【新作】有害物質に汚染された地球に生きる人々を描くポストアポカリプスFPS 『Z.O.N.A Shadow of Lemansk』

凍てつく大地に残された安息の地を探し出せ

西暦2014年、地上は有害物質に汚染され人類が住めるエリアは激減。文明の大半が死に絶えた世界、ポストアポカリプスを迎えてしまう。

その後、温度が急激に低下した地上から地下に逃げこんだ人類は、数を減らしながらの生き長らえてきたのだが2034年のある日新たな危機に直面。打開策を求めてクリーチャーたちが徘徊する危険な大地へと身を投じていく。

本記事で紹介する『Z.O.N.A Shadow of Lemansk』は、黙示録の世界をテーマにした1人称視点のシューティングゲーム『Z.O.N.A』シリーズであり、ARM64ビットに互換デバイスでプレイできる最新作だ。

有害物質の危険と隣り合わせのスリリングなFPS

ポストアポカリプス以前の世界を知らず地下で育った主人公のセリガは、20年以上も続くこの過酷な生活で生じていた食料問題と、それが原因で発生する人々の争いを食い止めるため古い地下鉄のトンネルを使って新たな避難所を探す旅に出る。

本作は画面左のバーチャルパッドと右の視点移動を基本に、3種類の銃火器を自由に切り換え敵対するものたちを倒していくFPS（1人称シューティング）だ。

最初のステージは荷台に乗った状態で進むベルトスクロール型だが、それ以降は自分の足で自由にフィールドワークを楽しむことができる。

襲ってくるものを撃ちまくるだけの簡単な戦いのように見えるが、ここは有害物質に汚染された劣悪な世界。危険を伝えるアラーム音を感知したら防毒マスクを装着して身を守らなければならない。

画面上部のレーダーは左に有害物質を含む外的被害、右に物理耐久値が表示。ダメージを受ければそれらが低下していき、いずれかがゼロになれば力尽きてしまう。

鳴り響くアラーム音や徐々に薄れていく視界、荒々しくなる呼吸音など、汚染された世界に立たされていると感じさせる演出がとてもいいぞ!!

無理は禁物!!　任務遂行を最優先にした探索

本作は序盤のベルトスクロールステージであれば“ゴールまで生き残る”といった具合に、何かしらクリアー目標が与えられている。

徘徊するクリーチャーを片っ端から倒したくなるが弾数にも限りがあるので無駄撃ちは禁物。身を潜め弾を温存しながら荒廃した世界を探索することが重要だ。

特定の人物を探し出して情報を集めたり、電子ロックされた扉に通電させたりと目的のバリエーションは豊富。

また、極寒の地上ではみるみるうちに体温が低下。それを回復させるためのたき火を探すといった要素も発生する。

毎ステージの広さには限りがあり、オープンワールドといえば大げさだがフィールドワークを楽しむには十分。戦う以外の目的を持ってプレイできる点はロールプレイングゲームに近いワクワクがあってとてもいい。

大小さまざまなクリーチャーはもちろん、ときには別の避難所を拠点にしている人々との銃撃戦に巻き込まれることもある。

全編英語なので具体的な物語は把握しにくいが、地下生活を送っているあいだに地上で新たな言語が生まれたのだと前向きに考えて、この過酷な世界で生きていく術を手に入れてもらいたい!!

P.N.深津庵
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Z.O.N.A Shadow of Lemansk

対応機種	iOS／Android
価格	iOS：120円［税込］ Android：180円［税込］

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ジャンル	アクションアドベンチャー
メーカー	AGaming+
配信日	配信中
コピーライト	© AGaming+ 2014 - 2018