを展開。この回転の速さに三銃士のコストは重すぎたのか、ディガー+ポイズンで着実にダメージを重ねたまさき選手が勝利をものにした

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続く2セット目、両チームともに巨大スケルトンとロイヤルジャイアントを用いており、どちらも一進一退の攻防を見せていたが、徳島科学技術のベビードラゴンが刺さり、大きなアドバンテージを得ると、最後のアタックを凌ぎつつポイズンでタワーを破壊した徳島科学技術がイーブンへと持ち込んだ。

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決勝を決める最後の1戦。巨大クロスボウデッキをよんだかのような徳島科学技術のクロサキ選手のスパーキーデッキが関西大倉のかずと選手の攻めをことごとく止め、圧倒的有利を得る。それでも最後まであきらめなかったかずと選手は一瞬の隙を突き、巨大クロスボウをタワーに届かせて破壊に成功。もっとも熱い1試合といっても過言ではない大逆転劇が展開されていた。

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【第2試合:学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校“NoX”VS渋谷教育学園渋谷高等学校“Intuition”】
・第1セット<1vs1>:渋谷教育学園渋谷高等学校の勝利
・第2セット<2vs2>:渋谷教育学園渋谷高等学校の勝利

第1セット、N高のなーくん選手はペッカを主軸に相手タワーにプレッシャーをかける。対する渋谷教育のxShunTy選手はスケルトンラッシュにユニットや呪文を織り交ぜ、時間はかかるが着実にダメージを稼いでいく作戦に。この戦いではxShunTy選手の作戦が刺さり、相手の攻撃を受け流しながら、正確無比なダメージリードで勝利を勝ち取った。

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続く第2セット。リーチがかかった渋谷教育となんとか第3セットに持ち込みたいN高は両者ともにスケルトンラッシュを主軸としたデッキを選択。この戦いで勝敗を左右したのはキングタワーの起動だった。これを実施したのは澁谷季教育でリベンジゴブリンをトルネードで吸い、キングタワーを起動。これにより、スケルトンラッシュに対する防衛が厚みを増し、逆にカウンターでフリーズを用いた攻めを展開。大ダメージを与え、決勝への切符をものにしていた。

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決勝

いよいよ高校No.1チームが決まる決勝戦の幕が切られた。なお、決勝戦のみ以下のような1セット2本先取ルールが採用されていたので、そちらの情報も掲載する。

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【対戦カード:関西大倉高等学校“ノアズアーク”VS渋谷教育学園渋谷高等学校“Intuition”】
・第1セット<1vs1>:2本連勝で渋谷教育学園渋谷高等学校の勝利
・第2セット<2vs2>:2本連勝で渋谷教育学園渋谷高等学校の勝利

■第1セット

1本目、関西大倉のまさき選手はペッカを用いた高火力デッキを用意。対する渋谷教育のxShunTy選手はスケルトンラッシュを軸に攻守どちらでも対応できるユニットや呪文を用意してのバトルに。この戦いではペッカの火力を活かすことができず、逆に守りからのカウンターでスケルトンラッシュを合わせられたxShunTy選手がジワリジワリとタワーを削ることで勝利を手にしていた。

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第1セット2本目は、まさき選手の枯渇デッキvs渋谷教育のxShunTy選手のエリクサーポンプ+巨大クロスボウデッキが激突。後がないまさき選手はゴブリンバレルを軸に積極的な攻撃を試みる。対するxShunTy選手はまさき選手のロケットをエリクサーポンプで釣り、巨大クロスボウが破壊されないように展開。この巨大クロスボウを止める手立てがまさき選手のデッキには無く、巨大クロスボウの怒涛の攻めがクリティカルヒットしていき、タワーを破壊。渋谷教育が第1セットを連勝で勝ち取っていた。

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■第2セット

1本目。ラヴァハウンドを軸に空中ユニットで攻め立てようとした渋谷教育に対し、陸受けが少ないと察知した関西大倉が陸ユニットの攻撃で両タワーに大ダメージを与えていく。流れは関西大倉に偏っていたかに思われたが、バトル終盤。ラヴァハウンドに空中ユニットを合わせ、怒涛の攻めを試みる渋谷教育のユニットをトルネード+ロケットで一掃しようと考えた関西大倉だったが、このロケットが空振ってしまう。これにより渋谷教育の大量ユニットが関西大倉のタワーに押し寄せ、奮戦空しくタワーを破壊していた。

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第2セット2本目。編成したユニットは別だが、互いにスケルトンラッシュでタワーにダメージを与える作戦に。ここでも先手を取った関西大倉よりもカウンターで着実にダメージを与えた渋谷教育が体力もあり、そこそこダメージも稼げるベビードラゴン2体をタワーにほぼ無傷でぶつけ、アドバンテージを獲得。この有利をそのまま生かし、呪文を主体とした攻めで削り切り、渋谷教育が2本目もものにする。この瞬間、渋谷教育が全国No.1高校の座に輝いたのだった!

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No.1となった渋谷教育の“Intuition”は、優勝に対し「これまで『クラロワ』に費やしてきた努力がすべて身を結んだ1位だと思うので、非常に清々しいです」とコメント。さらに「関東大会の2位という結果が勝利への貪欲さと負けたくないという強い気持ちを生み出すことに繋がったと思う」と決勝大会唯一敗北を知るチームだからこそ言える言葉を紡いでくれた。また、先鋒を務めたxShunTy選手に「必ず1勝してくれる」というチームメイトからの信頼の言葉も寄せられ、チームワークの良さを物語っていた。

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クラッシュ・ロワイヤル

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルリアルタイムストラテジー
メーカーSupercell
公式サイトhttps://clashroyale.com/ja
公式Twitterhttps://twitter.com/ClashRoyaleJP
配信日配信中
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