前半4話までを先行上映!!アニメ『INGRESS THE ANIMATION』舞台挨拶リポート

2018-10-16 16:01 投稿

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Ingress Prime(イングレス プライム)

『INGRESS THE ANIMATION』の魅力を先行体験

2018年10月13日、東京・六本木ヒルズのTOHOシネマズで『INGRESS THE ANIMATION』(10月17日から放映開始)の先行上映会&音声AR体験型ゲームイベントが開催された。

本記事では試写後に行われた翠川誠役の中島ヨシキさん、サラ・コッポラ役の上田麗奈さん、ジャック・ノーマン役の嘉山茂雄さん、ADA役の緒方恵美さんらキャスト陣のほか、本作の櫻木優平監督、そして原作であるナイアンティックの位置情報ゲーム『Ingress』や『ポケモンGO』を手掛けるCEOのジョン・ハンケ氏が登壇した舞台挨拶の様子をお届けする。

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まさに世界規模!! 出演陣らが明かす舞台裏

今回先行試写会に応募した参加者の大半が『Ingress』プレイヤーであり、レジスタンス(青)とエンライテンド(緑)ふたつの陣営に分かれて戦う、いわゆるエージェントである。

この日の座席もそれにちなんでステージに向かって右手がレジスタンス、左手がエンライテンドという本作らしい配置だったことが特徴的だ。

『INGRESS THE ANIMATION』の主人公である翠川誠は、物体に触れることでそこに宿る記憶を読み取る能力を持った“サイコメトラー”。その力を制御できない彼は能力を隠して警察の特殊捜査官として働いていたのだが、未知の物質エキゾチックマターを研究する巨大企業ヒューロンの研究所で起きた爆発事故現場で、唯一の生存者サラの指輪に接触。赤い光に包まれ人々が消失する惨劇を読み取った誠は、サラを追う元傭兵のエージェントであり一瞬先の未来を予測する“フラッシュフォワード”の能力を持つジャック・ノーマンと出会い、エキゾチックマターを巡る巨大な陰謀に巻き込まれていくのだ。

何気ない日常の裏で発生する未知のエネルギーが人々にどんな影響を与えるのか。

ゲーム本来のテーマをアニメではどのように描いていくのかが注目される。

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▲左から中島ヨシキさん、上田麗奈さん、喜山茂雄さん、緒方恵美さん、櫻木優平監督、ジョン・ハンケ氏。

舞台挨拶の冒頭、ニッポン放送のアナウンサーであり今回MCを務めた吉田尚記さんが来場者に投げかけた試写の感想に対して会場からは大きな拍手が鳴り、櫻木監督はそのリアクションを受けて“やっとできた”と実感できたことを明かした。

緊張気味の櫻木監督に緒方さんは登場キャラクターのひとり、劉天華(声:鳥海浩輔)と容姿が似ていることを問いかけ、会場から笑いが起こるのと同時に監督の緊張もとけ、いっきに会場がなごやかなムードになる。

キャスト陣はもちろん来場者も似ていると感じた劉天華についてはぜひ本編、もしくは公式サイトでチェックしてほしい。

今回、世界中に多くのプレイヤーが存在する『Ingress』を日本でアニメ化するきっかけについてハンケ氏は、自身が愛する作品のひとつ『AKIRA』と同じ世界に参加できること、自由度の高い映像表現が可能である点を挙げた。

また、人工知能でありゲームにも音声で登場するADA役の緒方さんは、多くの楽曲を手掛けるバンド“milktub”のリーダーでありエージェントでもあるbambooさんに誘われて『Ingress』を開始。当時は英語音声だったADAに日本語を与えようとなったとき、それにふさわしい声優はいないかという流れから抜擢されたのだと明かしてくれた。(ちなみにこの日、緒方さんが付けていたアクセサリーは『Ingress』のロゴをあしらったもので、bambooさんがプレゼントしたものだと思われるとてもかっこいいアイテムだ)

続いて誠役の中島さんは本作のキャラクターがCGで描かれていることに触れ、作画崩壊がなく圧倒的な映像表現であること。壮大な事件に巻きこまれていく中でどこか頼りなく人を遠ざけてきた誠が成長していく姿に注目してほしいと語った。

そして、サラとの出会いをきっかけに成長していく誠の姿は“外に出てみよう”と背中を押す『Ingress』のテーマに合っていると上田さん。そんな上田さん演じるサラを追うジャック役の嘉山さんは強靭なキャラクター性から映画『ターミネーター』に登場するT-1000と呼ばれていたことを明かし会場は笑いに包まれた。

なお、今作はゲーム同様世界各国が舞台であり多くの国が劇中にも登場。実際にロケハンを行うのはたいへんな作業だが、そこは全世界にエージェントが存在する『Ingress』。現場のエージェントに呼びかけ、さまざまな景色を撮影してもらい、いくつかのシーンではそのレイアウトがそのまま採用されていることを櫻木監督が明かしてくれた。

舞台挨拶の最後には、ゲーム中にはADAと対になるJarvisという存在があることに触れ、このJarvisにも音声が追加されること、そしてそれが次のバージョンアップ(予定)で反映されることが緒方さんから告げられ会場から歓声があがった。

アニメ初回放送の10月17日にはバーチャルYouTuberであるキヅナアイの“A.I.Channel”にADAが出演。ふたりの人工知能がどんなコラボをするのか、間もなく放送される本編(Netflixでは10月18日から一挙配信)はもちろん、現行モデルの『Ingress』や次世代モデルとしてまもなくリリースされる『Ingress Prime』にも注目したい!!

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P.N.深津庵(撮影協力:あしたづひむ)
※深津庵のTwitterはこちら

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対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルその他
メーカーナイアンティック
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