『Ingress』実績メダル実装後初!!総勢184人が参加した新人育成イベント “ファーストサタディ”in 八王子リポート

2018-12-06 18:11 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

実績メダル実装で活気づくユーザー交流

ナイアンティックが開発運営する位置情報ゲーム『Ingress』が『Ingress Prime』へと生まれ変わって1ヵ月。アニメ版の放送も始まり、エージェント(以下、AG)の増加とさらなる活性化が期待される中、新規AGの育成と交流を目的としたイベント、ファーストサタディ(以下、FS)が12月1日に東京や大阪、福井で開催された。

FSに参加することで得られる実績メダルの実装後初となるこのイベントが、どんなものなのか。

八王子子安市民センターを中心に行われたFSの様子を深津庵がお届けする。

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全AG総移動距離727キロ!! 新規AGさんと楽しくイン活

毎月第1土曜日に開催されることからFSと呼ばれているこのイベントは、エージェント主導で行われる地域密着型の新人育成を目的としたもの。

筆者が参加した八王子FSは駅の南口から約10分の距離にある八王子市子安市民センターを起点に、新規AGに『Ingress』の魅力を伝えつつ、市内最古の公園であり市の中心に位置する富士森公園を目指すという内容だ。

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▲受付を済ませたら主催者の指示に従ってグループを編成。どんな方法で新規AGをサポートするのか説明を受けた後、各グループが市内各地へと移動を開始した。

FSとは新規AGの育成がメインだが、同日各国で開催されている地域ごとのスコアを競う要素も含まれている。

そのポイントは大きく分けて3つ、参加者が稼いだAP(経験値)上がったレベル歩いた距離の総数だ。

先輩AGたちは新規AGに本作の醍醐味であり多くのAPを稼げる陣取りの仕組みや効果的な立ち回りを教えつつ、いっしょに開催地を探索しようというわけなのである。

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▲筆者が同行したグループには20代の新規AGが参加。先輩AGのサポートを受けながらコントロールフィールドの構築方法を学んでいた。

3つのポイントを計測する時間帯は定められており、今回参加した八王子FSでは10時30分から12時30分までが計測時間に設定。最終目的地である富士森公園までのルートは各グループに一任されていたようだ。

同行したグループはポータルが多い八王子駅前に向かい、交番が目と鼻の先というポジションでしばらくプレイ。ジッと見守るおまわりさんに一同は、「レアなポケモンに集まるトレーナーだと思っているんだろうね」という話題で盛り上がった。

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▲おまわりさんに見守られる中で新規AGはレベルアップ。「おめでとう!」と声をかける光景は、まさにレアなポケモンを捕まえた瞬間に映ったことだろう。田舎者な筆者にとって珍しかったのがすぐそばにあった地下タワー式の駐輪場。なんとICカードを使って自分の自転車の入出を行うハイテクマシン。みんな知ってた!?

12月とは思えないほどポカポカ陽気だった当日はまさにFS日和。浅間神社の周辺を元気に走り回る子どもたちが「ポケモンかなぁ?」と小声で、親御さんが「聞いてごらん」と背中を押す光景がみられた。

声をかけてくれればお答えしたかったのだけど、ヒゲのおじさんが相手では不安だったのか元気よく駆け抜けていったのがこの日のハイライト。

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▲富士森公園では春になると花見、夏には花火大会で盛り上がるほか、園内の浅間神社ではだんご祭りが開催。参詣客を対象に厄除け団子を販売したり、大釜に湯を立てる湯立てといった神事が行われるという。

なお、イベント終了後に公開された情報によると八王子FSに参加したエージェントはレジスタンス89名、エンライテンド95名の計184名だったようだ。

また、稼いだAP(経験値)の総数は17,775,764で、上がった全員のレベルを合わせると28アップ、みんな合わせて734キロも歩いたという。

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▲開催地によってさまざまなチャレンジが用意されるのもFSの魅力。富士森公園に集まったAGの成果を発表しつつ、上位AGには『Ingress』関連のグッズが配られた。

文章にまとめると小難しく感じる『Ingress』だが、直接面と向かって説明すればびっくりするほどわかりやすい

陣営間で本気の陣取りを行うもよし。観光ガイドにも役立つミッションを楽しみながら各地を探索するのもオススメ。いろいろな遊びかたがあるのが『Ingress』の魅力であり、FSの重要性を再確認することができた。

1度はダウンロードしたが理解できず諦めてしまった人。ハードルが高そうだと感じている人も、ぜひ、今後加速化するであろうFS情報をチェック&参加してもらいたい!!

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八王子FSへの想いと今後への期待を主催者が語る

専用の実績メダルが設定されてから初の実施となった八王子FSは、開催することをアナウンスした当初、地元で活動するAGでかつレベル15以下と参加ルールを定めていた。

しかし、その後ナイアンティックからレギュレーションに関する定義が示され、地域やレベルを問わず参加可能とするなど対応に追われることとなる。

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▲少人数を予定していた八王子FSだが最終的には184人ものAGが参加するまでに拡大。急遽変更を余儀なくされた主催者たちだが最後まで見事に取りまとめてくれた。

今回の八王子FSを中心に立って動かしたのはOptyMaxさん、tomumaruさん、Larimarさんの3人。11月15日にOptyMaxさんが呼びかけたことから始まった。

そこに西東京エリアで2014年当時からFSに関わってきたtomumaruさん、さらにLarimarさんが加わり、地域内の交流を深めたいというテーマからこのFSが動き出す。

“誰でも気軽に開催できる地元密着の小規模なイベント”

そのモデルケースとして全国に広がればと考えていたのだが、実績メダルの登場に伴い対象地域外からも多くのAGから参加したいという声があがる。

その後、ナイアンティックがメダル要件として、“参加するための制限を設けてはいけない”というレギュレーションを提示。

公式登録を済ませてしまっていた八王子メンバーは、受付会場でもあった子安市民センターおよび交流場所である富士森公園を変更できないまま地域および人数制限を解除。当初と変わらず少数のスタッフで対応することになったという。

やはり、大きな問題になってしまったのはFSに関する実績メダルの実装だ。

SNS上では地域限定にしたことへの不満が少なからずあり、筆者自身も地域限定というアナウンスを受けて当初は取材を断念した。

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今後、間違いなくFS(毎月第1土曜日)は活性化していく。

地域によっていろいろな仕掛けが生まれるだろうが、参加を希望する先輩AGたちはぜひ、主催者の想い(ルール)に従い、新規AGの育成と主催者のサポートを積極的に行ってほしい!!

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▲新人育成を目的としているのは共通だが、開催地によってさまざまなチャレンジが発生する。レギュレーションに従えば誰でもFSを開催することができるので興味があるひとは検討してみるといい。

そうだ高尾山に行こう!! 天狗の巡るミッションに挑戦

八王子FSが終了から約1時間後、筆者は高尾山口駅に降り立つ。

せっかく訪れた八王子、何かAGらしいことをして帰りたいという想いから、高尾山を舞台に楽しめる全6種あるミッション“天狗の仕業”に挑戦することを決めていたのだ。

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全6種のうちふたつは高尾駅から高尾山口駅までを歩くもの。残る4つが高尾山口駅から頂上の手前、高尾山薬王院有喜寺を目指すルート。

リフトやケーブルカーを使うこともできるので、登山の経験があまりない人でも身支度さえ整えておけば安心だ。

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▲高尾山口駅からリフトやケーブルカーの乗り口まではあっという間。その手前にあった“むちゃちゃび君”というポータルがめっちゃかわいい。高尾山のほぼ全域にムササビが生息しているようなので、季節によっては目撃するチャンスもありそうだ。

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▲天狗が住む山ともいわれる高尾山にはそれにまつわるはなしも多い。とくに高尾山薬王院有喜寺周辺の天狗たちは圧巻。除災開運や災厄消除、招福万来など衆生救済の利益を施す力を持っているとされるありがたい存在なのだ。

ちなみに、FSを含めて約20キロも歩いたのだが筋肉痛にもならず、俺ってまだまだイケるじゃんと有頂天。ご機嫌なのだがひとつ気になっていることがある。

それは、コルセットを持参するほどギックリ腰がひどい状態でFSと高尾山に挑んだのだが、八王子駅についた途端、難なく歩けるほどに回復したことだ。

これってもしかしてパワースポットである高尾山を訪れた効果!?

ま・さ・に、天狗の仕業!!(いやマジで)

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▲6番目のミッションから先、頂上までは『Ingress』抜きのマジ登山。どんどん日が暮れていく光景に少々焦ってしまったが、高尾山周辺が郊外の明かりに照らされていく流れは最高の思い出だ。

誰もが知る高尾山なので深掘りはしないが、何度訪れてもこの山は見どころが満載。ミッションに指定されているポータルを巡れば、まだまだ新たな発見を楽しめるだろう。

次回、訪れるときはたった1個なのに所要時間が2時間半、山頂を目指す“高尾山Portaling登山”というミッションに挑戦したい!!

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P.N.深津庵(撮影協力:あしたづひむ)
※深津庵のTwitterはこちら

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対応機種iOS/Android
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
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