『サカつくRTW』配信1周年記念!開発陣に聞いた本作のこれまでとこれから

2019-04-26 21:00 投稿

この記事に関連するゲーム ゲーム詳細

プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド

今後の展望など盛りだくさんでお届け

セガゲームスより配信中の、サッカークラブ経営シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』(以下、『サカつくRTW』)が配信1周年を迎えた。

本記事では、この節目の機会にプロデューサーの宮崎伸周氏と開発の木村氏にインタビューを実施。これまでの振り返りや1周年記念アップデートについて、今後のアップデート予定や展望などを聞いた。

fb_820x360

祝・1周年!

 
01

▲『サカつくRTW』プロデューサー・宮崎伸周氏

――1周年おめでとうございます!

宮崎 ありがとうございます。

――というわけでまずは『サカつくRTW』のここまでを軽く振りかえって頂きたいと思います。以前のJリーグモード実装時のインタビューでも振り返りをお聞きしているので、ここではJリーグモード実装以降のお話をお聞きできればと思います。

宮崎 はい。まずJリーグモードは届けるべきお客様、Jリーグチームのサポーターにある程度リーチできたかなと思っています。ゲームとしては、既存のプレイヤーに対してどれだけサービスの質を上げられるかを中心に進めている感じですね。加えて、後発のプレイヤーが選手育成のペースなどを快適に行えるようにといった部分、中身の改修を重点的に行っています。2019年はサッカシーンに大きなイベントがないので、1年かけて土台を整備しつつ次に繋げていければと思っています。今回のアップデートもその一環ですね。

――確かにワールドカップもユーロもオリンピックもないとなると、お祭り感のある年ではないですね。後発プレイヤーへのサポートというのは、やはり選手獲得、育成をしやすくするということでしょうか。初期からのコアプレイヤーは、年数で言うと500年、600年、1000年に到達している人もいるくらいですよね。

宮崎 コアに遊んでいただいている皆さんには本当に感謝しています。そういう方々に後発のプレイヤーがポンっと追いつけるようなことにはならないですが、ワールドツアーや曜日マッチ、配布やリワードを増やすことで快適にプレイできるようにはなってきているのかなと思います。

――配信当初を思い返すと確かに隔世の感がありますね(笑)。銀ハゲやパリFCなど、いろいろとシビアだった記憶が……。

宮崎 その節は本当に申し訳ありませんでした……。いまはかなり改善されていますが、プレイが止まってしまう要素があったのは大きな反省点としてあります。今後はそういうことがないように気を付けます。

――同時にいわゆる限凸の実装など、育成深度も深くなってきていますよね。

宮崎 スキルやアビリティの追加など、育成の幅は広がってきていると思います。まだまだ足りないとは思っているのですが、遊びに変化は付けられるようになってきたかなと。

――新要素は嬉しい反面、プレイヤーとしては急激なインフレも懸念してしまいます。

宮崎 そこは、そうならないように意識しています。とくに「もうひとつ上のレア度が出るんじゃないか?」という部分はプレイヤーの皆さんが気にされていると思いますが、その予定はありません。方向性としては上に広げていくのではなく、横に広げていく、選択肢を増やしていく形ですね。これは今年のテーマのひとつでもあります。

――たとえば、戦術なども増えていく予定はない?

木村 戦術はいまのところ増やす予定はないですね。すくみの関係性もありますし。やはりバリエーションはフォーメーションコンボで表現していくことになると思います。

――新たな選手、監督、フォーメーションコンボを実装する際には、ある程度トレンドに影響があるように意識しているものですか?

木村 そうですね。実際は選手の育成や試用期間もあるので狙ったトレンドの結果が出るのは1ヵ月後くらいを想定していますが、こうしたら面白いかな、みんなが驚くかなといったことは考えています。

――狙ったけどハマらなかった「これ強いんだけどなあ」というフォーメーションコンボってありますか?

宮崎 ブルー・スピリッツやルード・ヴィッテンでしょうかね。今後は変わってくるかもしれないですが、フォーメーションコンボにはじつは裏テーマがありまして★3監督が“矛”、★4監督が“盾”というコンセプトで設定されているんです。SWCCでも★3監督で勝ち上がる方がいますよね? 組み合わせの妙と言うか、単に★が高いほうがいい、ということにならないように意識しています。その点ではかなり強力な“矛”になる想定でしたが、大きなトレンドにはなりませんでしたね(笑)。特にブルー・スピリッツはSWCCプラチナ優勝者が使っていたフォメなのですが……。

 Image-1 - 2019-04-26T143237.935Image-1 - 2019-04-26T143337.998

――なるほど。では、今回のアップデートについてもお聞きします。選手としての目玉は当然メッシということになるのでしょうが、それ以外ではUIの調整や機能改善がメインという印象です。

宮崎 そうですね“より遊びやすく”という今年のテーマに沿った改修を行っています。じつは“試合の結果を見る”も1.5倍速にしていたり、細かいところですがプレイフィールを向上させる目的のものがほとんどですね。

木村 “試合の結果を見る”は2Dの画面を1.5倍速にして、結果画面をひとつ削りましたね。スキル継承の部分も改修しました。これはプレイヤーアンケートで最もご意見が多かったところですね。

宮崎 Jリーグモードのようなわかりやすい目玉はないのですが、プレイヤーさんからのご意見を受けて改修を行ったアップデートになっています。恐らく半分以上は頂いたご意見を反映したものになっているのではないかと。

木村 今回は可能な限りギリギリまで調整と改修を入れ込んでいますね。

――メッシへの反応はいかがですか?

宮崎 これはかなり前から予想されていた方も多くて(笑)。「メッシか鬼茂か」と言われていましたね。

 
メッシ

――得意ポジション2つに新要素のキャプテンスキルと盛りだくさんです。

宮崎 どちらの要素も強力で、今後持たせる選手はかなり限られると思いますが、ファンが納得するふさわしい選手に持たせることになると思います。

――古くからの『サカつく』ファンとしては、河本鬼茂も期待したいですね。

宮崎 こちらもしかるべきタイミングで、ということになると思います。特に何もない時にシレっと出てくる選手ではないですよね(笑)。

観戦モードや新しいタイプのフォーメーションコンボが登場!

――先々のアップデートの予定もお話しできる範囲でお聞きしたいです。

宮崎 はい。まずすでに発表はされていますがSWCCに観戦モードが追加されます。

木村 試合を観るだけでなく、最初はプラチナのベスト16のチームを対象に優勝予想ができるようになります。“応援”という形で予想チームを決めて、見事そのチームが優勝したら応援したプレイヤー全員が3000GBを貰えます。

――さ、3000GBですか!?

宮崎 いまのところその予定です(笑)。皆さんに参加して頂きたいですしね。

 10_応援イベントトップ画面14_応援確認ダイアログ_a

▲応援したチームが優勝すれば、なんと3000GBが貰える!

――確かに予選で敗退してしまうと、それ以降は他人事になってしまうという面はありましたね。

木村 まさにそれをなくしたいという目的があります。最後まで皆さんで盛り上がって欲しいという思いからですね。

宮崎 決勝トーナメントに残るようなチームは、育成度合いの違いはあるかもしれませんが参考になると思いますし、ぜひ注目してもらいたいですね。

――誰でも参加できるんですよね? カテゴリの制限などなく。

宮崎 もちろんです。応援には全員参加できますのでぜひ。ただし、アリーナを開放していることが条件になりますのでそこまでは進めてください。

木村 1点注意して頂きたいのは、申し訳ないのですが応援(予想)できる時間が短いんですよね。トーナメントが組まれてから試合開始まで5時間くらいしかないので。

――そこはポップアップログで通知を出してください!(笑)

宮崎 そういった部分も運営していく中で対応していきたいですね。

11_トーナメント表_a18_トーナメント表_1回戦_a

▲結果を確認するまでトーナメント表に勝敗線が出ないなど、細かい配慮も。

――ほかにも新要素はありますか?

宮崎 イタリアの有名選手が登場しますね。また、そのタイミングで新しいタイプのフォーメーションコンボも実装される予定です。

『サカつくRTW』今後の展望

――『サカつくRTW』の今後の展望もお聞きかせください。まず、直近の課題としてはどんな要素が挙げられますか?

宮崎 やはり育成素材の需要と供給のバランスですね。プレイヤーさんが選手を獲得するタイミングは当然バラバラなのでなかなか難しいところでもあるのですが、唐突に素材が足りなくなるというタイミングがまだまだあるんですよね。ワールドツアーや交換所などで緩和の方向には向かっていると思うのですが、育成が止まってしまうことがあります。

――ワールドツアーの実装で選手の進化がしやすくなって、不足するタイミングが増えてきたのは実感しますね。加えて素材の種類も多いので、意識していないと在庫をある程度気にしているのって覚醒コーチくらいになってしまいがちですよね。

木村 そうなんです。で、気にしていないと突然コーンが足りなくなったりするんですよね(笑)。全体としては、やはり緑のOFF系素材が足りないのですが、ワールドツアーやレジェンドマッチ、曜日マッチなどでなるべく供給するようにはしています。

宮崎 供給過多になってしまってもそれはそれで良くないですし、バランスを見ながらにはなりますね。プレイサイクルの中で適切に入手して貯めていけるように考えています。

――では中期的な展望はどうでしょう?

宮崎 いま構想として考えているのは、もう少し試合の結果の詳細を伝えられるようにしたいという部分ですね。

木村 現状だと「どうして負けたのかかがわからない」というのがプレイヤーの皆さんからの見え方だと思います。

――確かに総合力の数値くらいしかわかりやすい判断基準がないですね。

木村 実際はそれだけで結果が決まるわけではないのですが、どこが良くなかったのかがわからないと対策もできないですよね。表現方法も含めていろいろ模索している段階です。

宮崎 意図した選手起用がハマったのか、こういう意図でこの選手をスタメンにしよう、といったところはサッカーの醍醐味のひとつですからね。ただ、試合周りをイジるのは大きなことなので、慎重に進めています。

――ただ、こういった部分はとくに初心者プレイヤーには難しい部分でもありますよね。

木村 もう少し丁寧に導線を引いて、ゲーム内でしっかり説明する必要はあると思っています。

宮崎 ゲームとしては慣れていないと少し難しい部分がありますからね。そこはしっかり親切にしていきたいですね。

――では最後に、今後の長期的な目標などをお聞かせください。

宮崎 令和のテーマは、先ほども言いましたが“より遊びやすく”ですね。また、それとは別にやはりプレイヤーの個性やこだわりをもっと出せるようにしていきたいという点もあります。好きな選手や戦術、フォーメーション、そういったこだわりがある人もサッカー好きには多いと思います。もちろんバランスが成り立っている上での話ですが、うまく表現できるようにしていきたいですね。

――新しいモードなどは?

木村 計画はありますが、少し先になりますね。イベントなどはもちろん開催しますが、基本的にはプレイヤーさんの声を拾って改修を加えていくのが前期はメインになると思います。

宮崎 しばらくは堅実に足場を固めつつ、2周年に向けて頑張っていきますのでよろしくお願いします。

プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルシミュレーション/スポーツ
メーカーセガ
公式サイトhttp://www.sakatsuku.com/rtw/
公式Twitterhttps://twitter.com/sakatsuku_com
配信日配信中
コピーライト

この記事のタグ

Amazon人気商品ランキング 一覧を見る

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧